あれ、ジャンプしない。猫がおもちゃに反応しないとき考えられる4つの要因

By bzp00343
あれ、ジャンプしない。猫がおもちゃに反応しないとき考えられる4つの要因
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猫がご飯よりも好きなもの。それは……?

正解は、「遊ぶこと」。中でも猫じゃらしに反応しない猫はあまりいないのではないでしょうか。

我が家の愛猫、カイトももちろん遊ぶことが大好き。毎朝10分程度、大好きな「カシャカシャぶんぶん」を追いかけ回すのが日課です。

しかし最近、このおもちゃに対する反応がイマイチ。あれ、今日はなんとじっと見るだけ。ジャンプもしません。一体どうしたの?

愛猫がおもちゃに反応しない時。その理由について調べてみました。

 

■高齢になってきた


2018年現在の猫の平均寿命は16歳前後。今は20歳を超える高齢猫さんも珍しくはありません。猫も人間同様、歳を取ると体力が落ちます。トイレの粗相が多くなったり、遊ぶよりもぐーぐー寝ていることが多くなりますよね。

いつものおもちゃに反応しなくなった場合、そろそろシニアの仲間入り、という年齢なのではないでしょうか。

もちろん猫によって個体差がありますから、高齢でも元気に遊ぶ猫ちゃんもたくさんいます。

東京猫医療センター院長、服部幸先生の著書、『ネコのキモチ解剖図鑑』によると、猫が「中年期」を迎えるのは11歳から。猫の11歳は人間なら60歳に当たるといいます。

「この年代の猫は運動能力が衰えてくるので、キャットタワーの高さを低くする。病気も増えるため、食欲や体重、飲水量の観察もこまめに。」

と説明しています。11歳から14歳は猫のシニアに当たる時期。13歳から目や爪、膝に老化が見られるとか。激しい遊びは卒業する頃かも知れませんね。

 

■体重が増えた


体重が増えるとすぐにわかります。まず運動がおっくう。体を動かすのが面倒になりますよね。それはきっと猫も同じかも。

猫がおもちゃに反応しなくなったのは、自分の体重が重くなったからかも知れません。最近おやつをあげすぎていませんか?

立っている猫を上から見てみてください。猫のお腹にくびれがありますか?もしボーリングのピンのような形をしていたら、やや肥満の傾向があります。体重を測ってみた方がいいでしょう。

 

■なんらかの病気


関節炎になると、足が痛くてジャンプするような遊びは当然出来ません。糖尿病、腎臓病など、お腹に痛みがある場合も、遊ぶどころではありませんよね。

猫は病気を隠す動物です。最近愛猫の様子に変わったところはありませんか?食欲は順調?うんちに血が混じっていたり、食欲がない状態が続いていたら、病気の可能性があります。

おかしいと思ったら、すぐに動物病院で診察してもらった方が安心です。

 

■ストレス


そうです。これこれ。猫だってストレスを感じると、いつもの習慣をやらなくなる場合があります。
突然お客さんがやってきて家に泊まっていった。家具を一新して家の中をリフォームした。室内の断捨離をして部屋のインテリアを模様替えをした、など、人間にとってはかなり嬉しいリフレッシュする行為が、猫には恐怖に感じる場合があります。

家の中は猫の縄張り。生活空間であり、世界の全てといっても過言ではありません。勝手に模様替えしたり、知らない人を家にいれると、猫は混乱してしまいます。

「あれ、自分の縄張りに誰かが勝手に入ってる」

そんな状態が続けば、猫も当然ストレスを感じるはず。食欲がなくなったり、飼い主さんにツレない態度を取ったり。猫のストレスはバカにできません。猫は我慢強い動物なので、ストレスから本当の病気になってしまうことは十分あります。

何か思い当たることはありませんか?猫の健康は飼い主さんの責任です。愛猫がストレスを感じる事件がなかったか、よく思い出してみてください。

 

■最後に


いかがですか。猫が大好きなはずのおもちゃに反応しないとき。考えられる要因を4つ考えてみました。

これ以外に理由があるとしたら、猫は「気まぐれ」ということが原因かも知れません。

「今日はやりたくないにゃ」

「このおもちゃは飽きたかも」

「寒いから今日は寝ていたい」

などなど、猫には猫なりの「遊びたくない」理由があるのでしょう。高齢でも肥満でもなく、動物病院で診察してもらっても、病気と診断されなかったら、考えられる要因は「ストレス」かも。何か思い当たる要因はなかったか、思い出してみてください。

愛猫は気まぐれ。うちのカイトも、来週もおもちゃで遊ばなかったら、動物病院へ相談に行ってみようかしら。
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