これは猫の「性格」じゃなかった!猫の行動で勘違いしがちな病気のサイン

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「いや~、ビックリしたよ!」
と話してくれたのは、猫仲間で猫飼い歴3年になるTさん。推定年齢5~8歳という保護猫、うにちゃんと暮らしています。
「うちのうにちゃんはいつも私に腕枕して寝るのが好きなの。留守番をするときでも枕やクッションを使って寝てるから、まるで人間みたい、って思ってたんだけど、まさかのヘルニアだったのよ!」
何だか呼吸が苦しそう、と思って病院で検査したところ「横隔膜ヘルニア」だと診断されたとか。
この横隔膜ヘルニアは肺が潰されて呼吸を圧迫されるため、寝る時に気道を確保できる姿勢を取ろうとするそうです。なるほど。。。
猫の行動、皆さんも愛猫の様子を勘違いしていませんか?寝てばかり、じゃれつく猫、それはその猫の「性格」ではなく、もしかしたら病気のサインかも知れません。
今回は飼い主さんが見過ごしがちな、猫の行動で勘違いしがちな病気のサインをご紹介します。
「うちのミーナはとても食欲が旺盛。ご飯をあげるとあっという間に平らげます。15歳なのに猫じゃらしで階段の上り下りや廊下ダッシュして遊ぶのが大好き。でも最近ちょっと痩せてきました。」
シニアの猫で、食欲があって遊ぶの大好き。ここまでなら問題はありません。そういう元気な猫は確かにいます。
しかしプラス、「食べている割には痩せてきた」という場合は要注意。もしかしたらそれは甲状腺機能亢進症かも知れません。
甲状腺機能亢進症は体の新陳代謝を促す甲状腺機ホルモンが過剰に分泌される、高齢の猫がかかりやすい病気です。
摂取量以上に過剰にエネルギーを消費するため痩せてしまうのが特徴です。「活動的で元気な性格」と思われがちな猫の病気の代表格です。
「愛猫ロロちゃんは気がつくと顔を前足で洗っています。よく顔を洗うきれい好きな猫。毛づくろいが好きな性格です。」
なるほど。でも猫が顔を洗う仕草をよく観察してください。もしかして、顔を洗っているのではなく、目をこすっているのでは?
猫の結膜炎は、目を痒がる仕草がまるで顔を洗うように見えるので発見が遅れることもあるそうです。
結膜炎は目の結膜に細菌の感染やアレルギー、外傷、寄生虫など様々な原因で炎症が起こる病気です。
まぶたが赤く腫れてかゆみが出るため、猫が頻繁に前足でこすろうとします。顔を頻繁に洗う場合は目の様子をチェックしてみてください。
「うちのユキちゃんはカリカリのフードをゆっくりよく噛んで食べる猫。頭を傾けながら、よく味わって食べるのが好きなようです。」
猫が「やたらと食べこぼす」「ゆっくり食べる」「フードの前にきても食べない」という場合、もしかしら猫の歯肉炎かも知れません。
猫は虫歯にならない動物ですが、歯垢に潜む細菌が歯茎に入り込んで起きる炎症を歯肉炎と言います。
猫の歯茎が赤く腫れたり、きつい口臭がしたりするなら、それは歯肉炎や口内に病気があるのかも。
ゆっくり食べるのは歯茎が痛いから。頭を傾けて食べるのは、味わっているのではなく、痛い患部を避けて噛んでいるからかも知れません。
「ミケはとてもフードに敏感。好き嫌いが激しくて、嫌いなフードだと平気で2日ぐらい食べないこともあります。」
もしかして、それな「食べない」のでなく、「食べられない」のかも。食べ物アレルギーがあるのかも知れません。ガツガツと食べるのに頻繁に吐く猫の場合もアレルギーがある可能性があります。
一度検査してみてもらうと安心です。
いかがですか。猫の行動でわかる猫の病気。猫が尻尾を追いかけてくるくる回っているのを見たことがありますが、これは一見猫が遊んでいるように見えて、実は「常同行動」という猫がストレスを感じた時によくやる行動なのだとか。(遊びでやる場合もあります)
我が家のカイトも甘ったれで私にスリスリするのが大好き。それを見た友達から、
「それって分離不安っていう病気じゃないの?」
と言われたことがあります。おやつを食べるとさっさと離れて行くのでそれはないと思いますが。。。
暑い季節に心配な勘違いは猫がたくさん水を飲む時。暑いから飲んでいるのね、と思っていたら、慢性腎不全だった、という悲しい話を聞いたことがあります。
これは愛猫の性格だよね、と思って見ていた行動の中に、もしかしたら病気のサインがあることもあります。日頃から愛猫の様子をチェックしておくと安心ですよね。
