猫上級者を目指そう!知ってると自慢できる猫に関する言葉を集めてみた

By bzp00343
猫上級者を目指そう!知ってると自慢できる猫に関する言葉を集めてみた
この読みものに付けられたタグ 知識
ねこ検定で、中級に合格したワタクシ。聞くところによると、ねこ検定は年々難しくなっているとか。初年度に取っておいて本当に良かった。。。

しかし!猫を愛する者として、日々の勉強は欠かせません。今回は哺乳類動物学者、今泉忠明先生が監修した『ねこの辞典』(成美堂出版)の827ワードの中から、特に

「これってナニ?」

というあまり聞いたことがない猫に関する言葉を集めてみました。この言葉を知っていれば、かなりの猫マイスターになれるはず。ぜひ覚えてみてください。

 

■アルター


去勢、卵巣摘出手術を施された猫のこと。またその手術自体をアルターと呼ぶことも。「オルター」という言い方をする場合もあります。

 

■イヤータフト・イヤーファーニッシング


やや長めの耳の飾り毛のことをイヤータフトと呼びます。耳の内側から外側に向かって生えている被毛を指します。

このイヤータフトは特に長毛の猫によく見られ、ロシアなど寒い地域で暮らす猫は特に長めです。また、イヤーファーニッシングとは耳の中に生える被毛のこと。どんな猫でもすべてこのイヤーファーニッシングが生えていますが、ソマリなど長毛の猫は特によく目立ちます。

 

■ウィナースリボン


赤と青、黄色の3色が入ったリボンのことです。これはキャットショーのチャンピオンシップで優勝した猫だけがもらえる特別なリボンのことです。

 

■エンタイア


エンタイアとは「完全な」「無傷の」という意味があります。避妊・去勢をせず、自然の姿で暮らす猫のことを指す言葉です。

 

■追い出し猫


招き猫の一種で、表に怖い猫の顔が、裏に一般的な招き猫の姿が描かれた絵画。裏は幸せを招き、表は不運を追い払うという意味があります。これは福岡県宮若市の特産品となっているそうです。

 

■オーストラリアンミスト


これは新しい猫種で、霧がかかったようなスーモーキーな毛柄のことをいいます。バーミーズとアビシニアンの縞模様の猫を掛け合わせて作られた猫の品種です。

このオーストラリアンミストは、ティッキング(1本の毛の根元から先端までの間に2色以上の毛があること)が入ったスポテッドタビー(縞柄の一種で短い斑点状の模様が特徴)なのが特徴です。
オーストラリア原産の短毛種で、薄い色合いをしていることが名前の由来になっています。

 

■ワイドアパート


両耳の間がかなりはなれた様子を指す言葉。ペルシャやヒマラヤンなどの猫種によく見られます。

 

■ヤス猫


茶トラの別名です。主に鹿児島県の猫に使われる言葉です。安土桃山時代に、ヤス猫が朝鮮に出兵したという伝説も残されています。

 

■命婦の大臣


「みょうぶのおどど」と読みます。これは日本の文献に初めて登場した猫の名前です。一条天皇はこの愛猫、命婦の大臣を溺愛し、「従5位」という官位を与えたと書かれています。

この一条天皇の猫愛はかなり有名で、あの枕草子でも清少納言がこの天皇について語っています。猫の誕生日にはときの権力者を招いてお祝いをしたと綴られています。

 

■初辰猫


これは大阪の住吉神社で売られている招き猫の呼び名。初辰猫は、高さが3.5cmと小さく紋付袴姿で裃をつけているのが特徴です。

毎月はじめの辰の日に家内安全や商売繁盛を願ってお参りする「初辰参り」のときに購入できます。

 

■ティップド


1本の毛の先に色がついていることを言います。これは「ティップド遺伝子」によって根元の毛色が抑えられてしまうことで起こります。毛の先と根元の色が異なる色になるのが特徴で、毛先の濃い色が多い順に「スモーク」「シェーデッド」「チンチラ」に分類されています。

 

■温度感受性遺伝子


温度が低い部分は色素が作られて濃い色になり、温度が高い部分は色素が作られないために薄い色になる遺伝子のこと。

主にシャムやヒマラヤンなどのポイント柄でよく見られます。耳やあたまの中心、足、しっぽといった先端は温度が低いために被毛は濃いいろになります。

 

■最後に


いかがですか。この猫に関連する猫言葉。私はどの言葉も全然知りませんでした。おそらく獣医さんなど、専門家が使うワードも入っていたかも知れません。

いずれにしても、今後ねこ検定の上級編を受けよう、と思っている方は、知っておくと役にたつかも知れませんね。ぜひ参考にしてください。
この読みものに付けられたタグ 知識

最近の記事

Recent Article
  • 暮らし
  • 健康
  • 知識