猫との別れがくる前に。知っておきたい『ペットの葬儀』のこと

By ハナ 2020/08/31
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猫が元気な時には考えたくない『猫とのお別れ』のこと。
悲しいですが、いつお別れがやって来るかわかりません。

私の周りにもいますが、『急な猫との別れですぐに来てくれるペット葬儀屋さんにお願いして後悔した』『どうすればいいのかわからなくて遺体を保健所に引き取ってもらって後悔した』という、『最期の後悔』を引きずっている人は少なくありません。。
 
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猫を見送るのが初めてだったり、あまりペット葬儀事情に詳しくなかったりする場合は、どんな風に猫を虹の橋へ見送ればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
しかも、猫と突然別れがやって来たとしたら……。
パニックになり、どうすればよいのか、どんな選択肢があるのか、考える頭が回らないかもしれません。
 

まだずっと先かもしれない、悲しい話ですが、いざというときに後悔しないためには猫を見送る方法も知っておき、『我が家はどうするのか』、ご家族で話し合いをしておいたほうがよいのではないでしょうか。

今回は後悔しないために、知っておきたい『猫の葬儀』のことをご紹介します。
 

◆自宅の庭などに埋める

昔は、ペットの遺体は『自宅や公園に埋めた』という人が多かったのではないでしょうか。
そもそもペットの火葬やペット葬儀自体が少なかったので、土葬以外に猫を見送る方法がなかったのかもしれません。
もちろん、今でも家族のそばにずっといてほしいという気持ちから、庭への埋葬を行う飼い主さんも少なくないはずです。
お寺やペット墓地に埋葬するのとは違い、自宅の庭などに猫を埋葬すれば、いつでも猫に会いに行くことができます。
好きな花を周りに植えてあげたり、自分で墓石をアレンジしたり、猫にしてあげたいことを、制約なくできるのは、自宅に埋葬するメリットといえるかもしれません。

しかし、猫の遺体をどこに埋めても大丈夫というわけではないのだそう。
実は、法律的に、猫の遺体は自分の私有地以外には土葬してはいけないと決まっています。
猫OKの賃貸でも、賃貸は賃貸です。
所有地ではないため、賃貸物件の庭に猫のお墓をつくると契約違反になることがあるので気を付けましょう。
また、公園などは公的な場所なので埋葬は法律違反です。
持ち家の庭がない場合は、自宅への埋葬はできません。

土葬する場合、缶やポリ袋など土に戻りにくいものに入れて埋葬するのもやめておいた方がよいでしょう。
タオルなどでくるむか、土に戻りやすいように石灰などと一緒に埋葬してあげましょう。
お花は土に戻るものなので、たくさんのお花と一緒に埋葬をするのもよいかもしれませんね。
 

◆ペット専門の葬儀屋さんにお願いする



大半の飼い主さんはおそらくペットの葬儀屋さんに、猫の火葬と埋葬をお願いするのではないでしょうか。
我が家も、最期の時がきたらペット葬儀にお願いをするつもりでいます。
我が家の場合は、実家で暮らしていた頃からお世話になっているお寺があり、実家で飼っていたペットは代々、そちらのお寺に火葬と埋葬をお願いしています。

ペット葬儀屋さんに猫の火葬と埋葬を頼む一番のメリットは、飼い主さんの負担が少ないことです。
猫の火葬も埋葬も、お願いすれば可愛らしい骨壺やお花の準備、猫のお迎えなども、業者の方が行ってくれます。

ただ、ペット葬儀屋さんにお願いする場合、自宅の庭に埋葬するのとは違い費用は少しかかりますし、葬儀屋さんのスタッフさんたちの雰囲気も重要になってきます。
悲しいことですが『ペット相手だから』と、悲しむ飼い主さんの気持ちを軽んじる、心ない対応をするスタッフさんがいることもあるようです。

ペットの葬儀屋さんに猫の葬儀をお願いするつもりであれば、事前に料金やスタッフさんの雰囲気などをリサーチすることはとっても大切です。

猫との別れが来る前に、ペットを飼っている人や周りの評判を聞き、猫にとっても飼い主さんにとっても、後悔しないペット葬儀屋さんを見つけておきましょう。
猫とのお別れを想像してしまうので、辛い気持ちになるかもしれませんが、実際に足を運び、どんなところかを目で確かめてみるのが一番後悔が少ないかもしれません。
 

◆市町村で火葬をお願いする

市町村によるのかもしれませんが、保健所での猫の火葬を行ってくれるところもあります。
『保健所』と聞くとあまりいいイメージがなかったのですが、きちんとペット用の火葬場がある保健所もあるようです。お骨も返してもらえる市もあるので、気になる方は1度市町村のペット火葬事情を調べてみてもよいかもしれませんね。
私の暮らす市では、猫を含めペットの火葬場とごみ焼却場は別れており、どちらで火葬を行うか、お骨は返してもらうかどうかで値段などは違うようです。

ペットの葬儀屋さんに頼むよりは、割安で火葬が行えそうな値段設定が多いですが、市の保健所はペットの葬儀のみを専門に行っているわけではないため、読経やお花など、猫を見送る際に自分の思うようにできない場合もあります。
何ができて、何ができないか。後悔しないように事前に確認しましょう。


大切な家族である猫をどんな風に見送ってあげたいか、どれだけ予算をさけるか、各家庭によって考え方は様々あると思います。
猫が天寿を全うし、お別れについてゆっくり考えられる時間があるのが一番いいのですが、絶対に突然の『別れ』がないとはいえません。
もしものとき、万が一の時に、後悔しないように、猫の葬儀について、しっかりと話し合いをしてみてはいかがでしょうか。
 
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