飼い主さんに気がついて欲しい!猫が痛い時に見せる4つのサイン

By ハナ 2019/10/07
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猫は痛みを感じていても、体調が悪くても隠そうとする動物です。
本当に痛みがひどくなってから突然猫が倒れる…ということも少なくありません。

猫にどんな変化があれば『痛みに耐えている』可能性があるのでしょうか?
我が家の16歳になる猫が痛みに耐えている時の実体験も交えながら、飼い主さんにはぜひ気がついてもらいたい、猫が体が痛いときにみせるサインをご紹介します。


 

◆喉を『ゴロゴロ』鳴らす

猫が『ゴロゴロ』と喉をならしていると真っ先に思い付くのは『ご機嫌が良さそう』ということではないでしょうか。
猫はご機嫌な時やリラックスしているときに、喉を鳴らすイメージが強いですが、調子が悪い時やどこかが痛いときにも、痛みのサインとして喉を『ゴロゴロ』とならすのです。

猫の『ゴロゴロ』という音の周波数は25Hzなのだそう。
25Hzという周波数は、骨折した骨の治癒を促進してくれると言われている、治癒力の高い周波数だと言われています。
そのため、猫は骨折していたり、どこかが痛い場合には、患部の治癒を促進するために喉を『ゴロゴロ』と鳴らすようです。

猫が『ゴロゴロ』と喉を鳴らしているから『ご機嫌なんだ』とは思わず、猫の表情や仕草からご機嫌なサインなのか、痛い身を感じているサインなのかを判断してくださいね。
 

◆表情

猫は痛みのサインとして、表情で私たちに怪我や痛みを教えてくれることもあります。

まだ暫定的で確定した結果ではないのですが、2014年に行われた調査で、痛いときには耳を後ろに倒し、目が閉じ気味に細くなり、口許も閉じて引き締まったような表情をする猫が多い、という結果が出たのだそうです。

痛みが酷いときには、このような顔をしている猫は多いといわれています。

ただ、我が家の場合ですが、猫が痔になり痔が化膿した状態で、痛みがかなりひどかった時には耳を後ろに倒し、口許は引き締め、瞳孔が開いた状態で痛みに耐えていました。
猫は機嫌の悪い時やいやなことがあった時、怒っている時にも痛いときと同じように耳を後ろに倒すと言います。

猫は痛みだけではなく、不快感があると耳を後ろに倒すのかもしれませんね。
猫が耳を後ろに倒しているときは普段と猫の様子が違うというサインです。
『痛い』というわけではないかもしれませんが、猫に何か変わったところがないかしっかりチェックしましょう。
 

◆隠れる

猫は体調が悪いと、暗いところや狭いところに隠れるというのは、有名なことではないでしょうか。
猫は調子が悪いときには、反撃や逃げることができないため、本能的に暗くて狭い、外敵に教われにくい場所に隠れてしまうのだと言います。

猫がどこか怪我をしていたり、体のどこかが痛かったりするときも、『外敵に見つかると危ない』という本能から、どこかに身を隠す猫が多いのだそうです。
どこかが痛い猫は身を隠してしまうと、中々身を隠した場所から出てくることはありません。
猫がご飯の時間になっても、呼んでも、一向に姿を現さないようであれば猫はどこかが痛い、あるいは猫の体調が悪い可能性があります。
なるべく早めに隠れ場所から猫を誘いだし、体に異常がないか確認しましょう。
 

◆攻撃的になる


猫はどこかが痛むとき、相手が大好きな飼い主さんであったとしても近づくものすべてに攻撃的になったり、威嚇するようになることがあります。

実は我が家の猫は痛いときには攻撃的になるタイプ。
普段、『犬みたい』と色々な人に言われるほど、人懐っこく甘えたで威嚇や攻撃などしない我が家の猫。
『シャー』という威嚇や敵意を持った猫パンチは、家族である私たちを始め、家には初めて来る友人にも、普段は向けることはまずありません。

そんな猫に10年経っても未だにわかるほどの傷跡を残されたのも、猫の痔が悪化し、痛かったであろう時でした。
痔が化膿した際にも猫は、普段私や主人を威嚇したことなどなかったのに、ちょっと近づいただけで威嚇し始め、病院に行くために抱き上げても唸り続けるなど、普段の猫の様子からは想像もできないほど攻撃的になっていました。

猫が痛いときに攻撃的になるのは、痛い部分を触られないためだと言われています。
また、痛いこと、弱っていることを悟られないための虚勢もあるのかもしれません。
普段は穏やかな猫が急に攻撃的になった場合、痛いだけでなく病気の可能性も否定できません。
怪我をする可能性もあるため、長袖で肌を守る・手袋をするなどなるべく怪我をしないように対策をしつつ早急に病院へつれていってあげましょう。
 
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