【スコは要注意】猫の座り方が変!病気の可能性は?

By ハナ 2019/06/24
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毎日見ている猫。
ちょっと『いつもと違う』ところを見ると気になってしまいますよね。

猫の座り方がおかしいときはどんな病気の可能性があるのか、まとめてみました。


 

◆なぜスコティッシュフォールドは要注意なの?

今数ある猫の品種のなかで大人気のスコティッシュフォールド。
猫特集のテレビなどではよく目にする品種の1つです。
特にスコティッシュフォールドの中でも耳がペタんと折れているスコティッシュフォールドは人気が高く、とっても可愛く見えます。

しかし、スコティッシュフォールドの耳が折れているのは、『異常』なのです。
スコティッシュフォールドの耳折れは『骨軟骨異形成』という遺伝子疾患。
『骨の成長や骨の関節に異常がある可能性がある』という印なのです。
『骨軟骨異形成』は耳折れのスコティッシュフォールドだけが持っている遺伝子疾患というわけではなく、耳折れのスコティッシュフォールドが家系にいれば今耳折れでなかったとしても持っている可能性のある疾患です。
いわば、どのスコティッシュフォールドでも『骨軟骨異形成』の遺伝を持っている可能性がある、ということ。

骨軟骨異形成のスコティッシュフォールドは、関節が弱く、骨瘤ができたら、痛みが伴います。
症状がひどい猫だと歩くこともままならない痛みなのだそう。

可愛い!
と話題の『スコ座り』も、骨軟骨異形成で関節が痛むため、関節に負担をかけないようにあのような座り方になっていると言われています。

スコティッシュフォールドだけでなく、マンチカンやペルシャなども骨軟骨異形成を患っている可能性があります。

骨軟骨異形成の遺伝子をもっている可能性のある猫は座り方や歩き方が少しでも変だ!と思ったら、痛みなどの症状が出ている可能性があります。早めに動物病院を受診してあげましょう。

また、スコティッシュフォールドを始め、マンチカンやペルシャなどは『骨軟骨異形成という遺伝子疾患がある』ということをわかった上で一緒に暮らすことが大切です。
猫が間接などに負担がなるべくかからないように、床やジャンプする高さなどにも気を配ってあげてください。
 

◆変形性関節症

猫の変形性間接症は、上記の骨軟骨異形成とは違い、猫種に関係なく起こる関節炎です。
肥満気味の猫や高齢のシニア猫に起こりやすいと言われています。

骨と骨を繋ぐ関節が炎症を起こしている状態で、痛みが伴うことがほとんどですが、シニア猫の場合は炎症がゆっくりゆっくり進むこともあり、痛みをあまり感じないこともあるようです。
痛みがひどくなると猫は無意識に足をかばうため、猫の座りかたが普段とは違う座り方になることも。
変形性関節症の症状が進んだ猫は炎症を起こしている関節が腫れてしまったり、触られると嫌がる、痛がるなどの症状がでます。

肥満体型の猫やシニア猫の座り方がおかしく、足の間接が腫れている・触られるのを極端に嫌がる場合は変形性関節症になっている可能性があります。
早めに動物病院を受診しましょう。
 

◆膝蓋骨脱臼

 


膝蓋骨脱臼とは、猫の膝のいわゆる『お皿』がずれてしまうことをいいます。
膝蓋骨脱臼実は猫だけでなく、膝にお皿のある人間でも起こる脱臼です。私も遺伝的になりやすいのですが、かなり痛いです。
歩けないどころではありません。

猫の膝蓋骨脱臼は遺伝的になりやすい場合と外傷によって脱臼する場合があります。
遺伝的になりやすいのは、前述もしたスコティッシュフォールドやペルシャなど元々関節や骨に不安のある猫やシャム猫などがなりやすいと言われているようです。
他にも物が当たった、ジャンプして着地の時に、など外的要因で膝蓋骨脱臼になることもあるようです。

人間でもそうですが、猫の場合も膝のお皿がずれてしまっても自然に治ることもあります。
ただ、症状がひどくなってしまうと膝のお皿がなにもしなくても外れてしまうようになったり、欠損してしまうこともあるのだそう。
激痛が伴うので歩き方、座り方共におかしくなります。
手術が必要なこともあるので、速急に病院に連れていきましょう。
 

◆椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアも猫だけでなく人間でもよく聞く病気です。
背骨の間にある椎間板と呼ばれるクッションが、加齢や肥満などが原因で変形してしまうことをいいます。

人間の椎間板ヘルニアといえば『腰』ですが、猫の場合は腰だけでなく、どこの部位でも起こる可能性があるのだそう。
椎間板ヘルニアは初期から痛みが伴うことが多いので、座りかたや歩き方が変だと感じたらなるべく早めに動物病院に行き、椎間板ヘルニアになっていないか、確認をしてもらいましょう。
 
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