猫のわがままはどこまで許す?人にはいえない我が家の「猫の下僕」事情

By bzp00343
猫のわがままはどこまで許す?人にはいえない我が家の「猫の下僕」事情
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「愛猫のために仕事を辞めました。」という人を私は2人知っています。

猫を飼い始めてから出張の多い営業の仕事を辞めて転職、在宅ワークを選んだYさん。そしてもう1人は病気がちな猫のために東京から田舎に引っ越し、レタス農家を始めたTさんです。

二人とも口癖は「しょうがないよ。もう猫の下僕だからさ。」と話題は猫のことばかり。愛猫にメロメロです。

とても幸せそうなので他人があれこれ言うことありませんが、それにしてもどうしてこんなに人は猫のワガママを許してしまうのでしょうか。不思議ですよねえ~。

今回は、「猫のためにここまでするの!?」という驚きの「猫の下僕」事情を調べてみました。

 

■インテリアは全て猫優先


「最近買ったイタリア製のソファーを、愛猫のきなこはとても気に入っています。ソファーの真ん中にヘソ天で寝るのが大好きなので、私はいつも床に座っています。」

「先日自宅をリフォームしたときに、いちばん日当たりの良い部屋を1部屋「猫専用ルーム」にしました。お気に入りのキャットタワーと段ボール、爪とぎも複数用意して、BGMは、鳥の鳴き声を流しています。」

「思い切って家中の部屋のドアの下に『猫用ドア』を取り付けました。愛猫のカノンもこれで自由に家の中を行き来できるだろうと思っていたら、「ドアは鳴いたら開くもの」と思っているらしく、猫用ドアを一度も使ってくれません。」

なるほど~。ここまでくると家の主はもはや飼い主さんではなく「猫さま」と言っても良いでしょう。

確かに猫が快適な住まい作りは飼い主の責任です。しかしインテリアを全て猫優先にしてしまうとは、もはや立場が逆転しているようですね。。。

 

■生活リズムは猫優先


「うちのソラは朝4時半には猫じゃらしをもって私のベッドに飛び乗ります。歳を取ってもこの朝早い時間帯がソラにとってもっとも活動が活発になるようです。辛いけど、私も毎朝4時半に起きて猫と遊ぶことが日課です。」

「お風呂場の蓋の上に寝るのが好きな愛猫。お風呂に入るのは猫がどいてから。」

「真夜中の運動会が大好きな子猫の小梅。夫は猫可愛さに毎晩夜中の2時から4時くらいまで小梅と一緒に起きているそうです。わたしにはとても無理。」

「ご飯を食べていると愛猫が必ず膝に乗ろうとするので、ついつい構ってしまい、食事時間がいつも長くなります。」

……こういうこと、私も思い当たる節がありますが、自分の生活リズムが猫中心になっていると、仕事に差し支えるのではないでしょうか。

 

■人生は猫中心


「愛猫が好きすぎて、仕事が早く終わるシフトに変えてもらった。バイト料は減ったけど、その分家で猫と過ごせるから幸せ。」

「家族旅行に行くとき、必ず猫が寂しくないように、一人は残って留守番をする。でもその間大好きな猫を独り占めできるので、結構楽しい。」

「猫が鶏肉のささみとおかかご飯が大好きなので、いつの間にか猫と同じメニューを自分も食べるようになった。」

「大好きな人ができて付き合うことに。やったー!ハッピー!と思ったけど、猫嫌いとわかって速攻別れてしまった。」

ここまで来ると、もはや人生は猫中心と言っても良いのでは?大事な選択をするときは愛猫がどう思うかが基準となっていますよね。いや、別に悪いことではありませんが……。

 

■人はなぜ猫に翻弄されるのか


もともと群で暮らしていた犬に対し、猫は単独行動。自分以外の存在との間に「主従関係」がないのでいたってマイペースな生き物です。

いろんなしがらみの中で生きている人間は、そんな猫に対して「自由だなあ」と憧れに似た気持ちを抱くのではないでしょうか。

憧れの存在のいうことは聞きたいもの。またいつでも近くにいたいと思うもの。まして相手はとても抱き心地が良くって綺麗な生き物。この「見た目の良さ」と「触り心地の良さ」が猫の魅力のポイントかも知れません。

また、意図的に猫は「人間の赤ちゃんの声」を真似て鳴くという考えもあります。この鳴き声を聞くと、大人の人間は本能的に保護しなくては、という気持ちになるとか。まさに猫は人を翻弄するテクニックを身につけているとしか思えませんね。

 

■最後に


数年前から続く猫ブーム。そしてここずっと続いている少子化と結婚しない人の増加。今日本では3世帯に1組が何らかのペットを飼っている、という報告もあります。

もはや「うちの子」は人間の子供ではないのかも。多くの人にとって、家族は犬や猫なのかも知れませんね。
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