何もいないのに…。猫が『お化けがみえるかもしれない』と思う3つの理由

By ハナ
何もいないのに…。猫が『お化けがみえるかもしれない』と思う3つの理由
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誰もいない場所をじっと見ながら猫が鳴く。なにもいないはずなのに、猫が何かを目で追ってる…。
もしかして見ちゃいけないものを見ちゃってる?!と不安になることありませんか?

我が家の猫もたまになにもないところを見て、くんくんと匂いをかぐことがあり『おばけ?!』と怖くなってしまうことがあります。
一歳になる子供も猫と同じ方向を見ていると『なにかいますか?』と余計に不安にかられます。

猫がなにもないところ見ていたり、なにもないところに鳴いたり、さも『何かあるような』仕草をする理由とはなんなのでしょう。

猫がお化けがみえるかもしれない理由も含め、ご紹介します♪

 

◆猫の視力は意外と悪い

瞳が印象的な猫。
大きな目でじっと見つめてくるので目がいいように感じますが、実は猫の視力はそれほどよくありません。
人間で言えば0.1~0.3程度と言われており、ある程度近くにいかないとぼんやりとした見えていないようです。

それは『夜』でも同じこと。
猫は夜の闇なのなかでは『目がよくなる』と思われがちですが、視力自体は昼間と変わりません。
夜でも猫の見える視界はぼんやりとしていて、けして視力がいいわけではないのです。
しかし人間とは違い、猫は夜でも昼間と変わらずに『見えて』はいます。

夜に猫の視力がよくなるわけではなく、猫の目は夜でもわずかな光を反射し増幅することができるので暗闇でも見ることができるのです。
猫が夜に暗闇をじっと見つめたり、視線をさまよわせる理由は暗闇で動いている虫や何か気になるものが見えているからではないでしょうか。

暗闇のなかでも目が見え、視力があまりいいとは言えない猫には、はっきりとは見えない『おばけ』のような何かが『ぼんやり』と見えていても不思議ではないかもしれませんね。

 

◆猫の視界は意外と広い


人間が見ることができる視界は200度程度だと言われています。
200度見えていたとしても意識して『見ている』視界は180度ていどかもしれませんね。
それ以上になると視界の端にちらっと見える程度できちんと見ているとは言い難いように感じます。

人間の視界が200度、だいたい真横にあるものくらいまでしか視界に入らないのに対して、猫の視界は280度くらいまでは見えていると言われています。
だいたい斜め後ろくらいまでは見えるほど、猫の視界は広いのです。
前を見ていても広い範囲を見ることができる猫。
背後にたつイメージが強いおばけももしかしたら見えているのかもしれません。

 

◆猫の聴覚はとてもいい

猫の耳がいい、というイメージはあまりありませんが、実は猫の聴覚は犬以上!
人間が聞こえる音の範囲が2万ヘルツ、犬で6万5千ヘルツと言われていますが、猫は7万5千ヘルツまで聞こえると言われています。

実験では猫の脳が10万ヘルツまでは反応していることがわかっていますが、脳が反応をしているだけで『音』であることを認識しているかどうかはわからないそうです。
ただ猫が10万ヘルツというかなりの高音域まで脳が反応を示せるということは、猫は人間のわからないわずかな物音を聞くことができるということ。

猫がなにもないところを見つめていたり、何もないところに向かって鳴く時は、人間にはわからない小さな音や遠くの音に反応していると言われています。
どこか遠くで聞こえる猫の鳴き声や虫の羽音、どこかで流れる音楽など人間の耳には聞こえない音を猫の耳がとらえ、『なんだろう?』と不思議に思い、確かめるためにじっと見ているようです。
もしかすると人間には聞き取れない音をきける猫はおばけのだす些細な音を聞くことができるのかもしれません。

おばけは出てくるときに19ヘルツとかなり低い音をだすと言います。
猫は高音域は得意ですが、低温に関しては人間とあまり変わらず20ヘルツくらいまでしか聞き取れないそうです。
19ヘルツは猫も人間も『聞こえる』範囲外の音です。

おばけのだす些細な音に猫は気付けるとしてもおばけが出てくるときの低い音には猫は気がつくことはできません。
聴覚で猫がおばけに反応することは少ないかもしれませんね。

いかがでしたか?
猫がもしおばけが見えているのだとすれば、視覚で捉えているということなのでしょう。
また人間よりも鋭い感性を持つといわれている猫は第六感や勘でおばけが見えていることがあるかもしれません。

おばけがいる、いない、はわかりませんが、猫には人間にはわからない何かを見たり聞いたりする力があります。
もしかすると、本当に猫にはおばけが見えるのかもしれませんね。
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