愛猫の命が残り少ないと分かったとき。後悔しない最後の過ごし方

By bzp00343
愛猫の命が残り少ないと分かったとき。後悔しない最後の過ごし方
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あまり考えたくありませんが、愛猫とのお別れを経験した飼い主さんの中には、「これで良かったのかな」と後悔している人が多いようです。またその後悔から重いペットロスになってしまうことも。

猫は人の4倍の速さで年をとるといわれています。誰もが避けて通れないのが愛猫との悲しい別れ。天寿を全うして欲しいとは思いますが、最後のお別れはいつやってくるかは予想できません。

人の最後の迎え方はその人それぞれですが、愛猫との過ごし方や見送り方を決めるのは飼い主さんです。愛猫の命が残り少ないと分かったとき、後悔しない最後の過ごし方についてご紹介します。

 

■愛猫の余命が後3ヶ月と言われたら

 

・家庭内で方針をまとめておく

まず考えておきたいことは、看病や介護が必要になる場合飼い主さんの生活にも影響が出てきます。

もしもの時に愛猫に「可能な限りの治療を受けさせる」のか「家でゆっくり過ごさせる」のか、家族でよく話し合っておきましょう。

また看病や介護が必要になったとき仕事や猫の世話をどうするかも考えておいてください。

“レオの腎臓病がわかってから職場の人に理解してもらい、仕事も定時で帰れるように仕事量を調整してもらいました。また有給も使って看病に専念しました。家で注射をしたり特別な食事の世話をするなど大変なこともありましたが、最後までレオとじっくり向き合うことができました。”

 

・看病や介護にかかる費用を考えておく

猫が重い病気にかかった時、病院の治療費にどこまでお金を出せるのか考えておくことも必要です。元気なうちから愛猫のために少しずつ積み立てをしておくのもアリ。ペット用の保険に入るのも良いでしょう。

“2匹の猫飼っているので、万が一の時のために毎月5千円ずつネコ貯金をしています。”

“ネットで調べた1番安いペット用の保険に加入しています。”
 



■愛猫が苦しんで見ていられない時


愛猫が重い病気になったときは、治療の途中で飼い主さんが辛い選択をしなくてはいけない場合もあります。

「治療続けず自然にまかせる」のか「延命治療をする」のか「動物病院で安楽死させてもらう」のか方法は3つあります。

考えに考え抜いて愛猫のために思った決断を、後悔する必要は決してありません。飼い主さん自身が納得できたのであれば、良い看取りだったと言えるでしょう。

“腎臓病と判断された虎次郎。入院や点滴、薬なども試しましたが全て拒絶したために自宅で看取ることにしました。数日後、往診に来てもらった先生から、もしも辛そうなら安楽死という選択肢もあると言われました。決断できずに自然に任せて最後を看取りましたが、7キロあった体重が最後は2キロに。苦しんで死んでいった虎次郎。安楽死させたほうがよかったのか今でも思い出すと辛いです。”

 

■愛猫がいよいよ最後を迎える時


これは私の個人的な意見ですが、猫が息を引き取るときは、飼い主さんがいないときに最期を迎えるときが多いようです。

飼い主さんが仕事や家庭の事情で愛猫の最後を看取ることができなかったとしても、その瞬間に立ち会えるほうが少数派なのかもしれません。

たとえ最後を看取れなくても、「一緒に過ごした時間、お互いに幸せだったね」とその思い出をいつまでも大切に思うことを猫は願っているのではないでしょうか。

 

■最後に


私は先日1ヵ月前に保護したおばあちゃん猫を看取りましたが、死ぬ前日から目を開けたまま水も食べ物もうけつけなくなりました。

いよいよ今日でお別れだなど感じた日、猫を抱っこしてその猫と出会った場所まで散歩に行きました。

野良猫だったので外の空気とお日様の光が嬉しかったのか、動かなかったからだをちょっと持ち上げてニャーと鳴きました。

その数時間後、私が犬の散歩に行っている間に静かに息を引き取りました。扁平上皮癌でしたが、最後まで痛みを感じずに安らかに過ごせたのが、せめてもの慰めです。

愛猫カイトに、「他の猫は飼いません。」と約束していたので最後まで名前をつけませんでしたが、火葬するにあたって、最後に「サクラ」という名前をつけました。桜の時期に出会って、あっという間のお別れでした。

どんなに短い間でも、一緒に過ごした時間は一生忘れられません。愛猫の命が残り少ないとわかった時は、後悔しないように最後の過ごし方を考えておいて下さいね。
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