進行すると怖い「沈黙の臓器・肝臓」猫が肝臓の病気になったとき

By bzp00343 2017/09/30
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よく「沈黙の臓器」と呼ばれるのが肝臓です。肝臓の病気になると、猫も人も目立った症状がないまま、最悪の事態まで進行してしまうことが多いとか。

ご存知の通り、猫は病気を隠す動物。さらに自覚症状が現れにくい肝臓の病気を予防するには、飼い主さんの鋭い観察眼にかかっています。

肝臓の役割は「消化」です。消化液である「胆汁」を分泌し、たんぱく質の合成や、老廃物や毒物の解毒や脂肪や糖を分解するなど、様々な働きをする臓器です。

タンパク質だけで生きていける猫にとって、肝臓は最も大切な臓器の一つ。今回は、進行すると怖い「沈黙の臓器」猫が肝臓の病気になったときについて紹介します。

 

■黄色のカラーは要注意



肝臓の機能が低下すると、猫は常にだるさを感じるようになります。元気がなくなり、液体やドロドロ状の嘔吐を頻繁に繰り返す猫もいます。

肝臓の病気の大きな目安は「黄色」です。胆汁が混じると、黄色っぽい嘔吐が増えたり、おしっこの色が濃い黄色になります。

猫の瞬膜や口唇部が黄色くなったら、かなり症状が進行しているサイン。早急に動物病院へ連れて行きましょう。

 

■急激に痩せたら要注意


肝臓の病気だけに限りませんが、猫が急激に痩せたら要注意です。具体的には、1ヶ月で愛猫の体重が10%減少したら、何らかの病気の可能性が高いと言えるでしょう。

猫がぐったりして元気がなくなり、痩せ出してから病院を受診してもすでに手遅れの状態になることが多いのが肝臓の病気です。

大切なのは、健康診断では「血液検査」をぜひオプションで追加することです。見た目からはわからなくても、血液検査をすれば、肝臓の異常な数値が割り出せます。

 

■人の食べ物をむやみに与えない


人間の食べ物には、猫のとって危険なものも多く存在します。猫の手作りフードを食べさせている人はとっても神経を使って調理しているはず。

猫にとって一番望ましい食事は完全栄養食のカリカリのフードだと言います。カロリーの低いドライフードはたくさん販売されていますから、人の食べ物を与えなくても、猫専用のフードをあげるのが一番良いかもしれません。


いかがですか。猫と肝臓の病気の関係。肝臓の病気でキーワードになるのが「黄色」のカラー。分かりやすい診断方法として、猫の瞬膜に注目してみてください。

猫が眠い時などに時々現れる目の縁の白い膜。肝臓が悪くなると、「黄疸」と言ってこの部分や体のあちこちが「黄色」くなります。(ならない猫もいます)

肝臓の機能が低下すると、最終的に「肝硬変」になります。そうなると治療はとても困難になるそうです。定期的に健康診断に行く、おしっこの色を確認するなど、飼い主さんは日頃から愛猫の様子をよくチェックしてみてくださいね。
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