【猫の治療費】猫が病気になるといくらかかる?最近の猫の治療費事情

By bzp00343
【猫の治療費】猫が病気になるといくらかかる?最近の猫の治療費事情
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猫と暮らす人が増えています。猫との暮らしは愛と幸せがいっぱい。猫がいるだけで人生が変わった!と言う人を私はかなりたくさん知っていますが、それにしても、気になるのが「猫が病気になった時の値段」です。

ご存知の通り、ペットの治療費は動物病院によってまちまち。基本的にその病院が自由に値段が設定できます。

猫の寿命は平均で16年前後。一生病気知らずなら安心ですが、それでも、ワクチン接種や予防注射などで年間それなりにお金がかかります。

猫の治療費の相場や、なかなか動物病院でききにくい「病気になるといくらかかるの?」という疑問について、2016年に猫の飼い主さんが雑誌に読者アンケートで回答していた内容をもとに考えてみました。

 

■猫の生涯にかかる治療費はおよそ70万円


猫の生涯にかかる治療費は、東京都生活文化による「ペットに関する調査報告書」と、一般社団法人ペットフード協会の「平成27年度全国犬猫飼育実態調査」を参考にして考えてみると、

飼い主さんが1年にかかった猫の治療費の平均額は3万5226円。これを猫の平均寿命16年をかけると56万3616円です。

これに1年間に受ける予防接種の平均額7404円を16年分合わせると11万8464円です。それに一度は避妊去勢手術を行うことを想定すると、その費用は平均で2万975円ですから、全て合計した金額は70万3055円となります。

もちろん猫によってばらつきはありますが、平均総額を割り出すと、1年間にかかる猫の治療費の平均は4万3940円でした。

猫が病気になると飼い主さんは動揺しますよね。まず猫に必要な治療費の全体金額をざっくりイメージしてその分を貯金して貯めておくと安心ですよね。

 

■猫がなりやすい病気の治療費とは


猫の治療費は動物病院によって異なります。ある猫の雑誌の読者アンケートを参考にして、猫がなりやすい病気の治療費の最低価格と最高価格を調べてみました。

・猫の皮膚病にかかる治療費とは

猫の皮膚病にかかる治療費は最低価格4860円。そして最高価格は10万円でした。猫の皮膚病は原因を特定するのが難しいので、動物病院に依頼する病理検査の数が多くなればなるほど治療費はアップします。

検査1つと消毒、塗り薬程度ならおよそ5000円くらい。そのほかに血液検査、エコー検査、ホルモン検査などを行うと軽く10万円は超えることもあるそうです。


・猫風邪にかかる治療費とは

猫風邪にかかる治療費は、最低価格1500円。そして最高価格は5万円でした。発熱、くしゃみ、目やに、鼻水といった症状が現れたらまずは猫風邪を疑ってみてください。

この猫風邪はワクチンを打っておくことで予防が望める病気です。早めの対策が猫の命を救うはず。
この治療の内訳は、1500円のほうは検診と検温をして点眼液や注射を処方されました。最高価格が5万円の方は細菌培養と薬剤感受性検査も行っています。

 

■猫が尿石症になったとき


猫がよくかかる病気が尿石症です。この病気は体内の結石のつまり具合で治療費に大きな差がでるようです。

猫が尿石症にかかると最低価格4000円。そして最高価格は20万円でした。この結石が詰まりやすい部分がオス猫のペニスの先端などに詰まった場合は手術が多くなりますから、一気に値段が高額になります。

結石の検査や入院費などを合わせるともっと費用がかかる場合も。この猫の尿石症は動物病院で治療費に大きな差が出やすい病気と言えるようですね。
 

■猫が歯周病や口内炎になったとき


猫の口内の治療費は、たとえば歯石を除去する場合は全身麻酔になりますから、それなりの金額がかかりそうですね。

猫が歯周病や口内炎になったときの治療費は最低価格3500円。そして最高価格は11万円でした。この病気は慢性化しやすいという特徴があります。気がついたら早めに対処をしてあげることが大切です。

 

■最後に


猫の健康は飼い主さんにかかっています。美味しくて栄養バランスの良い食事、ストレスの少ない環境、そしてやはり毎年の健康診断が病気の早期発見の鍵となるはず。

自分のかかりつけの動物病院で、病気の治療費を聞くのはためらってしまう飼い主さんは多いと思いますが、動物病院側からは、むしろ聞いてもらっても全然問題ありません、という病院も多いようです。

デリケートで聞きにくいお金の話。でも愛猫のために、大事なことですから把握しておくと良いのではないでしょうか。
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