猫の感情表現はとてもシンプル!「人にあって猫にはない」5つの感情とは

By bzp00343
猫の感情表現はとてもシンプル!「人にあって猫にはない」5つの感情とは
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猫と一緒に暮らすなら、ぜひ知っておいて欲しいことがあります。それは、猫と人では考える気持ちに「違い」があるということ。

動物が持つ「喜怒哀楽」のなかで、猫には「哀」の気持ちがない、と語っていたのは、自閉症の動物学者、テンプル グランディンでした。彼女は自分の著書「動物感覚」のなかで、人と動物の感覚と感情の違いにかなり差があることを説いています。

猫の気持ちは、主に「楽しい」「眠い」「安心」「不安」といった本能的な感情がほとんどです。人間のように理性を働かせたり、「裏の顔があるのでは」と勘ぐるような感情は持っていないとか。

猫の感情はとてもシンプル。今回は、ココがかなり人とは違う!という人にあって猫にはない5つの感情についてご紹介します。

 

■リベンジをしたい


猫は「やられたらやり返す」という復讐心は持たないと言われています。そもそもこの「リベンジをする」という感情を持つ動物はとても限られているのかも知れません。

猫同士の喧嘩を見てもわかるように、猫は相手を徹底的に追い詰め、死に至るまで戦うということはしません。まずは威嚇から。その後相手が引かない場合は喧嘩になっても、相手が退散すれば追いかけませんよね。

そもそも猫は縄張りがかち合うことを避けるためにマーキングをする、ということも言われています。匂いを付けることで、またその匂いを嗅ぐことでお互いの情報をキャッチし、顔をあわせないように上手に縄張りを共有しているのだとか。猫は基本的に平和主義者のようです。

 

■困らせたい


猫がよくやる「棚の上のモノを落とす」「読んでいる新聞紙の上に寝転ぶ」という行為。これは決して飼い主さんを「困らせたい」と思ってやっているわけではありません。

猫は「構って欲しい」「なんだか面白そう」というポジティブな感情は持っていますが、相手を貶めてやろう、困らせようなんて全然思っていないそうです。

猫は相手に嫌なことをされたら、さっとその場を立ち去って、二度とかかわらないようにする。忘れてしまう。猫はとても付き合い方がスマートな動物と言えそうです。

 

■うらやましい


他の猫がうらやましい、という感情が猫にはありません。よく飼い主さんから質問される

「他の猫と遊んでいるとヤキモチをやく」

という行為は、ヤキモチというよりも、自分もやりたいという純粋な感情。あくまでも猫が自分の本能のままに行なっている行動です。

多頭飼いすると猫同士の仲が悪くならないか心配、という飼い主さんもいますが、基本的に猫は「ご飯」「なわばり」「トイレ」が安心、安全に確保されていれば、他の猫ともうまくやっていけるそうですよ。

 

■謝りたい


愛猫が突然キレる突発的な猫パンチ。私は何にもしていないのに、一体どうして~。。。という経験をした飼い主さんは多いでしょう。ひどいです。理不尽です。猫に謝って欲しいですよね。

しかし!猫パンチしたのはうざかったから。ちょっと興奮したから。なんとなくそこに飼い主がいたから。などなど、猫には猫なりの理由があるのです。「自分がやりたかったからやった」行動に対し、猫は「謝る」気持ちなんてまるでないとか。

犬は悪いことをすると「やべえ」みたいな表情をしたり、逆にポーカーフェイスでごまかそうとしますが、猫にはそんな気遣いもありません。やはり飼い主は「下僕」だと思っているのでしょうか。。。

 

■お礼をしたい


夏になるとやってくる「愛猫からの嬉しくないプレゼント」。ありますよね~。我が家の場合は大抵は死にかけたセミなどの昆虫類。ドヤ顔で持ってきますから、これは日頃の感謝に対するお礼なのかと思っていました。

しかし実は大違い。猫には「お礼をする」という気持ちはないそうです。このプレゼントの意味は、母猫が子猫に狩りを教えようとする行為の擬似的な感情による行動です。「ほーらこうやって取るんだぞ、俺様を見習いなさい。」という感覚だそうです。

 

■最後に


いかがですか。猫の気持ち、もしかして誤解していた部分があったのではないでしょうか。

猫がもし人間だったら、自分の感情のままに他人を翻弄する「小悪魔」のような人間でしょうか。

それとも、「天然だから」と言われる自由奔放な人物でしょうか。いずれにしても「ストレス」はあまりなさそうですよね。

やっぱり「猫になりたい」と思わせるほど猫は魅力的です。私も猫を見習いたいかも。皆さんはどう思われたでしょうか。
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