猫の世界には「父親」はいらない?実はとっても凄い猫の家族ライフ

By bzp00343 2017/09/30
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シングルマザー歴の長いワタクシ。ラブラブな夫婦が存在するのは映画の中だけ、と周りの友人を見ても思いますが、それでも隣に「誰か」がいるのといないのではやっぱり違いますよね。

私の老後、隣に寄り添ってくれるのは、おそらく息子や娘ではなく「知らないヘルパーさん」なんだろうなあ、と思うと寂しくはなりますが、それでもいないよりはマシです。

しかし猫は違います。1回で平均4~6匹を出産し、年に2回は発情すると言うのに、猫に「家族」と言う概念はないのだとか。

もっと言うと、母と娘、と言う関係性は構築しても、「父親」「息子」を全く当てにしないと言うのがメス猫の生き方。

どうですか!このたくましさ。シングルマザーの人は猫に学ぶところは多いはず。今回はぜひ参考にしたい、実はとっても凄い猫の家族ライフを紹介します。

 

■猫の世界に父親はいない?


父親がいない、と言うのはちょっと語弊があります。正確に言えば、父親が複数いるので、どれが子供の父親かわからない、と言うのが本当のところ。

猫の繁殖は人間と大きく違います。猫は交尾排卵動物。人間の場合は妊娠すると出産が終わらないと次の妊娠は不可能ですが、猫は妊娠していても再び受胎することができます。なんと父親の異なる子猫を、同時におなかの中で育てることができるのです。

人間の男性が聞いたらとんでもないことかもしれませんが、母猫の遺伝子は共通でも、父猫の遺伝子が全て異なる5匹の子猫を、一度の出産で産むということができてしまうのがメス猫の世界。いやー、凄いですねえ。

 

■子育てはメスだけ


そんなメス猫に、父親を頼って一緒に子育てをしよう、と言う意識は皆無。猫の子育ては母猫と前に生んだ娘猫など、周りにいるメス猫が集まって共同で子育てをするのだそうです。(例外はあります)

母猫は自分が生んだのが娘ならそばに置いておき、息子の場合は授乳が終わり、単独で餌が取れるようになるとさっさと自分の縄張りから追い出してしまいます。

私の家にニートはいらない!自分の食い扶持は自分で稼ぐ!母猫は徹底しています。息子はさっさと自立させるべし。いいですねえ。ぜひ見習いたいです。

 

■猫は自分の家族を覚えていない?


母猫がなぜ自分が生んだ息子を縄張りから追い出してしまうのか?それは、猫は自分の家族を覚えていないからだとか。

自分の縄張りに息子がいると、次の発情期のシーズンに、近親相姦してしまう可能性をなくすため、と言う意見もあります。

猫の繁殖は、自分と異なる遺伝子を組み合わせた方が強い子どもが生まれることを、猫は本能で知っているようです。


いかがですか。母猫は強し。私もぜひ見習いたいです。
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