愛猫が突然の反抗期?猫のイタズラに悩まされたときの対策とポイント

By bzp00343
愛猫が突然の反抗期?猫のイタズラに悩まされたときの対策とポイント
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今日も仕事が忙しかった……。疲れた体で帰宅して、ドアを開けた瞬間、非常に気になるアンモニア臭が。。。

あなたの買ったばかりの白いソファーに黄色いシミ。愛猫のオシッコに間違いありません。でも、今までトイレ以外でオシッコなんてしたことなかったのに。

愛猫の突然のイタズラやマーキング。もしかして反抗期?飼い主さんは困ってしまいますよね。

愛猫が突然このような行動をしたとしたら?それは猫があなたに対して「嫌がらせ」しているわけではありません。

むしろこれは猫からの「SOS」のサインです。決して怒らず、原因は何か、早急に対策を考えることが大切です。

 

■猫を不安にさせていませんか?


飼い主さんが構ってあげないと、猫は寂しさからイタズラをすることがあります。最近猫と遊んでいますか?

あなたがいないときの猫の気持ちを考えてあげてください。窓から外を見つめていたら、大きな鳥が飛んできて興奮したり、隣の工事の音がうるさくて押入れに隠れているかも。

猫は寝てばかりでいいなあ、と思うのは早計です。意外に猫は神経質。守ってくれる飼い主さんがいないときは、自分の縄張りが荒らされないか、怖いことが起きないか、結構ピリピリしているのかも知れません。

どんなに忙しくても、毎日猫が甘えてきたら、10分間程度は膝に乗せて十分に甘えさせてあげましょう。外から帰ってきたあなたには、猫の知らない「ニオイ」がついていますから、猫はそれだけでも不安になります。

顔をくっつけてお互いのニオイを交換するマーキングが猫は大好き。愛猫が不安そうにしていたら、顔を近づけてお互いにスリスリしてみてください。

 

■最近環境が変わってませんか?


最近赤ちゃんを出産して新しい家族が増えた、新しくペットを飼い始めた、家をリフォームして家具の配置を替えた……。

猫は環境の変化を嫌う動物です。旅行に連れて行くと喜ぶのは犬。逃げ出すのは猫。引越しをしたら、何度も猫が家出をして昔の家に戻ってしまう、という話も聞いたことがあります。

愛猫が突然部屋じゅうにオシッコをシャーッとマーキングをはじめたら。それは自分の縄張りを強調する行為かも知れません。

猫は自分の縄張りを大切にする動物ですが、全てを自分のモノ、にしたいわけではありません。

マーキングは「俺もここの縄張りを使ってるよ!」という挨拶行為。新しい変化に不安を感じている証拠です。

愛猫が何に対して不安を感じているのか、飼い主さんは猫と触れ合う時間をもっと作って猫の気持ちを考えてあげてください。

 

■病気や加齢による変化かも


猫の行動に「変化」を感じたら。まず疑うのは「病気」の可能性です。オシッコが近くなった、頻繁に水を飲むようになった、夜夜泣きをするようになった、これらの行動は、猫が何らかの病気になっている可能性もあります。

愛猫の排泄物の量や色、食事の仕方や食欲の変化、抱っこした時にどこかを触って痛がらないかなど、猫の体と普段の生活をチェックしてみてください。

猫が部屋のあちこちにオシッコをしてしまう、夜泣きが始まった、という場合、考えられる病気に「認知症」があります。

猫の行動の変化は病気以外では「加齢」によるものも考えられます。現在の猫の平均寿命は16歳前後。20歳を超えて生きる猫も珍しくはありません。

愛猫が10歳を過ぎたあたりから、そろそろ変化がはじまることも。13歳を過ぎたら、毎年の健康診断はマストです。ワクチン接種以外にも、レントゲンや血液検査などで病気の早期発見に努めることも飼い主さんの義務ですよね。

 

■最後に


愛猫が突然マーキングやイタズラをはじめたら。人間には「反抗期」がありますが、猫の場合はどうなのでしょうか。

しかしその行為の原因が何であれ、それはあなたに何かを求めている証拠です。猫の気持ちになって考えてみる必要があります。

たとえすぐに要望に応えられなくても、猫の様子に注意して、猫に向き合ってあげることが大切です。猫の好き嫌い、何を嫌がり、何を怖がるか、過去の経験が現在の行動にどう影響しているのかも知っておく必要があります。

猫はよく飼い主を「下僕」扱いすると思われがちですが、猫の世界に上下関係はありません。猫は基本的に相手が嫌がるようなことをしたり、喧嘩をふっかけたりしない動物。何か理由があるはずです。

まずは怒らず、猫の様子をよく観察してみてくださいね。
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