飼い主さんが猫に言葉を使わずに気持ちを伝える方法とは

By bzp00343
飼い主さんが猫に言葉を使わずに気持ちを伝える方法とは
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猫と人間の愛情表現。人間の場合は目をじっと見ながら「好きです」と言葉で言えば伝わりますが、猫にそれをやるのはNG。猫にとって目をじっと見つめるのは「もしかして、喧嘩売ってる?」のサインです。

可愛い愛猫。生活をともに過ごす相棒に、なんとかこちらの気持ちを伝えたい。それなら、言葉よりも有効な方法は「手」を使うことかもしれません。

言葉が話せない人は「手話」で意思の疎通を図ります。この方法、猫にだって利用できるのでは?
今回は、猫が大好きなドッグトレーナーさんから聞いた、飼い主さんが猫に言葉を使わずに気持ちを伝える方法をご紹介しましょう。

 

■まず始める前に注意したいポイント


この手を使って猫に気持ちを伝える方法ですが、試す前にこちらの3つの注意点をチェックしてください。

まず1つ目は、「最初に猫の爪を切っておく」ことです。猫とコミュニケーションを取るときは、猫に誤解されて引っかかれてしまわないよう、猫の爪は切っておいてください。

手を使って猫に気持ちを伝えるとき、飼い主さんの手を猫の顔の前にだすこともありますが、間違ってその手を猫が引っ掻いてしまう恐れがあります。

飼い主さんが「痛い!」などと大声を出すと、その声に驚いて猫を怖がらせてしまうかも。双方のメリットのためにも、猫の爪は最初に切っておくことが大切です。

2つ目はもしこの方法を試す場合は、猫の様子を観察してみてください。猫はツンデレです。構って攻撃をしてきたと思ったら、すぐに他のものに目移りしますよね。

猫がかまって欲しくない時にこの方法を試すと、猫に嫌がられてしまうかも。猫が機嫌が良い時にチャレンジしてください。

3つ目は「猫が逃げた時はあきらめよう」です。猫は逃げたいから逃げるのです。捕まえて戻しても気分が乗らない時は効果が出ない場合があります。

それでは、実際に手を使ってどんなふうに猫と意思の疎通ができるのか紹介します。

 

■「仲良しだよね」を伝える人差し指


猫はよく棒のようなものに鼻や体を擦り付けて匂いを嗅ぐ習性があります。嗅覚が優れている猫は、その人差し指が大好きな飼い主さんだったら特にクンクン匂いを嗅ごうとするはず。

猫に人差し指を差し出して、愛猫が寄ってきたら、仲良くしようね、というメッセージを伝えながら匂いを嗅がせてみてください。これは猫にしてみると「悪意はありません」というポーズになるそうです。

 

■「ダメだよ!」を伝えるなら手をパーにする


机の上に乗った猫に注意したい時。他の猫には仲が良いのに、私のときだけ、威嚇された時。猫にダメよ!と伝えるときは手のひらをパーにして広げ、猫の顔の前で広げて見てください。

猫は自分の前の視界が遮られると、身動きができなくなる習性があります。たとえば猫を複数飼いしている場合、どうしても1匹の大食いの猫がみんなのご飯までたべてしまうことがありますよね。

そんなときは大食いの猫に「ストップ」と猫に向かって手のひらを見せるやりかたを試してみてください。

何度かやっているうちに猫も意味に気づいてきます。上から目線でパーを出すと猫がびっくりすることもありますが、いつも同じ仕草をしていると、手をパーにしただけで猫の動きを止められるようになります。

また、手を合わせてパンッという音を聞かせても同様の効果があります。猫が言って欲しくない場所にいたら、手を叩いて大きな音を出すと猫が驚いてその場で固まります。

 

■「あなたの名前は~だよ!」を伝えるには


初めて猫と暮らし始めるとき。猫の名前を呼んだら、こちらにきて欲しいですよね。

そんなときに試してみてください。まず親指と人差し指を使って、おやつのカリカリを一粒つまみます。

その指先を猫に見せながら、「~ちゃん」と名前を呼んで猫の気を引きます。猫が寄ってきたら、また「いいこだね、~ちゃん。」と声をかけておやつを食べさせます。

これを数回やると、猫は自分の名前=おやつと関連づけるので、そのうちおやつが無くても名前を呼んだだけで寄ってくるようになるでしょう。

 

■最後に


猫に気持ちを伝えたいとき。言葉よりも手を使うことで気持ちを代弁してくれます。猫は常に飼い主さんの行動を見ていますから、その視線を利用しましょう。

手を使いながら、「仲良しだよね」「ダメだよ!」「あなたの名前は~だよ!」と伝えるときは、言葉も一緒に発してみてください。「言葉プラス目に見える形」が一番猫に気持ちを伝えやすい方法なのではないでしょうか。
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