と話してくれたのは、猫仲間で猫飼い歴3年になるTさん。推定年齢5~8歳という保護猫、うにちゃんと暮らしています。
「うちのうにちゃんはいつも私に腕枕して寝るのが好きなの。留守番をするときでも枕やクッションを使って寝てるから、まるで人間みたい、って思ってたんだけど、まさかのヘルニアだったのよ!」
何だか呼吸が苦しそう、と思って病院で検査したところ「横隔膜ヘルニア」だと診断されたとか。
この横隔膜ヘルニアは肺が潰されて呼吸を圧迫されるため、寝る時に気道を確保できる姿勢を取ろうとするそうです。なるほど。。。
猫の行動、皆さんも愛猫の様子を勘違いしていませんか?寝てばかり、じゃれつく猫、それはその猫の「性格」ではなく、もしかしたら病気のサインかも知れません。
今回は飼い主さんが見過ごしがちな、猫の行動で勘違いしがちな病気のサインをご紹介します。
■食欲旺盛、年の割には元気な猫
「うちのミーナはとても食欲が旺盛。ご飯をあげるとあっという間に平らげます。15歳なのに猫じゃらしで階段の上り下りや廊下ダッシュして遊ぶのが大好き。でも最近ちょっと痩せてきました。」
シニアの猫で、食欲があって遊ぶの大好き。ここまでなら問題はありません。そういう元気な猫は確かにいます。
しかしプラス、「食べている割には痩せてきた」という場合は要注意。もしかしたらそれは甲状腺機能亢進症かも知れません。
甲状腺機能亢進症は体の新陳代謝を促す甲状腺機ホルモンが過剰に分泌される、高齢の猫がかかりやすい病気です。
摂取量以上に過剰にエネルギーを消費するため痩せてしまうのが特徴です。「活動的で元気な性格」と思われがちな猫の病気の代表格です。
■きれい好きで毛づくろいが好きな猫

「愛猫ロロちゃんは気がつくと顔を前足で洗っています。よく顔を洗うきれい好きな猫。毛づくろいが好きな性格です。」
なるほど。でも猫が顔を洗う仕草をよく観察してください。もしかして、顔を洗っているのではなく、目をこすっているのでは?
猫の結膜炎は、目を痒がる仕草がまるで顔を洗うように見えるので発見が遅れることもあるそうです。
結膜炎は目の結膜に細菌の感染やアレルギー、外傷、寄生虫など様々な原因で炎症が起こる病気です。
まぶたが赤く腫れてかゆみが出るため、猫が頻繁に前足でこすろうとします。顔を頻繁に洗う場合は目の様子をチェックしてみてください。
■よく噛んで食べる猫
「うちのユキちゃんはカリカリのフードをゆっくりよく噛んで食べる猫。頭を傾けながら、よく味わって食べるのが好きなようです。」
猫が「やたらと食べこぼす」「ゆっくり食べる」「フードの前にきても食べない」という場合、もしかしら猫の歯肉炎かも知れません。
猫は虫歯にならない動物ですが、歯垢に潜む細菌が歯茎に入り込んで起きる炎症を歯肉炎と言います。
猫の歯茎が赤く腫れたり、きつい口臭がしたりするなら、それは歯肉炎や口内に病気があるのかも。
ゆっくり食べるのは歯茎が痛いから。頭を傾けて食べるのは、味わっているのではなく、痛い患部を避けて噛んでいるからかも知れません。
■好き嫌いが多い猫
「ミケはとてもフードに敏感。好き嫌いが激しくて、嫌いなフードだと平気で2日ぐらい食べないこともあります。」
もしかして、それな「食べない」のでなく、「食べられない」のかも。食べ物アレルギーがあるのかも知れません。ガツガツと食べるのに頻繁に吐く猫の場合もアレルギーがある可能性があります。
一度検査してみてもらうと安心です。
■最後に
いかがですか。猫の行動でわかる猫の病気。猫が尻尾を追いかけてくるくる回っているのを見たことがありますが、これは一見猫が遊んでいるように見えて、実は「常同行動」という猫がストレスを感じた時によくやる行動なのだとか。(遊びでやる場合もあります)
我が家のカイトも甘ったれで私にスリスリするのが大好き。それを見た友達から、
「それって分離不安っていう病気じゃないの?」
と言われたことがあります。おやつを食べるとさっさと離れて行くのでそれはないと思いますが。。。
暑い季節に心配な勘違いは猫がたくさん水を飲む時。暑いから飲んでいるのね、と思っていたら、慢性腎不全だった、という悲しい話を聞いたことがあります。
これは愛猫の性格だよね、と思って見ていた行動の中に、もしかしたら病気のサインがあることもあります。日頃から愛猫の様子をチェックしておくと安心ですよね。
この読みものに付けられたタグ
健康