猫の研究はここまで分かった!イギリス&東京大学が発表した猫の秘密

By bzp00343 2017/12/15
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ネコノミクスに沸く日本。しかし一番猫を飼っている人が多い国はロシアだそうです。でも一番猫を愛している国はイギイスかもしれません。何と言ってもイギリスは「アニマルポリス」発祥の国。

私はペット博のセミナーで、このアニマルポリスの事務局の人の話を聞いたことがありますが、イギリス人は本当に動物を愛する国。アニマルポリスは民間団体で、いわゆる公的な機関ではありません。

しかしペットの虐待が疑われる通報があった場合、イギリスの人たちはまず保健所とかではなく、このアニマルポリスに通報するそうです。

「なぜならアニマルポリスはペットの安全が確認できるまで絶対に諦めないからね!」

というのがイギリス人には浸透しているとか。この動物愛、本当にすごいですね。

動物を愛する国は、もちろん研究も熱心。今回は、イギリス&日本の東京大学が最近解明した「猫の秘密」をご紹介します。

 

■猫のエネルギー源は?


2011年、イギリスのウォルサム研究所などのチームが猫に栄養素の成分比率を変えたフードを食べさせる実験を行なったところ、猫は必要なエネルギー源のおよそ半分を「タンパク質」から摂取していることがわかりました。

猫は炭水化物を与えても、そこから1割程度しかエネルギー源を摂取できないことが判明したそうです。

 

■猫は飼い主の声を聞き分ける


東京大学が2013年に行なった実験により、猫は飼い主の声を聞き分けられることがわかりました。飼い主と、猫が知らない4人の声を音声で流し、猫の様子を分析した結果、飼い主の声の時だけ反応が顕著だったとか。

猫は飼い主さんを特別な存在だと認識しているのかもしれませんね。

 

■高齢な猫に高い音は危険?


イギリスの研究チームが、高齢な猫に「チャリチャリ」「キンキン」と言った甲高い音を聞かせたところ、けいれんなどの発作が起ころことがあると発表しました。

これは「FARS(ネコ科動物聴覚原性反応発作)」と名付けられ、世界中の猫に注意喚起を促されているそうです。

 

■猫もアルツハイマーになる?


東京大学らの研究チームが長崎県対馬に生息するツシマヤマネコの脳に人間のアルツハイマー病と類似した変化があることを発見しました。

2015年、この研究グループは「ペットの猫も人のアルツハイマー病と同じメカニズムで神経細胞の脱落が起こる」と発表しています。


いかがですか。犬に比べて猫の研究は遅れているといいますが、世界中の猫好き?の研究者によって、猫の秘密は次々に解明されようとしています。

まだまだ「謎の行動」が多い猫。猫は一緒に暮らす飼い主をどう思っているのか、猫の本音も早く解明して欲しいです。
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