「雲養猫」ってどんな猫?やっぱり違う世界の各国の猫事情とは

By bzp00343
「雲養猫」ってどんな猫?やっぱり違う世界の各国の猫事情とは
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「最近、猫を飼いたいなぁ、と思うんだよね。」

という友人が二人。一人は離婚しようか悩んでいる専業主婦。もう一人はIT企業の部長職のバリキャリです。

生活環境も考え方も違う二人から同時に「猫」の話題が出たことで、日本では今だに猫ブームが続いているのかとしみじみ。猫の人気、未だ衰えていないようです。

「もう『雲養猫』はやめようと思うの」

そういう友人は中国人。……雲養猫ってどんな猫?

猫ブーム日本。しかしそれなら他の国はどうなのでしょうか?ちょっと気になる世界の各国の猫事情について調べてみました。

 

■『雲養猫』が多い中国の猫事情


実は猫の飼育数が世界第2位の国は中国。猫の飼育数は5,310万匹だそうです。(2017年調べ)

ウ~ン、ちょっと前までは「猫の肉」とか「猫の毛皮」を売ってたイメージがあったのですが、中国は現在猫が好きな国として定着しているようですね。


2017年に中国で開催されたペットのショッピングイベントにおいて、輸入ペット食品の増加率が850%になった、というデータも公表されています。

ちなみにこの猫好きを牽引しているのは広東省など大都市で暮らす「空巣青年」と呼ばれる若者たち。20代後半から30代の人たちの間に多いそうです。

「空巣青年」とはまるで泥棒のようですが、中国では進学や就職など様々な理由で地方から出てきた若者のこと。

家族と離れ、都会で寂しく一人暮らしをしていたり、日々の生活の疲れから恋人を作る気力が生まれない草食系の人を中国では空巣青年と呼ぶらしいですよ。

そして雲養猫とは猫は飼ってみたいけど、家の事情などでなかなか飼えないため、ネットサイトで猫動画を眺めたり、インスタでおよその猫ちゃんを眺める人のこと。猫をクラウド(雲)で飼育している人をこう呼ぶそうです。

 

■猫が世界一大好きな国はアメリカ


アメリカ人と言えば、広大な庭で犬と暮らすイメージがありましたが、最近はアメリカでも猫ブーム。2017年度の世界ランキング1位。7,405万匹の猫が飼育されています。

2017年度のアメリカの人口は326,474,013人ですから、ざっくりと計算すると4人に一人が猫と暮らしていることになります。

ちなみに日本のランキングは6位。7位のドイツよりも猫好きですが、5位のフランスや、4位のブラジルには及ばないようです。

2017年の日本の人口は1億2476万3千人。猫の数は952万匹ですから、ざっくりと12人に一人が猫と暮らしている計算になります。アメリカの4分の1ですね。

そもそもアメリカ人は犬や猫などのペットが大好き。電車やスーパーマーケットでも、当たり前のように犬を連れている人を見かけます。

しかし最近のブームはなんと鶏。犬・猫・鶏と3種類のペットを飼う人が増えているそうです。

なぜ鶏?それはやはり卵が目当てなのだとか。生まれたばかりのヒヨコと猫は、一緒に生活すことができるそうですから、ちょっとやってみたい気もします。

 

■猫好きドイツの猫事情


動物の保護に手厚い国、殺処分0を目指す国というイメージが強いドイツ。真面目なお国柄を反映して、ドイツの猫はマイクロチップの挿入、登録が当たり前なのだとか。ドイツ560の自治体でマイクロチップの義務付けが条例化しているそうです。

そしてドイツの猫事情として有名なのがドライフードよりもウェットフードの方が主食だということ。

2015年のキャットフードの割合を調べたところ、ドイツではドライフードが1に対しウェットフードは3,6倍も売れているとか。これは日本ではドライフードが1に対しウェットフードは0,85倍ですから大きく違いますよね。

そしてドイツの猫のおやつといえば、ジャーキー。細くて柔らかいスティック状のジャーキーが1本1本個別包装され、いろんな味が売られているそうですよ。

そしてドイツで猫を迎える時は、多くはティアハイムと呼ばれる動物保護施設やブリーダー、ネット掲示板などを利用します。

猫は生後12週間まで親猫と過ごしたのちに譲渡されましが、最近は猫の単独飼いはダメ、ということが多いとか。

ドイツでは最近は猫の多頭飼いが推奨されているそうです。

 

■最後に


いかがですか。ちょっと珍しい外国の猫事情を調べてみました。猫好き世界一はアメリカ、ついで中国でしたが、3位はロシアでした。猫はやはり世界中で人気があるようですね。
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