猫に白目がないのはどうして?そういえば知りたい猫の体の素朴な疑問

By bzp00343
猫に白目がないのはどうして?そういえば知りたい猫の体の素朴な疑問
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猫の体。しなやかな身のこなし以外にも、そういえば不思議な部分はたくさんあります。なぜ猫の舌はザラザラしているのか?どうしてヒゲをピクピク動かせるのか?そしてそういえば、猫って白目がありませんよね?

よく考えると実はとっても興味深い猫の体のパーツ部分。どうしてそのような機能になっているのかを調べてみました。

 

■猫に白目がないのはどうして?


よ~く猫の顔を見てください。ビー玉のように美しい猫の瞳。しかしそこには人間のような「白目」の部分がありません。猫の瞳のほとんどは虹彩といわれる部位で占められています。

野性時代、夜行性だった猫は、薄暗い環境でもなるべく多くの光を取り入れられるように、この虹彩が大きくなったとか。

実は人間の祖先も昔は猫のようにこの白眼が極端に少ない瞳をしていたといいます。大脳の発達とともに、日常生活に明かりが取り入れられるようになって、徐々に白眼が発達してきたそうです。
 

■なぜ猫の舌はザラザラしているの?


猫に舐められるとわかりますが、まるで小さなトゲのようなザラザラした感触がしますよね。このザラザラの正体は「糸状乳頭」という突起の集まり。

猫が食べ物を口に入れると、このザラザラにフードが引っかかって簡単に喉に送れるシステムになっています。

また、このザラザラは猫が毛づくろいをするときのブラシ代わりにもなっています。

 

■猫のヒゲはどうしてよく動くの?


猫の顔には口の周りだけではなく、目の上や頬からも短いヒゲが生えています。しかし猫が動かせるヒゲは口の周りのヒゲだけ。

口の横にあるヒゲは、唇の筋肉とつながっているので、自分の意思で自在に動かすことができるのです。

猫のヒゲは気配をキャッチする高性能のレーダーです。敵や獲物の気配を察することができるのは、このヒゲのおかげです。

 

■なぜ猫の耳は頭の上にあるの?


人間の耳は顔の横についていますが、猫の耳はなぜ頭の上にあるのでしょうか?野生動物で、頭の上に耳がある動物は結構います。その理由は、屋根にパラボラアンテナがあると遠くの電波をキャッチしやすのと同様、獲物のかすかな物音をすばやくキャッチするためだとか。

そして実は人間も昔は猫のような三角の耳をしていたとか。人の耳の外輪部分に内側にポツッと突き出た部位を「ダーウィン結節」といいますが、これが昔耳が三角だった名残なのだそうです。
 

■なぜ猫の首はつまめるの?


猫の皮膚はビロ~ンと伸びます。特に猫の首の皮はつまめるくらい伸びますよね。猫の首をつまむと猫が大人しくなるのは、子猫時代、母猫にここを掴まれた経験があるから。

猫の首の周りは急所なので、敵に噛まれても致命傷にならないように皮膚が一層厚くなっているのだとか。

猫の皮膚は部位によって厚みが違います。猫の体の中で一番皮膚が厚くて丈夫なのは肉球です。反対に一番薄い部分は唇と目の周り。ちょっと覚えておくと、怪我した時に役に立つかもしれません。

 

■なぜ猫はいつも爪先立ちなの?


猫の後ろ足に注目してください。いつもかかとをあげて歩いていますよね。なぜ猫がいつも爪先立ちなのかというと、獲物を捕まえる時に速く走れるから。

瞬時に助走なしでダッシュするにはつま先立ちの方がもちろん有利。いつ獲物を見つけてもすばやく動けるようにこのような足の構造になっているのだそうです。

ちなみに猫がよく人のように後ろ足で立っていることがありますが、そのままペンギンのように動けるわけではありません。

猫にはふくらはぎに当たる部分に筋肉が発達していなので、立つことはできても歩くことは難しいそうです。

 

■なぜ猫には乳首がたくさんあるの?


実は人間も、昔は乳首の原形が16から24個もあったとか。徐々に出産する子供の数が減ったため、乳首の数も減っていったそうです。

猫が平均で1度に出産する猫の数は6~8匹。よく猫のお腹を見てみてください。現在の猫の乳首の数は平均8個。

乳首も自然淘汰される部位だったのですね。。。


いかがですか。猫の体のなるほど不思議学。まだまだ終わらない猫ブーム。猫が好きな人は世界中にいます。ちょっとした猫のトリビアを知っておくと、実際に猫と暮らす時に役に立つと思いますよ。
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