猫を長生きさせるために。ライフステージごとの食事の注意点とは

By bzp00343 2017/10/20
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2017年現在の猫の平均寿命は16歳前後。そして毎年猫の寿命は延びる傾向にあります。その理由は猫の「完全室内飼い」が定着してきたことと、「良質なフード」をあげる飼い主さんが増えたことにあります。

昔は猫のご飯といえば「猫まんま」や「煮干し」などをあげている人が多かったと思いますが、猫に塩分の多い食べ物はNG。煮干しもあまりオススメできません。

最近は猫に必要な栄養が計算されたキャットフードをあげる人が多いはず。でも猫の年齢に合わせてフードを変えている飼い主さんは少ないのでは?

猫は人間の4倍のスピードで成長するといいます。猫のライフステージに合わせた食事は猫の健康にとても大切。

今回は、猫の年齢のライフステージに合わせた食事とその注意点についてご紹介します。

 

■生後1年未満


猫は生後半年足らずで繁殖できるようになります。子猫時代は生後2ヶ月くらいまで。生後4周目ごろから高カロリーの離乳食をあげましょう。この時期は大人の猫の3~4倍のカロリーが必要です。

ドライフードを水でふやかしてペースト状にしても構いませんが、消化の良い子猫専用のフードを1日に3~4回に分けて与えると安心です。

生後半年を過ぎたあたりから、成猫並みの食欲になります。健康で活発な時期ですから、食べたい時に食べさせても大丈夫。でも誤飲、誤食しやすい時期ですから気をつけてくださいね。

 

■1歳から10歳まで




半年から2歳ごろまでは、1日に必要なエネルギー量は、運動量が多い猫の場合は体重1kgあたり65kcal。運動量の少ない猫なら45kcal程度です。

キャットフードの袋に記載されている数字を目安に与えてあげましょう。

3歳から10歳までは猫も成長が止まり精神的、肉体的に大人の猫の変わります。猫によっては肥満傾向が現れる時期でもあります。

猫が欲しがってもおやつはメインの食事の量の10%以内に抑えてください。年に1度の健康診断を習慣にすると安心です。

 

■10歳以上


猫も10歳を過ぎたあたりから老化の兆しが見え始めます。フードをシニア用に切り替えて、毎日の食欲や体調の変化に気をつけましょう。

水をたくさん飲むようになったり、食欲が落ちた場合は腎臓疾患の病気や歯周病などが原因に考えられます。

シニアの猫は体力が落ち、寝ていることが多くなります。猫が食べやすいウェットフードを与えたり、マッサージなどを定期的に行って体調に変化がないか見守ってくださいね。


いかがですか。こうしてみると、猫の一生は結構短いのがわかります。愛猫と過ごせる時間はあっという間かも知れません。毎日を大切にして、愛猫と過ごしてくださいね。
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