動物に詳しいイギリス人に聞いた「猫と仲良くなるための10のコツ」

By bzp00343 2018/01/29
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最近はネコノミクスという言葉が生まれるくらい、日本では猫が人気があります。しかし世界中で一番猫が好きな国民は?と聞かれたら、私は「多分イギリス人じゃないかなあ」と答えます。

もともとイギリスは動物にとても優しい国。世界に先駆けて初めて「アニマルポリス」が民間団体から始まったのもイギリスですし、動物虐待防止法ができたのは1876年。

それに比べて日本は「動物に関する法律がイギリスよりも100年遅れている」と言われています。
世界的にみても、日本はまだまだペット後進国。そもそも動物愛護の考えは、1973年に日本にエリザベス女王が来日することで、ペットに関する法案を慌てて考案した、とまで言われているとか。

私が初めてイギリスに行って驚いたのは、犬がリードなしで街中を散歩していること。そしてかなりの数のタクシーの助手席には、大きな犬がどっかりと座っていることでした。

今回はそんなイギリスで、獣医が猫治療の専門知識を高めるための経済的支援を行う慈善団体(そんな団体があること自体がすごいですよね!)「インターナショナル・キャットケア」の最高責任者クレア・べサンドさんが著書「ネコ学入門」で語っていた

「猫と仲良くなるための10のコツ」

をご紹介します。

 

■猫と仲良くなるための12のコツ

 

①猫と正面から顔を向き合わせて体をこすり付けたり撫でたりして匂いを交換する


ネコは体でおしゃべりする動物だと言いますが、情報は目よりも「匂い」で読み取ります。まずは言葉よりも匂いを交換しましょう。
 

②緊張している猫には、リラックスするまで手を見せない


よく知らない猫に指を突き出すのは匂いを嗅がせるため。いきなり手を出すと、猫は警戒して逃げてしまうでしょう。
 

③猫は短い名前の方が早く覚える。決まったトーンで呼ぶことが大事。


イギリスで一番多い猫の名前は「スーティ」。ほかにはキティ、タイガー、プシーなど。単音節の名前が呼びやすく、猫も覚えやすいそうです。
 

④猫と触れ合う時間はたっぷりとろう


日本では猫はツンデレというイメージですが、イギリスでは猫は人と遊ぶのが好き。スキンシップが大好きなようです。猫と人が触れ合うことで幸せホルモンであるオキシトシンが分泌され、双方の健康にもとても良いことが報告されています。
 

⑤子猫は小さいうちからグルーミングに慣れさせよう


猫にとってグルーミングは自分にも他の猫にもする行為。お互いの匂いを交換したり、他猫との関係を作る上では欠かせない行為です。
グルーミングが下手、または他の動物との経験が浅い猫は、成猫になってから問題行動を起こす場合があるそうです。
 

⑥猫のご飯は冷蔵庫から出して室温になってから与えよう


猫が一番食欲を感じる食べ物の温度は25~40度。生きた動物とほぼ同じ温度です。人肌程度になったご飯を、猫がリラックスして食べられる場所においてあげましょう。
 

⑦暖かくて安全な寝床を提供する


猫が安心して眠れる場所は「高いところ」(キャットタワーの上など)と暗くて狭い場所(押し入れなどです。
 

⑧猫と親しくなる段階ではご飯をあげる回数を増やそう


猫は少量のご飯を小分けにして複数回食べたい動物。たくさんの量を一気にたべさせられると吐いたりする場合があります。
猫の楽しみは何と言ってもご飯です。上手にご飯をあげて猫のご機嫌を取りましょう。
 

⑨食べ残したフードはすぐに捨てよう


猫の味覚は甘みは感じられませんが、酸味には敏感です。腐敗した匂いや古くなって香りがしないキャットフードは食べたがらないでしょう。
 

⑩猫はベジタリアンにはなれない


ヨガをやっているベジタリアンの友人は、「猫にもお肉は食べさせたくない」と言っていましたが、それは危険な考えです。
人間や犬は「雑食性」ですから、ベジタリアンになろうと思えばなれますが、猫は「完全肉食動物」。肉を食べないと死んでしまいます。

 

■最後に


いかがですか。動物に詳しいイギリス人に聞いた「猫と仲良くなるための10のコツ」。参考になったでしょうか。

どちらかというとペットというと猫よりも犬のイメージがあります。しかし日本では昨年あたりから犬の飼育数に猫の数が追いつきました。

日本では2017年「幸せになりたければ猫と暮らしなさい」という本もベストセラーになりました。猫を愛するイギリスに、少しずつ近づいているのかもしれませんね。
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