【注意喚起】匂いだけでも猫の命に関わる2つのもの

By ハナ 2019/02/11
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猫と人間は違う生き物です。

人間は雑食動物ですが、猫は完全肉食動物。そのため人間にとって体にいいものや気持ちがいいものだったとしても、猫には有害になってしまうものも多いんです。
特に猫は肉食動物なので雑食の人間に比べると植物類に対する反応が過敏であったり、体内で成分を分解することができないことも少なくありません。
猫がちょっとでも食べてしまうと中毒症状をおこしてしまうような植物は本当に数多くあります。
それだけでなく猫が『匂いをかぐ』というだけでも猫の体に深刻な障害や命の危機にさらしてしまうようなものあるんです。

絶対に猫の部屋や猫のそばに置いてはいけないものとはなにでしょうか?

 

◆ラベンダー 

人間にはリラックス効果や安眠効果の高い『ラベンダー』の香り。
アロマオイルの定番の香りでもあり、アロマやハーブと聞けばラベンダーを思い出す人も多いのではないでしょうか。
人間にとっては『癒しの香り 』の代表ともいえる『ラベンダー』ですが、猫にとっては『癒し』の香りではなく『毒』でしかありません。
猫はラベンダーを食べることはもちろん、匂いをかぐだけでも猫の肝臓や腎臓の組織を破壊してしまうのだそう。
抵抗力の弱い老猫や仔猫、病気の猫はラベンダーの匂いをかいだだけでも死亡例もあるほど、猫にラベンダーは毒になります。
老猫や仔猫などにラベンダーが危なく健康な成猫ならラベンダーは大丈夫、というわけではありせんので注意してください。
健康な成猫でもラベンダーを口にしたり、体調が悪いとき、長時間ラベンダーを嗅いでいた場合には、猫がラベンダーで死亡する可能性はあります。
ラベンダーそのものだけでなく、ラベンダーオイルが含まれているものなども猫からは『毒』になる可能性が高いです。

ラベンダー中毒の症状として一番多いのは『嘔吐』です。
食欲不振やめまい、痙攣などの症状がでることもあります。
腎臓や肝臓の組織が破壊されるため、最終的には腎不全を引き起こし、猫が死に至る可能性が高いようです。

早めに猫のラベンダー中毒の症状に気がつき、対処が早ければ猫の命は助かることも少なくありません。
ラベンダーが猫のそばにあり、猫に嘔吐などの症状が出ているのであれば『様子を見よう』とせずにすぐに病院に連れていきましょう。

 

◆アロマオイル


冬になるとディフューザーなどにアロマオイルをいれ加湿する人も多いのではないでしょうか。
猫がいないお家であればアロマオイルで癒し効果もありいいでしょうが、猫のいる家では『アロマオイルをいれて加湿』はしてはいけません。

なぜならアロマオイルは植物の成分をぎゅっと凝縮したもの。
そのため猫が過敏に反応してしまうような成分や中毒をおこしてしまう成分が濃くでています。
アロマオイルのなによりも怖い点は『皮膚からも吸収される』ということ、『猫の体内に成分が蓄積される』ということです。
猫は肉食動物なのでアロマオイルの成分をうまく外に排出することができず、他の動物なら大丈夫なはずの成分が蓄積されてしまいます。
アロマオイル自体を猫が舐めてしまうこともかなり危険ですが、アロマオイルを炊いて『成分を部屋にまいている』というだけで猫の体にアロマオイルの成分が吸収されてしまい、猫に害になるのです。

アロマオイルを舐めてしまう可能性もあることから猫がいる場所では絶対にアロマオイルは置かない、炊かないようにしましょう。


いかがでしたか?
今回紹介した2つのものは『猫がさわらなければ大丈夫』『うちの猫は大丈夫』というものではありません。
どんな猫でも、触らなくても、猫が匂いを嗅ぐだけでも猫の命を危険にさらすものです。
昨日まで猫のそばに置いていて大丈夫だったとしても、明日には猫の中の蓄積量が越えてしまい急に中毒死を引き起こしかねない本当に危ないものです。

どうか猫のために猫のそばには置かないようにしてください。
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