犬の食器 選び方ガイド【獣医師監修】

猫用の脚付フードボウルで人気のある猫壱のハッピーダイニングシリーズで、犬用脚付フードボウルもご用意。脚付で高さがある食器なので、首を曲げずに背すじが伸びた自然な姿勢でお食事をいただくことができます。足が細く、小柄で関節に負担のかかりやすい小型犬にぴったりのサイズのフードボウルとウォーターボウル。ウェットフードや手作りフードを、ドライフードと一緒に与えたい場合にも安心の深皿仕上げです。
「犬のサイズや年齢をもとに食器を選ぶ」という方法は、最もオーソドックスな食器の選び方と言えます。以下の表を見ながら、わんちゃんに最適な食器を探しましょう。
「目的や用途で食器を選ぶ」という方法も、食器の絞り込みには有効です。猫壱の食器は、フード用と水飲み用にわかれています。以下の表を見ながら、用途に合った食器を探しましょう。

Q:犬がお皿に手を入れて食べようとするのはなぜですか?

A:犬は狩った獲物を食べる際、獲物を手でおさえて、肉を犬歯でそぎ落しながら食べることがあります。また、他の犬や動物に取られないように手を入れる子もいます。地面に近くて手が入れやすい、または犬にとって食べにくい食器の場合などに、食器に手を入れてごはんをおさえながら食べてしまう行動に繋がる場合があるので、犬の体高・体型に合わせた食べやすい食器を選ぶことがオススメです。

Q:犬が食べているうちに、お皿が動いてズレてしまったり、お皿をひっくり返してしまったりするのはなぜですか?

A:勢いよく食べる、早食いの傾向がある犬の場合、食器のデザイン・形状や重量によってはズレ動いたりすることがあります。「かえし」がついていて食べやすい、滑りにくくて安定している食器を選ぶことがオススメです。

Q:犬が食べにくそう、飲み込みにくそうなのはなぜですか?

A:特に高齢犬や嚥下が上手ではない犬の場合、首を曲げたままドライフードなどの硬いフードが食べにくかったり、吐き戻しをしてしまったりする場合があります。地面に近く低い食器を使いながら立ったままで食べようとすることで、食道や腹部が圧迫されることにより、嚥下(えんげ = 飲み込むこと)がしにくくなったり、必要以上の空気を一緒に飲んでしまうことでお腹が膨れて不快感に繋がる、消化吸収うに影響が出ることもあります。首からお腹にかけてなだらかな姿勢で食べることが出来る、犬の体高・体型に合わせた食器を選ぶことにより、関節や身体全体に負担をかけずに、食を楽しむことが出来るのでオススメです。

Q:犬がごはんをこぼしてしまうのはなぜですか?

A:急いで早食いをしてしまう子や、高齢犬で食べ物をすくったり舐めとる力が弱くなっている場合、子犬で上手に食べられない場合などに、ごはんをこぼしやすくなることがあります。その子にとっての「食べやすい高さ」、こぼれにくい「かえし」形状、「フードが中央に集まる設計」の食べやすい食器を選ぶことがオススメです。

Q:犬がごはんを食べながら周りを見るのはなぜですか?

A:狩りをしている時の習性で、周りを警戒しながら食べることがあります。また、多頭飼いで自分のごはんを取られそう、性格が繊細な場合なども、いつでも顔をあげて周りを見渡せるようにしながら食事をすることがあり、落ち着かないと食事を途中でやめてしまうこともあります。顔をうずめずに食事が出来る斜めタイプの食器や浅皿で直径の広い浅広口タイプの食器を選ぶことで、安心してお食事を楽しみやすくなります。