年々精度が上がるSiri。スマホと話ができる時代が来てるのに、なぜ猫と飼い主が上手に会話ができないのか、本当に不思議です。
人間と上手にコミュニケーションできる動物といえば、「犬」ですが、実は猫と犬は賢さを示す脳の重さの比率がそれほど変わりません。
体重に占める脳の重さの比率は犬が約1%なのに対して猫は約1.1%。賢さで言ったら、犬よりもやや猫の方が賢いかも。
我が家の猫は「ご飯」「カイちゃん」「だめ」「おいで」は確実に理解しています。しかし猫はもっとそれ以上、およそ200語程度までは覚えられる知能があると言われています。
もしも愛猫が200語の単語を覚えてくれたら…。簡単な日常会話ならコミュニケーションが取れますよね!
今回は、猫に飼い主さんの言葉をうまく伝えるためのコツを3つご紹介します。
■どんどん話しかける
猫は「ご飯」に関する単語は覚えやすいといいます。「魚」「ささみ」「水」という単語は比較的覚えてくれそう。
猫が反応しなくても、どんどん猫に話しかけるのが言葉をうまく伝えるためのポイントです。そして違う響きの言葉をたくさん話しかけた方が別の単語として覚えやすいはずです。
「おはよう」「大好き」などは言いやすく、響きが異なるので猫も分かりやすいでしょう。猫の顔を見ながらどんどん話しかけてみてください。
■抑揚にメリハリをつける
「褒める言葉」や「叱る言葉」など、言葉の抑制にメリハリがある言葉は意識して声のトーンを変えるのも方法の1つです。普段は赤ちゃんをあやすような優しい言葉で話しかけ、叱るときは短く、はっきりしたトーンで発音しましょう。
ただ、猫は「大きな音」が苦手なので怒鳴ったり大声で話しかけるのはNGです。
■話しかけながらスキンシップ
猫に言葉を覚えて欲しいときは、身振りやスキンシップを加えることで言葉がより伝わりやすくなります。
「かわいいね」と伝えたいときは、言葉だけでなく優しく頭を撫でてあげる、「だめ!」と言いたいときは、猫の顔の前で怖い顔をしてみせるなど、飼い主さんが身振りやスキンシップを使って話しかけることで、猫も仕草や鳴き声で自分の気持ちを伝えてくれます。
いかがですか。愛猫に上手に言葉を伝えるコツ。動物学者の意見によると、猫をはじめとする哺乳動物は、アシカやイルカを除いて「単語」はわかっても「動詞」などと組み合わせた言葉は理解できないとのこと。
しかし「ご飯」という単語に「あげる」「食べたい」という簡単でよく聞くフレーズなら覚えられると言います。
ご飯が欲しいときに「ごは~ん」と鳴いて知らせる猫の動画を見たことがあります。頑張れば我が家の愛猫もそれぐらいはできるようになるかも?みなさんもぜひやってみてください。