猫との関係は「距離感」が大切だった。猫に必要なパーソナルスペースとは

By bzp00343 2017/11/18
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毎朝私の顔にスリスリゴロゴロしてくる愛猫。お互いの距離感は0センチ。もっとも幸せを感じる至福のひと時です。

しかし猫の愛情は短くて儚い。スリスリしてくれても、目線はバッチリフードボウルを向けられている愛猫。ご飯を食べてしまえば、私に見向きもせずに何処かへ行ってしまいます。

そう、猫はあまりベタベタしてくれない動物。甘えん坊な愛猫ですら、1日のうち、大部分の時間を私と距離を置いて過ごしています。

猫と心地よい暮らしをしたいなら、猫が気分次第で飼い主さんとの距離を選べるような居住空間を作ってあげることが大切です。

人にも猫にも、自分が快適に感じる距離感、パーソナルスペースがあります。猫必要なパーソナルスペースとはどれくらいの距離感なのでしょうか。

 

■猫同士と飼い主さんでは微妙に違う


多頭飼いしている猫の場合、いつもいつも「猫団子」状態でぴったりくっついて過ごしている猫もいますが、普通の関係の猫同士の場合、すれ違う時の距離感はおよそ30センチのパーソナルスペースを保つと言います。

猫同士が快適に暮らす為のテリトリーは大体2メートル程度。ワンルームで暮らしている人は、多頭飼いしたい場合は、天井の空間を利用すると良いでしょう。

キャットタワー、キャットウォークをぐるりと部屋の壁に取り付けることで、猫が過ごせる居住空間は一気に広がります。

また、飼い主さんと猫の快適なパーソナルスペースは50センチから1.5メートル程度。まさに付かず離れずの距離がお互いに心地よいようです。

 

■猫が不機嫌に感じる距離感とは


猫にとって大切なのが「睡眠」です。およそですが、成猫が心地よいと感じる猫ベッドの大きさは40×30センチは必要です。

猫が一番不機嫌に感じるのはトイレが小さい場合でしょう。猫が快適に排泄できるトイレの大きさは45×30センチは欲しいところです。

また猫は身の危険を感じるとさっと逃げるのが得意ですが、この時に逃げる距離を逃亡距離と言います。

動物によってこの逃亡距離の長さは異なりますが、猫の場合は約2メートル前後だと考えられています。


いかがですか。猫と飼い主さんが心地よいと感じる距離感。それは大体50センチから1.5メートル程度。

そして距離同様に猫にとって重要なのはお互いの「視線」です。お互いパーソナルスペースを保っていても、猫の瞳をじっと凝視するのは喧嘩を売っているのと同じです。

猫同士の距離感を観察すると、大体50センチは離れていて、決してお互いの目を見ないように体の向きを反対にしているのをよく見かけます。

猫がリラックスして暮らす条件は、適切な距離感と視線が重要だということ。でも猫への愛情は出し惜しみせず、毎日過ごしてくださいね。
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