いざという時に慌てない!猫の夏バテ・熱中症の症状と応急処置の方法とは

By bzp00343
いざという時に慌てない!猫の夏バテ・熱中症の症状と応急処置の方法とは
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梅雨が明けたらすぐに夏。最近の日本の暑さは年々ヒートアップ。35度を超える日も珍しくなくなりましたよね。

もともと砂漠で暮らしていた猫は、暑さに強いと言われています。しかし猫は家の中でいつも一番涼しい場所を探すのが得意。やはり暑いのは体に堪えるのではないでしょうか。

ポーカーフェイスの猫は、体の不調を隠すのが上手です。いつもの昼寝か、夏バテで苦しんでいるのか、飼い主さんは見分けがつきにくいはず。

今回は、いざという時に慌てないために、猫の夏バテ・熱中症の症状と応急処置の方法をご紹介しましょう。

 

■猫が熱中症になったとき


「愛猫をキャリーケースに入れて車の後部座席に残して買い物に。30分ぐらいなら大丈夫と思っていましたが、戻ってきたら猫が口を開けて激しく呼吸をしていました。」

「猫を留守番させた日、朝は曇っていたので冷房をつけずに出かけたところ、午後になって猛暑に。慌てて帰宅しましたが、愛猫がぐったり。触ると全身が熱かったのでびっくりしました。」

飼い主さんの「まさか」の行動が、猫を熱中症にさせてしまうことがあります。

猫の熱中症の主な症状には

・口を開けてハァハァと呼吸をする

・横になって休みがちになる

・体を触ると熱い

・よだれが止まらない

・ふらふらしてまともに歩けない

この様な場合は猫の熱中症の可能性があります。おかしい、と思ったときは、猫の耳をチェックしましょう。猫の耳は夏でも冷たいことがほとんどですが、触って「熱い」と感じたら熱中症の疑いがあります。

たかが熱中症と思うなかれ。猫はもともと水分をあまり摂らないため、熱中症になると命に関わることがあります。すぐに応急処置をして、動物病院へ電話してください。

 

■飼い主さんができる応急処置


もし猫が熱中症になったら、急いで体を冷やすことが重要です。パターン別の応急処置の方法は下記の通りです。

・猫が自分で歩けるとき:体が熱いけど自分で動ける。この場合は軽度な熱中症かもしれません。猫が自分で涼しい場所を求めて移動するなら部屋全体を涼しくして見守りましょう。

猫が涼しい場所を見つけて横になったら、扇風機をおいて猫に風を送ったり、ウォーターボウルを近くに置いてすぐに水が飲める様にしてください。

・猫がぐったりしているとき:猫が熱中症でぐったりしているときは、クールマットなど、涼しい場所に猫を寝かせましょう。

タオルを水で濡らして猫の体にかけ、その上で扇風機を当てると気化熱で体温が下がります。冷えすぎない程度に冷房を入れても良いでしょう。

・車内で熱中症になったとき:車で移動中に猫が熱中症になったら、まずは安全な場所に車を止めて猫の様子を確認します。

キャリーケースから出すとシートの下などに潜り込むなど危険ですから出さないでください。キャリーケースに冷たいペットボトルを入れ、猫の体が冷える様にしたり、濡らしたタオルを猫の体に直接かけて猫の体温を下げる工夫をしてみてください。

 

■猫の夏バテのサイン


下記の様なサインが見られたら、それは猫の夏バテのサインかも。愛猫の様子をチェックしてください。
 

①毎日のように吐く


暑い日に十分に水分を摂らないと脱水症状になりやすくなります。脱水症状になると、体液のバランスが崩れて嘔吐しやすくなります。

愛猫が毎日吐いたり、1日に何度も吐くならすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
 

②隠れるようにして寝る


猫がお腹を上にして寝る通称「猫の開き」という寝姿は、体の熱を外に出そうとする自然なポーズ。しかし猫が日中ずっと隠れるようにして寝ていたり、大好きなおもちゃにも反応しないようなら夏バテの可能性があります。
 

③フードを3割以上残す


暑い季節は猫の食欲がなくなりがち。普段の食事の量が1~2割程度減るのは問題ありません。しかし3割以上フードを残す日が続いたり、丸1日ご飯を食べないときは夏バテの疑いがあります。

猫が食いつきが良くなるウェットなフードを与えたり、下痢などをしていないか様子を観察してください。

 

■最後に

 

いかがですか。意外とわかりにくい猫の夏バテ・熱中症。いちばんの対策は新鮮な水を用意して飲水量を増やすこと。室内の温度環境をこまめにチェックすることです。

暑い季節は1日に2~3回は水を取り替える、猫がすぐに飲めるように部屋の複数箇所に水の容器を置くと安心です。

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