純粋な「日本猫」は絶滅寸前?実は珍しい日本猫の特徴とは

By bzp00343
純粋な「日本猫」は絶滅寸前?実は珍しい日本猫の特徴とは
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日本猫、というとちょっと猫に詳しい人は、

「あぁ、ジャパニーズボブテイルのことでしょ?」

と思うかも知れません。しかしジャパニーズボブテイルは日本猫を基にしてアメリカで改良した猫種です。

ジャパニーズボブテイルはいわば、「日系アメリカ猫」です。実は純粋な「日本猫」は絶滅寸前だと言われています。

もともと日本猫とは1000年以上前に大陸から日本にやってきた猫たちの子孫。長い年月をかけて日本の風土に適した、固有の性質や形質を持つようになりました。

それを「日本猫」と位置づけましたが、1950年代以降海外からシャムネ猫やペルシャ猫などの洋猫が日本に多く入ってきて、洋猫と日本猫のミックスが大量に増加しました。

今回は、古き良き「日本猫」の持つ特徴についてご紹介します。

 

■日本猫の体の特徴


日本猫の特徴といえば、短い尻尾、と思いがちですが、実はボンボンのような短い尻尾から中くらいの長さ、長い尻尾まで、多彩な尻尾を持つのが日本猫です。

もともと江戸時代に突然変異によって短い尻尾の猫が出現。その頃から猫の長い尻尾よりも、短い尻尾が好まれたそうです。

顔は丸みがあり、頭が大きめ。目は丸く、目尻が少し上がっているのが特徴です。被毛は短い毛が密集していてシルクのように滑らか。色や毛柄はバリエーションが豊富です。

体の大きさは平均的な中型サイズ。四肢は太くてしっかりしていて短めです。丸みのある足先は猫共通ですよね。

日本猫の被毛の色と柄は基本的には「白」「黒」「茶」「キジ」の4色。この4色を組み合わせることで、三毛猫やブチ猫、トラ猫といった様々な被毛のパターンが生まれます。

 

■日本人の体型と似ている?


日本猫の特徴を一言で現したら「ずんぐりむっくり」という言葉がぴったり。日本猫のこの特徴はなんとなく日本人の体型にもよく当てはまりますよね。

実はこの特徴は人間を含めた島国の動物に全て共通するといいます。一般的に大陸で発生した動物は体が大きめ。半島や島国で発生した動物は、体型は小型でずんぐりむっくり体型なのだとか。

だから日本人と日本猫の体型が似ているのは納得ができますよね。体型だけでなく、日本猫は日本人同様鼻も低く、横から見るとやや鼻ぺちゃで鼻筋に柔らかなカーブを描いているのが特徴です。


いかがですか。あなたが今まで、「この子は純粋な日本の猫」と思っていた愛猫は、実は洋猫とのミックスかも知れません。

我が家のカイトもそうですが、猫の中で「キジトラ柄」の猫が一番猫の祖先である山猫に近い毛柄だといいます。

猫は犬と違って品種改良はそれほど行われなかったために、昔からの体質や好き嫌いの遺伝があるのだとか。猫は昔から性格も違っていないようですね。
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