出したいけど出ないの。猫の便秘の原因と解消法

By ハナ
出したいけど出ないの。猫の便秘の原因と解消法
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個体差はありますが、猫のうんちが2日以上でないと『便秘』というのだそう。
貴方の飼い猫は便秘になったことがあるでしょうか?

我が家の猫はとってもかわいそうな理由で一度便秘になったことがあります。
そのときは猫が痙攣したり、ぐったりとしたり、本当に大変でした。

なんとなく便秘とはあまり縁がなさそうなイメージのある猫。
そんな猫が便秘になってしまう原因とはなんなのでしょうか?

便秘の原因と便秘解消法をご紹介します。

 

◆うんちが硬い

人間でもそうですが、猫のうんちが硬いとうんちがでずに便秘になってしまいます。

猫の飲む水分が少なく猫が水分不足だったり、グルーミングの際に毛を食べ過ぎているとうんちが固くなり、出そうとしてもうんちがでなくなってしまうのだそう。
うんちが硬いと猫も痛みを感じるので余計に猫の便秘に繋がってしまうようです。

体的に問題があるわけではないですが、うんちが硬いままにしておくと猫の健康的に弊害が出る可能性もあります。
水分をきちんととらせ、猫のうんちが固くなり過ぎないように気を付けましょう。

 

◆痔になっている時

前述した我が家の猫の『便秘』からの痙攣騒動。
実は原因は『痔』でした。

猫の肛門から何かが飛び出しているわけでも、出血しているわけでもなかったのですが、おしりの中が切れ、化膿しており痛みからうんちがしずらくなっていたのです。
それでも我が家の猫は痛みに耐えてうんちをし、化膿が悪化し痛さから痙攣を起こしていたようでした。

痔だけでなく肛門付近の痛みから便秘になってしまうこともあります。
骨盤や後ろ足などを骨折した場合も痛みから上手く踏ん張れず、便秘になることもあるのだとか。
うんちをしようとはしているけれど唸っていたり、痛そうにしている場合は痔になっている可能性や下半身をけがしている可能性もあるので病院で相談しましょう。

 

◆老化


猫も年を追うごとに体の昨日は衰えてきます。
見た目や身体能力だけでなく、猫のからだのなか、内臓も年を取ると老化します。
老猫の結腸の収縮運動が上手くいかず、便秘になるケースは少なくありません。

結腸の収縮運動は猫自身が意識的にしていることではなく、猫の体が勝手にしていること。
そのため、猫のからだの老化で便秘になってしまうのは仕方ないことなのです。
お腹をマッサージしてあげて、うんちが出やすいように促してあげましょう。

 

◆病気

肛門にポリープや腫瘍があった場合もうんちがポリープや腫瘍にひかかってしまい、便秘になってしまうこともあります。
一生懸命うんちを出そうとしているのにうんちが出ていないのであれば、ポリープや腫瘍が原因の可能性も疑った方がよいでしょう。

 

◆猫の便秘改善方

猫の便秘は猫の『便秘の原因はなにか』によって改善方法は変わってきます。
例えばポリープや腫瘍が原因で便秘になっている場合はポリープや腫瘍の切除や治療をしなくては便秘は改善しません。
猫が痔になっている場合もまずは痔の治療が先です。
痔の治療と並行して、猫のうんちが出やすくなるように気を使ってあげるといいでしょう。

それ以外のことが原因で便秘になっている場合、猫のうんちが出やすくなるように改善してあげることが大切です。
猫のフードを消化のよいものに変え、水分を多くとらせる工夫をするだけでだいぶ便秘の改善になります。
また、猫のお腹をマッサージしてあげるのも効果的です。
猫のお腹をさわるとわかると思いますが、猫が便秘しているとき、おへそよりもしたの部分辺りに固い『塊』があることがわかります。それが詰まっている『うんち』なんです!
その塊をしたに下げるように手でマッサージしてあげましょう。

それでも猫の便秘が解消しないときは病院に相談し、浣腸や下剤に頼ってみてください。
猫に浣腸や下剤を与える場合は人間用のものは絶対に使ってはいけません。
かならず病院に相談し、獣医さんが出してくれたお薬を適切に使うようにしましょう。



いかがでしたか?
猫の便秘には複数の原因があるようですね。
猫が便秘になっている原因がわからなければ適切な治療、適切な改善をすることができません。

猫のうんちをする前後の様子や普段の様子をよく観察しておきましょう。
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