やっぱり関係があった?猫の毛柄と性格には共通点があるのかも【後編】

By bzp00343
やっぱり関係があった?猫の毛柄と性格には共通点があるのかも【後編】
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白猫はやや警戒心が強く、黒猫は穏やかで賢い猫が多い…。猫の毛柄と性格には共通点があるのかも?

前編では「三毛猫」「白猫」「黒猫」「グレー猫」の性格についてご紹介しました。全ての猫に当てはまるとは思いませんが、参考になれば幸いです。

それでは引き続き、後編では白黒猫、キジトラ猫、茶トラ猫の性格をご紹介しましょう。

 

■白黒猫の性格とは


ブチ猫、ハチワレなどといわれる白と黒の毛並みの猫。胸元は真っ白な毛で、背中や足が黒い毛なみの猫は「タキシードキャット」と呼ばれるそうです。知っていましたか?

野良猫の保護活動をしていると、必ずといってよいほど見かけるのがこちらの白と黒の猫。野良猫の毛柄としてはとてもポピュラーです。

グレーの猫同様、白猫と黒猫双方の遺伝を受け継いだ白黒猫の性格は、白猫の用心深い性格と、黒猫の穏やかで協調性のある性格を受け継ぎ、とても社交的で明るい性格です。

そして厳しい自然環境の中でも生き延びてきた白黒猫は、ハングリーでタフな性格も持ち合わせているといえるでしょう。

白黒猫、といっても、白が多めの猫と、黒が多めの猫がいます。その場合はやはり多い色の毛並みの猫の性格に似る傾向があるようです。

私も白黒猫と暮らしたことがありますが、同居していた犬とも喧嘩せず、良い関係を築ける穏やかな性格でした。これはやはり黒が多めの白黒猫だったからでしょうか。

 

■キジトラ猫の性格とは


ワイルドでわがまま、でもとびきりの甘えん坊。これが現在私が一緒に暮らしてるキジトラ猫の性格です。

そもそもキジトラの柄は遠い猫の祖先の時から変わらない柄。そのせいか、キジトラの猫は人間と暮らす前の、まさに野性時代そのものの性格を今でも色濃く残しているといわれています。

しかしキジトラの猫は、オス猫とメス猫では性格に違いがあるとか。キジトラのオス猫は喧嘩好きで攻撃性の強い性格で、メス猫はすぐに隠れたがる引っ込み思案な性格だといわれています。

「いつまでも慣れてくれない」「抱っこを嫌がる」などといわれるキジトラの猫ですが、時間をかけて慣れてくると、徐々に飼い主さんに心を開いて思い切り甘えん坊になる猫も多いとか。

あんなに攻撃してきた猫が、今では後追いするようになった、という話も聞いたことがあります。

 

■茶トラの猫の性格とは


白黒猫と同様、よく見かける猫の毛柄が茶トラの猫。マスコミやCMでもよく見かける猫の毛柄です。そういえば、個性的で上手な演技ができる猫は茶トラの猫が多いような気がしませんか?

茶トラの猫の性格は、とてもフレンドリーな甘えん坊。茶トラの猫は物怖じしない犬のような性格だという人もいます。

そしてよく質問されるのが、

「茶トラの猫は太りやすい?」

ということ。野良猫の世話をしていて感じるのですが、なんとなく茶トラの猫は大柄で顔の大きな猫が多いと思いませんか?

これは気のせいではありません。実際に他の毛柄の猫と比べると、茶トラの猫(とくにオス猫)は大柄で顔が大きく見えるはず。

その理由ですが、実は茶トラの猫の約8割はオス猫だから。遺伝子上、メス猫よりもオス猫の方が体格が大きくなる傾向がありますから、茶トラの猫には体格が良い猫が多い理由がわかりますよね。

茶トラの猫は、大きな体格と天真爛漫な明るさを持っています。飼い主さん大好き!という犬っぽい仕草をする猫もいますから、猫とスキンシップを取りたい人にはオススメの毛柄だと言えるでしょう。

 

■最後に


いかがですか。猫の毛柄と性格の関係性とは。私は白黒猫、茶トラ猫、キジトラ猫を飼った経験がありますが、確かに甘えん坊でスキンシップが大好きだったのは茶トラ猫の「まる」でした。

過去に暮らした猫のことを思い出すと、今回の性格は確かに毛柄によって共通点があるような気がします。

しかしどんな猫でも一緒に暮らしてしまえば大切な家族であることには変わりありません。猫の性格は確かに毛柄によって共通点があるかもしれませんが、こちらの対応次第で猫の性格は変わってしまうかも。

誰にでもフレンドリーな白猫や、シャイなキジトラ猫がいるとしたら、それは一緒に暮らしている飼い主さんの性格に影響されたのかも知れません。

そういう意味では、猫の性格は飼い主さん次第、ということも言えそうですね。
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