飼い主の87%がやっている愛猫の避妊・去勢手術。猫のメリットとデメリット

By bzp00343 2018/05/17
飼い主の87%がやっている愛猫の避妊・去勢手術。猫のメリットとデメリット

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「うちは1匹だし、完全室内飼いだから避妊手術はしなくてもいいですよね?」

先日動物病院で診察を待っているときに、そう質問している飼い主さんがいました。なるほど、確かにそれなら愛猫は手術する必要はないのかも?

しかしある猫の雑誌アンケートを見ると、愛猫の避妊・去勢手術をしている、と答えた飼い主さんは87%。ほとんどの人が当たり前のようにしています。

この手術、猫にとってのメリットとデメリットは何でしょうか?実際に手術をした飼い主さんの意見を聞いてみました。

 

■体型が変わった


「避妊、去勢をすると猫は太りやすくなる」これは実際に動物病院の先生もそう言っていました。飼い主さんの中でも特に多かったのが、「猫がぽっちゃりした」というコメント。

猫は避妊、去勢をすると性ホルモンの分泌がなくなって代謝が落ちます。そのため、手術前と同じ食事や運動量を続けていると自然と500~1kg程度は太りやすくなる傾向があるとか。特に腰からお尻にかけてぽっちゃりして見える猫は多いようです。

しかし我が家の愛猫、カイトの場合はそれほど体型の変化はありませんでした。猫の体質によって変わるかも知れませんね。むしろ7歳をすぎたあたりからややどっしりした感じに。猫も中年になると太る傾向があるようです。

 

■性格がおっとりした


メス猫、オス猫に限らず、猫は避妊、去勢をすると性ホルモンの分泌がなくなって精神的な成長が止まり、いつまでも子猫のような甘えん坊になる、性格がおっとりする、という意見はよく耳にします。

しかし逆にとても攻撃的になった、という意見も。個体差はありますが、やはりホルモンの関係で性格が変わることはあるようですね。

 

■猫を避妊、去勢をすることのメリットとデメリット


まずメリットとしては、発情期の大声で鳴く行為やスプレー行為が減る、ということが挙げられます。そして万が一の望まない妊娠のリスクがなくなることもメリットでしょう。そしてメス猫の場合は、乳腺や生殖器の病気にかかりにくくなると言われています。

デメリットとしては、繁殖能力が完全になくなる、ということが挙げられます。それは猫として不自然だから可哀相と思う飼い主さんもいるはず。そして多かったのが、避妊去勢の手術に対する体への負担や、麻酔の心配。

「うちの猫は子猫の時から体が弱く、常に薬を服用しています。手術すると体への負担が心配で避妊させるのをためらっています。」

こんな場合は確かに心配でしょう。よく獣医の先生と話し合った方が良いですよね。猫によっては麻酔が効きにくい、もしくは効きすぎて危険な場合もあると言います。心配な時は専門家に相談してみると良いでしょう。

 

■避妊、去勢すると長生きできる?


猫を避妊去勢させると、乳腺腫瘍の確率は7分の1に抑えられるという研究結果があるそうです。乳腺腫瘍は卵巣から出るメス特有のホルモンの影響で発生するため、卵巣自体を摘出してしまえば、腫瘍ができる可能性は確かく低くなるでしょう。

それ以外に、メス猫、オス猫に限らず、猫は避妊、去勢をすると性ホルモンの分泌がなくなって発情期の体調の変化や、異性を求めてソワソワすることが無くなります。

「動物力」という本を上梓した永田高司獣医師によると、動物は全て生きる目的は「子孫を残す」ことですが、この本能がなくなると肉体的にも精神的にもストレスがなくなって安定した生活ができるのだとか。

猫を避妊去勢させるとストレスがなくなるなら、確かに愛猫を長生きできそうな気がしますよね。

 

■病気の猫や高齢の猫は良く考えて


猫を避妊去勢させる場合、体力的にもやはり若い時にさせた方が良いでしょう。猫エイズなどのウィルスに感染していたり、10歳以上の高齢の猫でも、乳腺腫瘍や生殖器の病気を心配して避妊、去勢手術をすることもあるそうですが、健康な若いねこに比べると術後の負担は大きくなります。
病気の猫や高齢の猫は良く考えてみましょう。メリットよりもデメリットのリスクが高くなるかも知れません。

一般的に猫の避妊、手術に適しているのは生後半年から1歳あたり。アメリカのシェルターでは猫が成熟する前の生後3ヶ月までにすることもあるそうです。もちろん猫が健康体なら手術は可能ですが、病気の猫や高齢の猫は良く考えてみてくださいね。

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