寒くなると愛猫のスリスリ度が高まります。秋の初めはツンデレな猫が、いつもより甘えて膝に乗りたがる季節。「ヨシヨシ、可愛い奴め」と思っていたのに、ホットカーペットを出した途端に飼い主さんは無視。。。
私の膝よりホットカーペットの方が暖かいのはわかりますが、今までのスリスリは愛じゃなかったのね、とちょっと寂しい今日この頃。そもそも、猫は飼い主さんを愛してくれているのでしょうか？
犬の場合はいつもキラキラとした瞳で見つめてくれますが、いつもやや上から目線でじっと見つめてくることが多いのが猫。その瞳には犬のように好き好き！という感情があまり感じられないような気がします。
「うちの猫はそんなことないよ！」というアナタ。今回は、飼い主さんが愛と錯覚しがちな、猫がよくやる仕草の意味をご紹介しましょう。
■帰宅をすると出迎えてくれる
玄関を開けると猫がにゃ～ん、と鳴きながら擦り寄ってくる。可愛いですよね～。よしよし、寂しかったのね、とあなたはきっと猫を抱き上げてあげるはず。
しかしこの場合、猫はあなたと会えずに寂しかったわけではありません。単純に「お腹が空いた！」と訴えているか、気持ちが子猫モードになっていて、「ここにいるよ～。」と母猫に自分の存在をアピールしている仕草だと言われています。
■泣いていると慰めてくれる
飼い主さんが涙を流していると、そっとやってきて頬の涙をペロペロと舐めてくれる。私もやってもらったことがありますが、これはとても感動しますよね。
うちの猫はとっても優しい！私を愛してくれているのね、と感動してしまう仕草ですが、実はこれは猫が好奇心にかられて行っている仕草だと言われています。
猫はとても好奇心が旺盛な生き物。部屋の中に変わったものがあると、ついちょいちょいと前足で触っていますよね。
それと同じように、飼い主さんがいつもと違うと、「ナンだろう？」と思って近寄り、涙を舐めるのは単に「そこに水があったから」舐めているのだと言われています。
■噛んだ後舐めてくれる
猫が時々やりがちな、突然のガブリ。やられるとかなり痛いですが、そのあと、猫が噛んだところをペロペロと舐めてくれることがあります。
あら、反省しているのね、と嬉しい気持ちになりがちですが、実はこれには猫の怖い本音が隠されています。
猫が噛んだ後ペロペロと舐めるのは、仕留めた獲物を「味見」するときの仕草なのだとか。ということは、猫にとってあなたは偶然仕留めた「獲物」なのかもしれません。
いかがですか。実は知らない方が良かった猫の本音。猫はあなたをどう思っているのか……。でもそれは猫に聞いてみないとわかりませんよね。