【猫の品種】現在の猫の種類は50種類以上あった!愛猫はどのタイプ?

By bzp00343
【猫の品種】現在の猫の種類は50種類以上あった!愛猫はどのタイプ?
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現在、ペットとして飼われている猫の正式名称は「イエネコ」です。イエネコの祖先はリビアヤマネコ。今でも中東やアフリカ北部で生息しています。

リビアヤマネコの姿を見ると、猫は誕生してから(猫の起源は6500万年ほど前)あまり姿形は変わっていないのを実感します。犬はチワワからゴールデンリトリバーまで、大きさも性格も様々なタイプがいますが、猫はどの品種もほとんど見た目は変わりませんよね。

イエネコの定義は「人間によって家畜化されたネコ科の小型哺乳類」。世界中にイエネコはいます。その種類は約50種類もあるとか。そして新たな品種が次々に作られています。

猫の種類は50種類もありますが、タイプ別に見ると猫は4つのタイプに分類されることがわかりました。

うちの愛猫はどのタイプ?今回は、4つの猫のタイプについて紹介します。

 

■環境に合わせて進化した「自然発生」したタイプ


見た目はあまり変化がなくても、猫の中には短毛、長毛、巻き毛、無毛など、被毛などに特徴があります。猫は生まれ育った土地の気候風土に合った特徴を身につけながら進化して来たのです。

いわゆる自然現象によって姿形が「品種」として固定させた猫は、「自然発生」したタイプと分類されています。

猫種の中でも古くからいた「シャム猫」、大きな体に成長する「メイン・クーン」、短い被毛の「アビシニアン」などがこの「自然発生」したタイプの猫。昔からその姿は変わっていないため、現在でも多くのファンがいる猫種です。

 

■偶然生まれた「突然変異」したタイプ


尻尾が短い猫、足が短いマンクスという猫などは、偶然そのような姿形に生まれた「突然変異」した猫です。最近日本で大人気の折れ耳が可愛いスコティッシュフォールドも同様です。

このように本来ない特徴を持って生まれて来た猫を、計画的に繁殖させて「品種」として固定した猫は、「突然変異」したタイプに分類されます。

無毛の猫、見た目のインパクトが大きいスフィンクスは、1978年にカナダで突然生まれた「突然変異」した猫。この猫は自力で体温調節や紫外線対策ができません。

このように、突然変異したタイプの猫は、同時に遺伝性の病気を発症しやすいという特徴があります。折れ耳が可愛いスコティッシュフォールドの耳も実は奇形です。遺伝的な病気になる可能性が高いため、飼う場合は注意が必要です。
 

■人工的に生まれた「人為的発生」したタイプ


2匹の純血種の猫、例えばシャム猫とペルシャ猫を掛け合わせて生まれたのが「ヒマラヤン」という猫種です。

このように人工的にブリーダーなどが純血種同士の猫を掛け合わせたり、長い年月をかけて人工的に特徴がある猫を作った場合、その猫は「人為的発生」したタイプと言われます。

猫は見た目はそれほど変わらなくても、性格は様々。賢くて適応能力が高いと言われるラガマフィンという猫の種類は、ラグドールとヒマラヤン、ペルシャなどを掛け合わせて人工的に作られた猫種です。

猫にも流行があります。長毛の猫が流行ることもあれば、シャム猫ブームのように、1種類の猫だけ爆発的に人気が出る場合もあるのです。

その時々で、人間の「こういう猫が欲しい」という欲望を叶えてくれるのが、この「人為的発生」したタイプの猫種です。

 

■その土地の特徴を持つ「日本猫」タイプ


尻尾の短い猫のことを「ジャパニーズボブテイル」と呼びます。外国人には大変人気がある猫種ですが、これは日本で生まれた猫の特徴です。

このように生まれた環境に適応して変化を遂げた猫種のことを「日本型」タイプと呼びます。

しかし1950年代以降、シャム猫やペルシャ猫など、いわゆる洋猫が日本に入ってきて日本猫と繁殖を繰り返したため、現在は日本猫の雑種が急増し、純粋の日本猫はいないと言われています。

しかしロシアンブルーやチンチラなど、洋猫と日本猫を比較した場合、ミケや茶トラといったミックスの日本猫は顔が丸く、体型はずんぐりむっくり。今だに日本猫として特徴を維持していますよね。


いかがですか。猫といっても種類は様々。品種は色々あります。猫の毛色、毛班、毛や尻尾の長短は比較的少ない遺伝の関与で決まるため、人が人工的に交配することによって猫の品種は増やせるのだとか。

しかしやはり人工的に掛け合わせてできた猫種は寿命や病気などの不利な特徴も出やすいそうです。あなたの愛猫はどのタイプだったでしょうか。
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