世界には猫の公務員もいる!猫好きが多い3つの国

By ハナ
世界には猫の公務員もいる!猫好きが多い3つの国
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日本は『犬好きが多い国』というイメージが実はずっとありました。
実際にペットショップで見かけるのは犬が多かったですし、猫よりも犬を飼っている人の方が多かったようです。

しかし、近年では日本は『猫好きな国』と言われていて、犬よりも猫の方が変われている数も多いようです。
『猫好きな国』とはいっても、日本はまだペットに関する法律や保護方法も国がきちんと確立してくれていない、ペットに優しいとは言えない国です。

ではペットに優しく、猫を愛してやまない国とはいったいどの国なのでしょうか?
他国での猫事情を調べてみました。

 

◆猫が一番たくさんいるのは…

野良か飼い猫かは関係なく、ただ単純に猫が国内にいる頭数だけを数えるとアメリカが一番多く、なんと7600万匹もの猫が暮らしているのだとかり
日本で暮らしている猫は720万匹前後だと言われているので日本よりも約10倍の猫が暮らしていることになります。

ついで2位は中国、3位はロシアなのだそう。
アメリカも中国もロシアも、国土が広いのでたくさんの猫が国内で暮らしていても不思議ではないかもしれませんね。

猫の飼育頭数別のランキングを調べると猫が国内にいる数は多いものの中国は『猫の飼育頭数』はランキング外でした。
つまりは広い国土に結構な数の野良猫が暮らしているということでしょう。

猫が国内にいる数のトップであるアメリカは猫の飼育頭数も多いですが、猫よりも犬の方が飼育頭数が多いようです。
アメリカは『ペット大国』と言われているように、ペットのためのアニマルポリスがあったり、動物虐待が重罪になったり、動物たちを大切にしています。
国全体で『猫大好き!』というよりは『動物が大好き!』という国なのかもしれませんね。

アメリカ・ロシア・中国の3ヶ国で考えるのであれば、猫が国内にいる頭数に対して猫の飼育頭数が多いのは圧倒的にロシアなんです。

統計から見ると愛猫家が多いのはロシアなのかもしれませんね。

 

◆ロシアは猫好きが多い?

ロシア人は猫に『助けてもらった』という気持ちがあるから猫を大切にしているという説が一番有力なんだとか。

ちょっと残ごくな話かもしれませんが、第二次世界大戦中、食料難に陥ったロシア人はやむを得ず猫も食料として食べていたそう。
猫を食べるとネズミが増え、伝染病がロシア国内では蔓延してしまいます。
伝染病のせいでロシアは危機的状況に陥ります。
そんな折りに国外から猫が輸入され、ネズミを駆除し、ロシアの人々は病気に怯えずに暮らせるようになったと言われているのだそうです。

そのため、猫は『ロシアを救ってくれた動物』としてロシアの人々に大切にされていると言われています。

 

◆イギリス


猫の飼育頭数や在住頭数はそこまで多くないイギリス。
しかしイギリスはかなりの猫好き国なんです。

実はイギリスには正式な『猫の公務員』がもう90年以上も前から存在しています。
『ねずみ捕獲長』として首相官邸や財務省など国の機関で飼われており正式に『公務員』として雇われているのだそう。
今年の9月に財務省の猫が行方不明になった際には一時パニックが起きたほど、ねずみ捕獲長たちは大切に大切に思われているようです。

新聞に他部署のねずみ捕獲長同士の不仲が報じられることもあるので、国民の関心も公務員猫にあるのかもしれませんね。

イギリスはアニマルポリス発祥の地でもあり、猫だけでなくペット全般を大切にしている国のではないでしょうか。

 

◆イスラム諸国

イスラム教の教えでは『猫は神聖な生き物である』とされています。
預言者・ムハンマドが猫が好きで、『猫をいじめてはいけない』と常々言っていたことから、『猫は神に近い神聖なもの』という意識がイスラムの人には根付いたようです。

猫を大切に飼っている人が多い、というよりは猫を神聖視して、大事にしている人が多いのかもしれませんね。

いかがでしたか?
統計的、宗教的にはロシアやイスラム諸国が猫好きに見えますが、私はイギリスが一番猫好きの多い国ではないかと感じました。

アニマルポリスを始め、イギリスは猫だけでなくペットを大切にする気持ちは強い国なのでしょう。
日本もイギリスのように猫に、ペットに優しい国になるよう願っています。
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