実はニンゲンは残念な生き物?動物が見習いたい猫の掟とは

By bzp00343 2017/10/19
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最近本屋ランキングで上位に選ばれているのが「ざんねんないきもの図鑑」。いろんな動物の習性や特性を集めた本ですが、子供も大人も楽しめる内容です。

みなさん、ダチョウの脳みそは目玉の大きさよりも小さいって知っていましたか。あのワイルドでどう猛なワニでさえ、脳みその重さはオレオクッキー1枚分(約10g)よりも少ないそうです。

最近話題のパンダは双子を産むことが多いそうですが、1匹はあくまでも「スペア」。母親は1匹しか育てないため、動物園の職員が、見捨てられたもう1匹を、ある程度大きくなるまでは人工で育てるそうです。

ペンギンは仲間の1匹を崖から突き落として海が安全かどうかを調べるそうですし、クラゲは口から食事も排泄もするのだとか。いやぁ、動物の世界って凄いですよね~。

その中で、猫はどんな特性を持っているのでしょうか?実は猫には人間にも他の動物にも少ないある習性があります。人間も見習った方がいいかも知れません。

 

■猫は複数のオスの子供を同時に出産する


人間なら当たり前の一夫一婦制は、動物の世界ではごく少数。プレーリーハタネズミと鳥の一部くらいでしょうか。ほとんどの動物は毎年相手を変えるのが当たり前です。

まさにオスにとって、自分の遺伝子を残すためには過酷な競争と戦いが当たり前ですが、猫の場合はちょっと違います。

なぜなら猫の繁殖はメスが主体。メスが相手を選び、しかも複数のオスと繁殖します。オスにとってはこの浮気者!と思うかも知れませんが大丈夫。猫の特性として、猫は複数のオスの子供を同時に出産することができるのです。

猫が出産した時、子供の毛柄が全て違う時があるのはそのせい。生まれつき異父兄弟がいて当たり前の環境で猫は育つのです。

 

■猫の世界に虐待はない?


人間を含む哺乳類の世界では、オスは自分のメスが生んだ継子は虐待したり殺してしまうことが多いといます。

最近の日本の虐待件数を調べたところ、通報されるのは実母からの虐待が一番多かったのに対し、死亡するほど子供を虐待してしまうのは、実は実父と継父が半数以上を占めていることがわかりました。

しかし猫は初めから父親の異なる子供を大切に育てます。猫の子育ては母系社会。父親の手助けを必要とせず、母猫と娘、または周りのメス猫同士が協力して子育てをします。継父からの虐待が無い世界と言えるでしょう。


いかがですか。子供に優しい猫の子育て。これが猫の掟です。昔の日本でも平安時代は通い婚が主流。子供は母方の親族で育てるのが当たり前だったこともあるとか。子供にとって一番良い環境とはどんなものなのか、猫に教えてもらいたいですね。
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