秘訣は食事?環境?病気予防?15歳以上長生きしている猫の生活を大公開!

By bzp00343 2018/05/19
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先日一ヶ月前に拾ったおばあさん猫が虹の橋を渡ってしまいました。かなり重度な扁平上皮癌で、余命3ヶ月と言われていましたが、思いがけない早い別れ。ちょっとぼーっとしています。

ガンに効くという動物用のサプリメント。大量に余ってしまいました。最後は眠るように安らかだったのがせめてもの救い。推定年齢は15歳でしたから、大往生と言えるかも知れません。

しかし、最近はご長寿猫も増えています。室内飼いの猫の平均寿命は15歳前後ですが、なんと20歳を超える猫もちらほら。どうやったらこんなに長生きできるのでしょうか?

今回は3匹のご長寿猫のリアルな日常生活を教えてもらいました。

 

■4箇所の寝床を用意、自由に選べるようにしています。


東京都町田市在住のメス猫、みーちゃんは19歳。飼い主さんに長寿の秘訣を聞いたところ、昔から、みーちゃんが落ち着ける場所に寝床を作ってあげているそうです。

「部屋の中で、みーちゃんがリラックスする場所を観察し、その場所に猫ベッドを置くようにしています。今では家の中に4つ寝床ができました。4つの寝床のうち、2つは日が当たらない北側の部屋にあるのですが、ここはお客さんや大きな物音がしたときなどによく逃げ込みます。」

とのこと。なるほどー。その時の気分に合わせて自分の寝床が選べる環境は、ストレスが少なく、快適なのでしょう。そしてみーちゃんの飼い主さんは、他にもこのようなアイディアを教えてくれました。

・毎日抱っこして、お腹などにしこりがないか確認する

・毎日数回新鮮な水に取り替える

・ドライフードは30分ほど水でふやかして、柔らかくしたものをウェットフードに混ぜて与える

そうです。どれも長寿な猫には嬉しいアイディアですよね。

 

■10歳から毎年健康診断を欠かしません。


千葉県在住、20歳のメス猫、チビちゃんと暮らす飼い主さんは大の猫好き。チビちゃんの他に、15歳になる2匹のメス猫もいて、常に多頭飼いしているとか。

どの猫もご長寿だそうですが、その秘訣を伺うと、毎年健康診断を欠かしませんという答えが。立派ですよね。

「うちは多頭飼いなので、1匹の猫が病気になると、他の猫に感染するリスクが高くなります。そのため、病気は早期発見が全て。子猫時代からかかりつけの獣医師さんに定期的に予防接種をしてもらっています。」

とのこと。そしてその獣医師さんの勧めもあり、猫が10歳を過ぎたあたりから毎年健康診断を受けているそうです。その他に気をつけていることは、

・人の食べ物はあげない

・食事は1日に5回(少しずつあげることで吐き戻しがなくなったそうです。)

・冬は寝床にホットカーペットを用意する

の3つだとか。ぜひ参考にしたいですね。

 

■子猫時代からウンチ、オシッコのチェックが習慣です。


神奈川県に暮らすタマちゃんは18歳のメス猫。若い頃から2mもある高いキャットタワーが大好きな活発な猫ちゃんだったそうです。

流石に15歳をすぎたあたりから上の段に登れなくなったため、低いキャットタワーに買い換えたそうですが、適度な運動も長寿には欠かせないでしょう。

このタマちゃんの飼い主さんは、かかりつけの獣医の先生から、「尿で固まったトイレ砂は、女性の握りこぶし3個分程度が1日の目安」と聞き、毎日タマちゃんのウンチ、オシッコをチェックするのが習慣になったそうです。

他にも気をつけていることといえば、

・新しい猫を迎えるのは控える

・抵抗力を下げないように嫌がることはしない

・半年に1度は動物病院でヘルスチェック

をしているとか。こんなに丁寧に大事にされたら、きっとタマちゃんは20歳を超えるまで元気に生きられるのではないでしょうか。

 

■最後に


いかがですか。15歳オーバーの長寿猫のリアルライフ。どの飼い主さんも、真剣に猫の健康を考えているのがよくわかりました。

私が拾ったおばあさん猫は目が見えなかったので、部屋中を歩き回りながらあちこちにぶつかっていました。それを見た友人は、

「自由に歩き回らせてあげたい気持ちもわかるけど、年寄り猫には安全な環境も必要だよ。」

と教えてくれました。最期はケージの中で過ごしてもらいましたが、死ぬ数日前は歩き回る元気もなくなり、そのまま眠るように亡くなりました。

若い時と、年を取ってからでは、必要な環境は変わります。愛猫が10歳をすぎたら、そろそろシニアの環境を考えておくと良いかも知れませんね。
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