猫と虫の気になる関係・猫が虫を食べちゃった!コレって大丈夫なの?
日本は超少子化時代を迎えていますが、地球規模から考えると、人口はかなり増えています。将来の食糧危機に備えて、隣の中国では「昆虫食」も視野に入れているらしい。。。
そんなニュースを読んで、ふと隣を見ると、愛猫がちょうどセミを捕獲したところ。ベランダが騒がしいと思ったら、案の定カイトが夢中でセミにちょっかいを出していました。ぎゃー!食べないでー!
ちゃんとご飯を食べているのに、夏になると始まる我が家の猫の昆虫食。虫はそんなに美味しいのでしょうか?猫が食べても大丈夫なの?猫と虫の気になる関係について調べてみました。
もともとは砂漠で暮らしていた猫。毒のある虫というとサソリや毒蜘蛛を連想しますが、大昔の猫の祖先はこの毒を持った虫も食料にしていたといいます。
哺乳類動物学者の今泉忠明先生によると、
「毒を持っている虫でも、刺されたり噛まれたりしなければ、食べても猫は毒には当たらないようです。」
とのことです。まさか日本でこのような危険な虫は食べないとは思いますが、それでもゴキブリや蛾などを猫が食べると気になりますよね。虫を食べなれない猫が食べた場合は、一時的に下痢や嘔吐の原因になることもあるといいますから、やはり気をつけた方がよさそうです。
猫だって蚊に刺されることはあります。鼻や耳先など、毛の薄い部分は要注意。猫もハチに刺されると腫れますし、蚊にさされれば痒みを感じます。
猫が刺される可能性がある虫は、ハチ、蚊、茶毒蛾、ムカデあたりでしょうか。ハチに2度以上さされるとアナフィラキシーショックを起こす可能性がある猫もいます。そして蚊に刺されるとフィラリアに感染してしまうことも。
ムカデや茶毒蛾など、毒を持っている虫に刺されたときは動物病院で毒を吸い出したり、消毒剤の投与といった治療をしてもらうことが必要でしょう。
野良猫を観察している人から聞いた話ですが、バッタやコオロギは猫は大好きでよく食べることがあるとか。
バッタやコオロギは大きさも程よく、食感もサクッとしているので意外と美味しいのかも知れません。人間もイナゴを食べる人がいますよね。
しかし室内で、もし殺虫剤がかかった虫を猫が食べてしまったら?すぐに動物病院を受診するべきでしょうか?
獣医の先生に聞いたところ、
「まずは猫に異変がないか観察してください。嘔吐や下痢をしたら連れてきても良いですが、殺虫剤を使っても、虫にかかるのはごくわずかなので、食べたとしてもそれほど心配はないでしょう。
しかし殺虫剤が付着した床をそのままにしておくと猫の足裏に付き、毛づくろいするときに口にいれる可能性があります。
殺虫剤を使用後は床やその周辺を必ず水で濡らした雑巾でふき取ると安心です。」
とのことでした。猫に危険なのは、虫よりも「殺虫剤」のようですね。そして殺虫剤で気になるのは成分の他に香りも気になります。もし電子式の殺虫剤を利用する場合は、無香料タイプのものがオススメです。
もし猫が卵や寄生虫を宿している虫を食べたら、猫のお腹に寄生してしまうのでは?そう心配になる飼い主さんもいるでしょう。
しかし寄生虫には「宿主」がいます。例えばカマキリに寄生する虫にはハリガネムシがいますが、猫がカマキリを食べた場合、猫が後日ハリガネムシを吐くことはあっても、お腹に寄生することはないそうです。
猫を宿主にする寄生虫で、代表的な虫が「瓜実条虫」です。この瓜実条虫を宿したノミを猫が毛づくろいの時に誤って飲み込むと、猫の腸内に寄生する恐れがあります。
猫にとって、虫で怖いのは寄生虫でしょう。予防するためには定期的にノミの駆除剤を投与し、ノミ自体を寄せ付けないことが大切です。
猫はなぜ虫に夢中になるのか?それは「食べたい!」というよりも、動きの面白さに本能で追いかけてしまうから、と思っていましたが、ちょっと違うかも知れません。
野性時代の猫の主食は鳥やねずみで虫は副食のようなものだったとか。お腹の足しにはなりませんが、虫は栄養価が高いので、猫の食生活には欠かせない獲物だったそうですよ。
栄養価は高くても、見た目が。。。と私は躊躇してしまいますが、「バッタはリンゴみたいにサクサクして美味しいよ!」とあるテレビでそうコメントしているタレントさんがいました。うーん、やっぱり美味しいから夢中なのかも?もしかして猫は美食家なのかも知れませんねぇ。
そんなニュースを読んで、ふと隣を見ると、愛猫がちょうどセミを捕獲したところ。ベランダが騒がしいと思ったら、案の定カイトが夢中でセミにちょっかいを出していました。ぎゃー!食べないでー!
