猫の室内事故を防ごう!日常生活の中に潜む猫の怖いアクシデント

By bzp00343
猫の室内事故を防ごう!日常生活の中に潜む猫の怖いアクシデント
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うちは完全室内飼いだから、猫は安心安全。そう思っていませんか?

ある保険会社のデータによると、猫の死因の1割が「事故」となっています。事故の内容は、交通事故を除くとベランダからの転落事故、異物誤飲の窒息死など。

完全室内飼いでも事故は起こります。むしろ猫の事故は室内で起こることが多いと言ってもいいかも知れません。

愛猫を室内事故から守るには?日常生活の中に潜むまさかのアクシデント対策をご紹介しましょう。

 

■台所は立ち入り禁止にしよう


コンロに火が付いているのに、猫が魚の匂いに釣られて飛び乗ってしまい、尻尾を少し焦がしてしまった、という実話もあります。

台所は猫の興味を引くものがたくさんあります。なんと言っても美味しいものが集まっていますから、猫は興味津々。

海外の番組で調べたところ、飼い主さんが留守になった途端にペットが行く場所の1位は台所なのだとか。

しかし火の気や包丁、そして猫が誤って食べたら中毒を起こす可能性のある食べ物がある台所は危険がいっぱい。猫は台所は立ち入り禁止にした方が安心です。

飼い主さんが家を留守にするときは、特に台所に猫が入らないように対策を立てましょう。猫の室内事故を防ぐためには「絶対禁止」くらいがベストです。

 

■ベランダは要注意!


外の空気を吸わせてあげたい、という優しい配慮が、思わぬ猫の事故に繋がってしまうのがベランダです。

3階以上のマンションのベランダなどは特に要注意。いくらバランス感覚に優れた猫でも、落下して無事で済む確率は高くはないでしょう。

落下して無事だったとしても、そのまま逃走して行方不明になったら大変。万が一愛猫が車に轢かれてしまったら、一生悔やんでも悔やみきれませんよね。

どうしてもベランダに出したい場合は、ベランダにネットなどをかけて絶対に落下しないようにしましょう。

ネットは猫がよじ登って遊ばないように、ベランダの下の部分をツルツルした素材で囲うとより安全です。

ペット対策に詳しい建築家の人のアドバイスも参考になりますから、相談してみてくださいね。
 

■お風呂のお湯は必ず抜く


我が家の愛猫は私がお風呂に入っていると必ず一緒に入りたがります。あるとき間違って湯船に落ちてしまい、猫も私もびっくり。

あまり知られていませんが、猫も泳ぐことはできます。「犬かき」という泳ぎ方は猫もとても上手。

しかしお風呂に落ちた場合、危険なのはバスタブの作り。ステンレスや陶器でできた湯船は猫が爪を立てて引っかけることができません。

パニックになった猫は、浅い水位の水が残っている湯舟でも溺死する危険があります。よく夏場の暑さ対策で猫にお風呂場を解放する飼い主さんがいますが、必ずお風呂のお湯は抜いておきましょう。猫の室内事故で、お風呂場は台所に次いで危険な場所です。

 

■猫の室内事故でもっとも多いのが誤飲


特に子猫に多い室内事故が「誤飲」です。好奇心旺盛、そして生えて来たばかりの歯がムズムズする子猫はとにかくいろんなモノを噛みたがります。

ベッドやソファーをガリガリするのはもちろん、猫じゃらしの紐の部分、小さななネズミのおもちゃ、オーガニックコットンでできた丸いボール、買い物袋の切れ端など、部屋の中には子猫がかじりたくなるもので溢れています。

飼い主さんがいるときならまだ安心ですが、留守中に猫が誤飲した場合、最悪命に関わるケースも。

中でも危険なのが電気コードをかじること。コードに絡まって窒息したり、通電中のコードをかじって感電する危険があります。

電気コードはペットの噛みグセ防止用のコードカバーでコードを覆ったり、カーペットの下にコードを隠すと言った工夫が大切です。


いかがですか。猫の室内事故は他人事ではありません。うちの子は今まで一度もそんなことしないし、と飼い主さんが思っていても、日常生活には気づかないアクシデントが潜んでいます。

最近聞いて驚いたのが、百合の花を飾った花瓶を猫が倒して水を舐めてしまったアクシデント。ご存知だと思いますが、猫にとって百合は猛毒。嘔吐、急性腎盂炎など、猫が病気になるリスクがかなり高い植物です。

また人間のサプリメントも猫には危険な場合があります。猫の室内事故は、飼い主さんが対策を立てなければ防げません。特に猫に留守番をさせるときは気をつけてくださいね。
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