『まだ早い』と思わないで!10歳過ぎから始める老猫介護の基礎作り

By ハナ
『まだ早い』と思わないで!10歳過ぎから始める老猫介護の基礎作り
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猫と暮らしていたら、避けては通れない老猫介護。
今は可愛い子猫だったとしても、いつか猫の介護は必要になります。

10歳を過ぎても元気だし、まだ本格的な『老猫介護』には早い!と思っている飼い主さんも多いでしょう。
しかし、猫は元々環境の変化を嫌う動物ですが、年齢を重ねると環境変化がより猫のストレスになってしまいます。
本格的な『老猫介護』を始めるときに『猫が若いときに使っていたもの』が使えなくなり、買い換えなくてはいけなくなることも少なくありません。
猫のために不要な環境変化を減らさなくてはいけないはずなのに、介護をするために環境を変えなくてはいけなくなると猫にとって2重に負担になることも…。

本当に『老猫介護』をする時の環境を整えるために猫が10歳を過ぎた辺りから徐々に、少しづつ『老猫仕様』の環境に変えていってあげることで、本格的な『老猫介護』が必要な年齢になった際のストレスはかなり押さえることができます。

老猫介護に向けて準備をしていく人に知ってほしい、本格的な『老猫介護』をする前にできる準備をご紹介します。

 

◆食事の変更

キャットフードは皆さんご存じの通り大きく分けて『子猫用』『成猫用』『老猫用』の3種類に分けられます。
年齢によって必要な栄養素が違っているため、フードも年齢別で分かれています。

『子猫用』から『成猫用』のフードへの変更は猫も若く元気なのでスムーズに変更できるかもしれません。
しかし『成猫用』から『老猫用』へのフードの変更は例え同じメーカーのフードであったとしても注意が必要です。
フードに入っている栄養素や成分が違う、ということは老猫にとっての刺激になり、嘔吐や下痢に繋がる可能性も…。
また、味が急に変わって『食べたくない!』と拒否反応を示す猫もいるようです。

猫のフードを切り替えるときの基本ですが、シニアフードに切り替える際には『今まで食べていたフード』に『シニアフード』を少しづつ混ぜ、猫の体を少しづつ新しいフードに慣らしてあげましょう。

猫がシニアフードの推奨年齢になる頃には完全にシニアフードに移行できるよう、切り替えの一ヶ月ほど前から徐々に混ぜて慣らしてあげると猫にもあまり負担をかけずに、スムーズにシニアフードへフードを切り替えられます。

 

◆段差を減らす


10歳の健康な猫なら、今までとジャンプ力はあまり変わらないかもしれません。
猫の足腰も弱っていないので、ちょっとした柵や段差は気にならないでしょう。

しかし猫が15歳を過ぎたあたりからはやはり、足腰の筋力は弱ってきます。
ジャンプ力も衰えてきて、今まで上れていた場所や今まで越えられた障害を猫が飛び越えられなくなってくるのです。

急に大好きだった高い場所に登れなくなったり、今まで乗り越えられた障害物に引っ掛かるようになると猫はかなりストレスを感じます。
しかし猫が『登れなくなったから』と急いで策を練るのでは逆にストレスになることも…。
まだジャンプできるし、障害物も避けれるしうちの猫には必要ない!と思うかもしれませんが、猫の足腰がまだ丈夫なうちに段差を少なくし、『段差の少ない環境』に慣らしてあげてください。

大好きな高い場所には、さほどジャンプしなくても登れるように階段上に棚を設置してあげるのもよいでしょう。
新しくお気に入りにしてくれるような別の居場所候補を床から近い位地に作ってあげるのもいいかもしれません。

猫のよく通る道にはなるべく障害物を置かず、フラットに移動できる環境を作ってあげましょう。
また猫砂や猫のおしっこが飛び散りにくいようにフチが高くなった『猫トイレ』だと、トイレ自体に登れなくなり、粗相をしてしまう猫もかなり多いのだそう。
トイレに登るためのステップを用意するか、トイレのフチが低いタイプに今のうちに変更しておきましょう。

たくさんジャンプしなくても生活できるように工夫し徐々に模様替えをすることで『老猫介護』が必要になったときには猫にストレスなく、過ごしてもらえるはずですよ♪

 

◆ボディケアに慣らす

グルーミングや爪研ぎなど、若い猫はセルフケアが上手にできます。
しかし、老猫は徐々にグルーミングの回数も、爪研ぎの回数も減ってきます。
猫のセルフケアの回数は減りますが、爪の延びる速度などはあがるため飼い主さんが猫に今まで以上にボディケアをしてあげる必要があるのです。

グルーミングの代わりにブラッシングをし、爪は頻繁に切り、耳掃除や歯磨きも必要になります。
今までも猫のボディケアはしているとは思いますが、今以上に密にボディケアを行い、少しづつ体に触られることやケアに慣らしていきましょう。

いかがでしたか?
早めに準備を始めることで猫にも人にもあまり負担をかけずにシニア生活に移行することができます。
10歳になったら徐々に変更していきましょうね。
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