【猫と防災】いざという時の「猫と防災か・き・く・け・こ」を知っておこう!

By bzp00343 2018/08/17
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皆さんは、いざ災害が起きた時、愛猫とどうやって避難するか、避難した後はどうなるか考えたことがありますか?

現在の日本では東日本大震災など大規模な災害の経験から、環境省や自治体ではペットと一緒に逃げる「同行避難」を原則としています。でも、避難所に行ったら愛猫とどうやって暮らすのか、想像したことがある人はどれくらいいるのでしょうか。

犬と違って単独で行動し、縄張りをこよなく愛する猫。知らない場所での避難生活はかなりストレスを感じるはず。

今回は、熊本市にある龍之介動物病院の院長、徳田龍之介先生の著書、『どんな災害でもネコといっしょ』(小学館)を参考にした、いざという時の「猫と防災か・き・く・け・こ」をご紹介します。

 

■「か」飼い主のマナー・責任


大切な愛猫を守るために、動物が苦手な人に対しても思いやりを持ち、飼い主としてのマナーをしっかり守りましょう。

普段から愛猫には首輪(迷子札)を付けておく、マイクロチップを装着することは災害時に猫とはぐれた時に役に立ちます。愛猫を守り、一緒に災害を乗り切れるかどうかは日頃の飼い主さんの心がけと準備にかかっています。

また、災害に強い室内作りも忘れてはいけません。飼い主さんが留守中に災害が発生しても、愛猫の身の安全を守ってあげられる防災対策を心がけましょう。

水害の多い地域では、床上浸水があったことを考えて高い場所にも猫の避難場所を用意しておくとよいでしょう。

 

■「き」キャリーバッグ




災害時に猫と一緒に避難するにはキャリーバッグは必需品です。猫がパニックになって逃げ出す恐れがありますから、普段からおとなしい猫でも移動時はキャリーバッグに入れて逃げないと不安です。

避難場所ではキャリーバッグが猫の安全基地にあります。自治体や避難所で貸し出してくれることもありますが、コンパクトで折りたためる布製のケージは軽くて持ち運びも楽々。

猫壱のポータブルケージはケージの中にトイレを設置しても猫が余裕で暮らせるワイドな設計が自慢です。

普段から部屋の隅に設置して慣らしておくと良いでしょう。

 

■「く」薬・ごはん


愛猫がお気に入りのフードが決まっていて、それ以外は食べない、という猫は多いようです。ただでさえストレスが多い避難生活では、せめてフードはいつも食べ慣れているキャットフードをたべさせてあげましょう。

いつものフードと、飲料水の備蓄は必要です。実際に避難生活をした飼い主さんは、

「避難場所では食器が洗えなかったので、ウェットフードよりもドライフードの方が使いやすかったです。」

という意見も。参考になりますね。そして持病がある猫ちゃんには薬の予備も用意しておくと安心です。

 

■「け」健康管理


避難生活で愛猫が体調を崩した時、日頃の健康状態を飼い主さんが知っているかどうかが、猫の命を左右することがあります。

飼い主さんが正確な情報を伝えられれば、緊急時も診断する時の重要な手がかりになります。オシッコやうんちは健康のバロメーター。匂い、量、回数などを毎日確認して「健康手帳」をつけておくと便利。

体重、持病の有無、年齢、好きな遊びや嫌いなこと、食事内容なども書いておくと万が一愛猫を誰かに世話をしてもらうときに役に立ちます。

気になる仕草や行動は写真に残しておくのも良いアイディア。毎月1回同じアングルで愛猫を撮影しておくと、痩せた、太ったなどの体重の変化にも気づきやすくなります。

 

■「こ」行動・しつけ


猫のしつけというと、「トイレ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、非常時に役立つしつけはそれ以外にもあります。

避難所で猫が鳴いて迷惑にならないように普段から人や他の動物、物音に慣らしておく、ハーネスやリードをつけて練習しておく、キャリーに入る訓練など、実際に災害が起こった時を想像しながら愛猫をしつけてみてください。

 

■最後に




いかがですか。愛猫と同行避難をスムーズに行うには、普段から避難のシュミレーションをしておくと良いでしょう。

防災グッズを揃えただけでは準備万端ではありません。実際に猫にハーネスをつけて外を散歩させてみる、事前に家の周辺の危険な場所を確認したり、自分が避難する場所をあらかじめ知っておくことも大切です。

そして近所に猫仲間を作っておくと心強いはず。普段からご近所ともコミュニケーションをとっておくと安心です。
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