愛猫の病気を早期発見したい……。そんな時、あなたは猫のどんなところをチェックしますか?
なるほど、猫のウンチ、オシッコをチェックするのは健康のバロメーター。毎日の掃除の時にココをこまめに観察している飼い主さんは多いでしょう。確かにこれは良いチェック方法ですが、猫の排泄物ではわからない病気もあります。
例えば最近多いという猫の「歯周病」。この病気はウンチやオシッコではわかりません。「怪我」や「体の痛み」にも気がつきにくいですよね。
猫の病気、特に「痛み」を感じる病気の場合は「顔・食べ方・しぐさ」の変化をチェックするのがポイントです。
猫は病気や痛みを隠す動物。一見同じように振舞っていても、よく観察すると微妙に変化があることに気づくでしょう。
今回は、「私はコレで気づきました!」という飼い主さんのリアルなコメントを紹介します。
■名前を呼んでも反応しない
「いつも名前を呼ぶと嬉しそうに私を見つめて駆け寄ってくるマロン。でもその日は私が名前を呼んでも目を合わせずにうずくまったまま。おかしいと思ってすぐに動物病院へ連れて行ったところ、「胃腸炎」になっていることがわかりました。」
毎日5分でも良いので、猫とスキンシップを心がけましょう。目の動き、鳴き声、愛猫の歩き方が普段と違う、と気づくことができるのは日頃のスキンシップが役に立ちます。
特に猫は痛いと食欲が落ちたり動きが鈍くなったりします。愛猫の普段の生活習慣を把握しておくことはとても大切です。
■突然食欲が落ちた
「食欲旺盛で食いしん坊のミーちゃん。いつもドライフードは5分とかけずに完食します。しかしその日はいつまでたってもフードが減りません。おかしいと思って病院へ連れて行ったところ、歯槽膿漏で口の中が腫れていました。」
突然食べなくなる、猫は時々「ご飯ストライキ」を決行します。フードの種類を変えるとまたパクパク食べるようなら問題はありませんが、もしそれでも食べないようなら病気や痛みの可能性が。
また、猫には食べやすい食器というものがあります。かがんで食べなくても良いように、器に「高さ」があると猫はとても楽チン。
猫壱のフードボウルは猫が食べやすい高さ付きだけではなく、内側に食べこぼしを防ぐための「かえし」も付いています。
■触られるのを嫌がる
「チャーリーがなぜか匍匐前進をするように低い姿勢でノロノロ歩いていたので体を触ったところ、腰に触れた途端に唸り声をあげて嫌がりました。
これはおかしいと思い、すぐに病院へ。原因は尿結石で、診察中痛がってずっと鳴いていました。」
猫の痛みを早期発見する方法として一番シンプルなのが、この「猫の体に触ってみること」強い痛みを感じると、猫はうずくまるのとは逆にウロウロと動き回ったり、近づくと威嚇するような仕草をすることもあります。
おかしいと思ったら、まずは猫の体に触って反応をチェックしてみてください。
いかがですか。猫の病気を早期発見するのは普段からの猫とのスキンシップが欠かせません。そしてできれば1年に1度は健康診断を受けることをオススメします。