ちゃんとご飯を食べているのに、夏になると始まる我が家の猫の昆虫食。虫はそんなに美味しいのでしょうか?猫が食べても大丈夫なの?猫と虫の気になる関係について調べてみました。
■野性時代はサソリも食べたらしい
もともとは砂漠で暮らしていた猫。毒のある虫というとサソリや毒蜘蛛を連想しますが、大昔の猫の祖先はこの毒を持った虫も食料にしていたといいます。
哺乳類動物学者の今泉忠明先生によると、
「毒を持っている虫でも、刺されたり噛まれたりしなければ、食べても猫は毒には当たらないようです。」
とのことです。まさか日本でこのような危険な虫は食べないとは思いますが、それでもゴキブリや蛾などを猫が食べると気になりますよね。虫を食べなれない猫が食べた場合は、一時的に下痢や嘔吐の原因になることもあるといいますから、やはり気をつけた方がよさそうです。
■猫が虫に刺されたとき
猫だって蚊に刺されることはあります。鼻や耳先など、毛の薄い部分は要注意。猫もハチに刺されると腫れますし、蚊にさされれば痒みを感じます。
猫が刺される可能性がある虫は、ハチ、蚊、茶毒蛾、ムカデあたりでしょうか。ハチに2度以上さされるとアナフィラキシーショックを起こす可能性がある猫もいます。そして蚊に刺されるとフィラリアに感染してしまうことも。
ムカデや茶毒蛾など、毒を持っている虫に刺されたときは動物病院で毒を吸い出したり、消毒剤の投与といった治療をしてもらうことが必要でしょう。
■猫と殺虫剤の気になる関係
野良猫を観察している人から聞いた話ですが、バッタやコオロギは猫は大好きでよく食べることがあるとか。
バッタやコオロギは大きさも程よく、食感もサクッとしているので意外と美味しいのかも知れません。人間もイナゴを食べる人がいますよね。
しかし室内で、もし殺虫剤がかかった虫を猫が食べてしまったら?すぐに動物病院を受診するべきでしょうか?
獣医の先生に聞いたところ、
「まずは猫に異変がないか観察してください。嘔吐や下痢をしたら連れてきても良いですが、殺虫剤を使っても、虫にかかるのはごくわずかなので、食べたとしてもそれほど心配はないでしょう。
しかし殺虫剤が付着した床をそのままにしておくと猫の足裏に付き、毛づくろいするときに口にいれる可能性があります。
殺虫剤を使用後は床やその周辺を必ず水で濡らした雑巾でふき取ると安心です。」
とのことでした。猫に危険なのは、虫よりも「殺虫剤」のようですね。そして殺虫剤で気になるのは成分の他に香りも気になります。もし電子式の殺虫剤を利用する場合は、無香料タイプのものがオススメです。
■虫で怖いのは寄生虫
もし猫が卵や寄生虫を宿している虫を食べたら、猫のお腹に寄生してしまうのでは?そう心配になる飼い主さんもいるでしょう。
しかし寄生虫には「宿主」がいます。例えばカマキリに寄生する虫にはハリガネムシがいますが、猫がカマキリを食べた場合、猫が後日ハリガネムシを吐くことはあっても、お腹に寄生することはないそうです。
猫を宿主にする寄生虫で、代表的な虫が「瓜実条虫」です。この瓜実条虫を宿したノミを猫が毛づくろいの時に誤って飲み込むと、猫の腸内に寄生する恐れがあります。
猫にとって、虫で怖いのは寄生虫でしょう。予防するためには定期的にノミの駆除剤を投与し、ノミ自体を寄せ付けないことが大切です。
■最後に
猫はなぜ虫に夢中になるのか?それは「食べたい!」というよりも、動きの面白さに本能で追いかけてしまうから、と思っていましたが、ちょっと違うかも知れません。
野性時代の猫の主食は鳥やねずみで虫は副食のようなものだったとか。お腹の足しにはなりませんが、虫は栄養価が高いので、猫の食生活には欠かせない獲物だったそうですよ。
栄養価は高くても、見た目が。。。と私は躊躇してしまいますが、「バッタはリンゴみたいにサクサクして美味しいよ!」とあるテレビでそうコメントしているタレントさんがいました。うーん、やっぱり美味しいから夢中なのかも?もしかして猫は美食家なのかも知れませんねぇ。