猫の食器 選び方ガイド【獣医師監修】


猫の骨格や身体構造や本能・生理的な行動をベースに、身体に負担をかけずにお食事を楽しめる「猫工学デザイン」食器。ごはんを食器からこぼしやすい、お皿の端にごはんが残りがち、吐き戻しが心配。高齢猫に優しい食器を選びたい。そんな猫たちのための工夫を重ね、「最も選ばれる食器 第1位※」に。猫の体重や体高に合わせて高さを選べるだけでなく、長毛でも毛が付きにくくヒゲ疲れしにくい「浅広口」や鼻ぺちゃ猫がより食べやすい「斜め」タイプなど、猫工学に基づき、様々な猫の悩みに応える豊富なラインアップをご用意しています。


猫のサイズさや年齢をもとに食器を選ぶ」という方法は、最もオーソドックスな食器の選び方と言えます。以下の表を見ながら、猫ちゃんに最適な食器を探しましょう。

「目的や用途で食器を選ぶ」という方法も、食器の絞り込みには有効です。猫壱の食器は、フード用と水飲み用にわかれています。以下の表を見ながら、用途に合った食器を探しましょう。

Q:猫がお皿に手を入れて食べようとするのはなぜですか? A:猫は狩った獲物を食べる際、獲物を手で押さえて、肉を犬歯でそぎ落しながら食べることがあります。地面に近くて手が入れやすい、または猫にとって食べにくい食器の場合などに、食器に手を入れてごはんをおさえながら食べてしまう行動に繋がる場合があるので、猫の体高・体型に合わせた食べやすい食器を選ぶことがオススメです。
Q:猫が食べているうちに、お皿が動いてズレてしまったり、お皿をひっくり返してしまったりするのはなぜですか? A:少量ずつすくって飲み込む、もしくは押しながら舐めとるのが、猫本来の自然な食べ方のため、食器のデザインや形状、重量によってはズレて動いてしまうことがあります。「かえし」が付いていて食べやすい食器や、滑りにくくて安定している食器を選ぶことがオススメです。
Q:猫が食べにくそう、飲み込みにくそうなのはなぜですか? A:猫は狩った獲物を食べる際、腹ばいになって食べる食性があります。地面に近く低い食器を使いながら立ったままで食べようとすることで、食道や腹部が圧迫されることにより、嚥下(えんげ = 飲み込むこと)がしにくくなったり、必要以上の空気を一緒に飲んでしまうことでお腹が膨れて不快感に繋がることがあります。首からお腹にかけてなだらかな姿勢で食べることが出来る、猫の体高・体型に合わせた食器を選ぶことにより、身体に負担をかけずに、食を楽しむことが出来ます。
Q:猫がごはんをこぼしてしまうのはなぜですか? A:急いで早食いをしてしまう子や、高齢猫で食べ物をすくったり舐めとる力が弱くなっている場合、子猫で上手に食べられない場合などに、ごはんをこぼしやすくなることがあります。その子にとっての「食べやすい高さ」、こぼれにくい「かえし」形状、「フードが中央に集まる設計」の食べやすい食器を選ぶことがオススメです。
Q:猫がごはんを食べながら周りを見るのはなぜですか? A:狩りをしている時の習性で、周りを警戒しながら食べることがあります。また、多頭飼いで自分のごはんを取られそう、性格が繊細な場合なども、いつでも顔をあげて周りを見渡せるようにしながら食事をすることがあり、落ち着かないと食事を途中でやめてしまうこともあります。顔をうずめずに食事が出来る斜めタイプの食器や、浅皿で直径の広い浅広口タイプの食器を選ぶことで、安心してお食事を楽しみやすくなります。
Q:猫が食事を途中でやめてしまうのはなぜですか? A:ひげは猫の感覚をつかさどっています。お食事の際にお皿にひげが当たらないように筋肉を使うことで「ひげ疲れ」と呼ばれる状態になり、食事がお皿に残っているのに途中で食べるのをやめてしまうことがあります。猫壱のフードボウルは全てひげの当たりにくい広さになっていますが、特に神経の細やかな猫ちゃんには浅皿で直径の広い浅広口タイプの食器がオススメです。
Q:食事をすると口の周りが汚れやすい猫にオススメの食器はありますか? A:鼻ぺちゃの猫ちゃんや早食いの猫ちゃんは顔に食事がつきやすい傾向があり、においや皮膚トラブルの原因になることがあります。顔をうずめずに食事が出来る斜めタイプの食器や浅皿で直径の広い浅広口タイプの食器を選ぶことで、食べやすく、お顔も汚れにくくなります。また、食後に拭いてあげることでより衛生的に過ごすことができます。
Q:猫がお水をあまり飲まないのはなぜですか? A:水の少ない砂漠地帯が発祥の猫は、あまりお水を飲まなくても生きていけるような習性がありますが、下部尿路疾患などの要因の一つになりがちです。体重3~4kgの成猫の場合、新鮮なお水を1日に約150~200ml飲むことが推奨されています。猫壱の食器は磁器製なので、お水に食器のにおいがつきにくく、まろやかで美味しいお水を楽しむことができます。また、お湯やスープなどの温かい飲み物が冷めにくく、特に飲水量が少なくなりやすい冬場でも安心です。