猫の愛情表現は人間とは正反対??わかりづらい猫からの4つの愛情表現

By ハナ 2019/12/09
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猫の顔を覗きこんだのにそっぽを向かれる、痛いからやめてほしいのに猫が頭突きをしてくる。
こんな経験はありませんか?

こんなに猫を想っているのに、猫への気持ちは一方通行なんだ…と落ち込んだ経験がある飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、猫と人間は根本的に全く違う生き物です。
同じ人間でも、国が違えば言葉やコミュニケーションの取り方が違うのですから、猫と人間は愛情表現の仕方もコミュニケーションの取り方もきっと違うはず!
 

人間からすると『嫌がられてる?』『嫌がらせ?』と思うようなことでも、猫にとって愛情表現の一種であることも少なくありません。
今回は、人間とは真逆に見える、猫からの愛情表現の方法をまとめてご紹介します。
 

◆目を合わせない

猫は目を合わせるとケンカになる、というのは有名な話なので知っている方が多いかもしれませんね。
猫はケンカになるような『敵かもしれない』という相手に対しては、目線を外さずにじっと見つめる傾向があります。
襲いかかるタイミングをじっと窺っているのかもしれませんし、いつ襲われるのかわからないから、警戒して目が離せないのかもしれません。
どちらにしても、警戒心と敵対心があるので目をそらすことが難しいようです。

しかし、猫が安心して、信頼している相手であれば、襲われる心配も襲う算段もしなくてもいいので、そこまで相手を注視する必要は猫にはありません。
猫が目を合わせてくれないのは、『あなたを信頼していますよ』という合図なのです。

猫からするとじっと目を合わせてくるよりも、相手が目を反らしたり目を閉じてくれる方が、より強い絆を感じることができるのかもしれませんね。
猫とふいに目があったときには、じっと猫を見つめ返すのではなく、あなた自ら目をゆっくり閉じてあげると猫への愛情表現になりますよ♪
 

◆ヒップアタック

野性動物が一番警戒しているのは『後ろ』です。
特に肉食動物である猫科のように、前に目がついている動物は、草食獣のように後ろが見えるわけではないので、後ろから敵に襲われてはひとたまりもありません。

からだの小さな猫は特に警戒心も強く背後からの攻撃に警戒している節があります。
そのため、猫はあまり信頼のおけない人にはおしりを向けることがないと言われています。

人が寝転がっているときに、猫がおしりを押し付けてくるのは『嫌がらせ』や『おしりを嗅いで』などといっているわけではなく、猫に背中を見せても安心できる人だと思われている証拠です。
背中は預けた!と思っているかもしれませんね。

また、猫のおしりからはフェロモンがでているので、飼い主さんにおしりをすり付けて臭い付けの意味合いもあるのでしょう。
飼い主さんのことを『自分のもの』だと思うくらい、猫があなたを好きな証拠でもあります。
 

◆頭突き

 


地味に痛い猫の頭突きも、実は猫からすると愛情表現の一種なのだそう。
頭突きは人間に対してだけ行うわけでなく、猫同士でも仲良し猫同士ならよく見られる行動です。

軽い挨拶の意味合いで頭突きをしていることもあるようですが、基本的に頭突きは信頼している相手としかしないコミュニケーションなのだそう。
猫のおでこ付近も、おしり同様にフェロモンがでている場所になります。
頭突きをしながらフェロモンもつけ、愛情表現をしているのかもしれませんね。
 

◆あまがみ

猫が指を舐めてくれていたのに、急に噛まれちゃった!ということはありませんか?
時と場合によりますが、猫のあまがみも猫にとって愛情表現をしているだけの時もあるのです。

猫は子猫のときにおっぱいを飲む延長で、親猫をあまがみすることがあるのだそう。
本来は大人の猫になると、甘えてあまがみをすることは少なくなるらしいのですが、早くに母猫から離れてしまった猫は大人になっても甘えてあまがみをすることが多いようです。

飼い主さんを母猫のように慕って、愛情表現として噛んでくるのですが、子猫とは違い、成猫にあまがみとはいえ噛まれると結構痛いものです。
痛いときには、指を無理に引っ張ったりせず、逆に猫の口に押し込み、飼い主さんが『嫌がってる』ことをわかってもらいましょう。

また、あまがみは上記したように『時と場合によって愛情表現となる』だけで、猫が本当にいやがっているときも、あまがみをすることは少なくありません。
猫の表情をみながら、『いやがっているあまがみ』なのか『愛情表現のあまがみ』なのかを見極めましょう。


いかがでしたか?
猫の愛情表現は人間とは大分違っているようです。

しかし、人間がしっかりと愛情をそそげは、猫もそのぶん私たちに、猫たちなりの愛を返してくれるということです。
人間の愛情表現とは反対に見える猫の愛情表現、ちょっと痛かったりするかもしれませんが、愛されている証拠だと受け入れてあげましょう。
 
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