【シニア猫】ねこも認知症になる?猫が認知症になったときの行動や対処法は?

By ハナ 2019/01/18
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人間の高齢化が進んいると言われていますが、高齢化が進んでいるのは人間だけではありません。 
ある意味とても嬉しいことですが、猫の平均寿命も年々延び続け、猫の高齢化も進んでいます。

 

◆猫の認知症って?

今まで犬も猫も『認知症になる』とは思われていませんでした。
それは『シニア』と呼ばれる年になる前になくなってしまう猫が多かったから。認知症になるほど、高齢の猫や犬はそれほど数が多くなかったのでしょう。
人間のそばで、基本的に人間とずっと暮らしていた犬は『年取ったからボケたのかな?』と思うことがあったかもしれません。
しかし、放し飼いが多かった猫に関しては『認知症になって帰ってこれない』『外に出るので寿命が短い』などの理由からつい最近まで『猫も認知症になる』とは思われていなかったと言います。

そのため、猫が認知症になる確率や割合などいまだにはっきりしたことはわかっていません。
猫は犬よりも認知症になる確率は低いとは言われていますが、まだまだデータが少ない状態です。
これから猫の寿命が伸びていくことで徐々に色々なことがわかっていくのでしょう。

 

◆認知症の猫の行動

猫の認知症は飼い主さんが『猫が認知症なのかも』と気がつくまでに時間がかかるため研究データが少ないとも言われています。

ではなぜ、飼い主でも猫の認知症に気がつきにくいのでしょうか?

猫の認知症は『よく眠るようになる』という症状が一番でやすいのだからなんです。
猫はそもそもよく眠る動物です。年を取るとどんどんと眠る時間は長くなっていきます。我が家の15歳超えの猫も若い頃と比べ一日の大半を眠って過ごすようになりました。

『年を取って眠ってる』のか『認知症でよく眠る』のか、判断がつかないため猫の認知症は気がつきにくのだそう。
餌の時間には起きる、まどろみながらも日中たまに起きてグルーミングやトイレでの排泄を猫が行えているのであればただの『老化現象』の可能性が高いでしょう。
しかし、餌の時間もトイレも忘れて寝ているのであれば猫は認知症なのかもしれません。

『よく眠る』だけでなく、ずっと餌を食べていたり逆に食べなくなったり、排泄を一切トイレでできなくなったり、飼い主さんや自分自身を攻撃するようになったら、認知症であることが多いようです。

人間の認知症もそうですが、認知症が進むと『感情』の起伏が薄くなることがあります。
猫も同じく認知症が進むと『無反応』になる猫もいるのだそう。
名前を呼んでも反応しない。。というだけなら猫の耳が悪くなって入りだけかもしれません。
しかし撫でても抱き上げても猫が無反応なら、猫は認知症の可能性があります。

どれかの症状が出ているシニア猫は定期検診もかねて一度獣医さんに相談にいった方がよいでしょう。

 

◆猫が認知症になったら?


人間も認知症の特効薬がないように、猫にも確実な薬は見つかっていません。
猫のことを『治す!』と思うことなく、猫のいまの現状を受け入れて、猫と一緒にいられる時間を大切に暮らしていきましょう。

認知症になった人間も猫もニコニコしていたり、スキンシップをとると状態が安定することがあります。
なるべく猫とスキンシップをとってあげてくださいね。

 

◆認知症の介護

猫が認知症になって、どんな症状がでるのかは猫にもよるためどのように介護すればよいかは猫にもよるでしょう。

足腰が悪くなく、自分で歩けるタイプの認知症になった猫は高いところから落ちたり、どこかに挟まってしまったり、怪我をしてしまうことが少なくありません。
飼い主さんがずっと一緒にいられないのであれば、飼い主さんが出掛けるときやそばを離れる時にはケージでいてもらう方が猫には安全です。

認知症の猫にはちょっとした段差やちょっとした隙間も危険なものになります。なるべく広めの一段ケージに生活の拠点は移してあげましょう。

いかがでしたか?
人間の認知症も猫の認知症も、基本的にはあまり症状などは変わらないように思います。
猫の介護はきっと楽ではありません。
けれど赤ちゃん猫のようになにもできなくなった猫もきっとかわいくてたまらないと思います。
そんな猫をいとおしく思い、最期までおせわできたら…それ以上幸せなことはないと思います。
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