猫の爪とぎは本能による習性。わかってはいますが、結構困っている飼い主さんは多いはず。愛猫に困った爪とぎをされた場合、諦める人、攻防したい人、可愛くて許しちゃう人など、対策は人それぞれ。
あなたは愛猫の困った爪とぎ、どうしていますか?まず前編では、他の飼い主さんから聞いたトホホなエピソードをご紹介しましょう。
■アパートの柱に爪とぎ!修繕するのが大変でした。
愛猫の茶太郎が成長するにつれて、激しくなってきたのが爪とぎ。特に和室の柱に爪とぎをするのが習慣になってしまいました。
ダメだよ!といってももちろん聞く耳持たず。最初はそれほど傷跡も目立たなかったので、そのまま放置していたのが失敗でした。
このアパートを引越しをすることに決まったとき、慌てたのが柱の傷跡。かなり深くなっていて、猫がやったことが一目瞭然。
このアパートはペット不可だったので、このままではまずい!悩んだ末、毎晩少しずつカンナで柱を削って綺麗にしました。
■階段のカーペットをバリバリ。でも可愛くて止められない。
我が家の階段は、滑り止めと防音を兼ねて麻のカーペットをしいていますが、これがうちの猫、りんたろうの格好の爪とぎスペースに。
場所が場所なので、体をくねらせながら階段の垂直な側面部分でクネクネと爪を研ぐりんたろう。そのポーズの可愛さに、困った、と思いつつ、可愛い!と写真を撮ってしまう私。
しかし最近カーペットの隅が剥がれてきてしまい、ボロボロに。リフォーム費用を考えると頭が痛いです。
■なぜかお気に入りはジーパンで爪とぎ
もともと子猫の時は私の膝の上で喉をゴロゴロ鳴らしながらジーパンをモミモミするのが好きだったショコラ。
大人になってからは、ジーパンやパンツの布地で爪を研ぐのが習慣になってしまいました。お気に入りのパンツはすぐに引っ掻き傷でダメになり、太ももには猫の爪痕が。
とっても嬉しそうなので、やめさせるのもちょっとかわいそう、と痛いのを我慢して許してしまいます。
いかがですか。猫の爪とぎ、案外許してしまう飼い主さんは多いかも。猫が爪を研ぐ理由は、マーキング、爪のメンテナンス、そして気持ちを落ち着かせたいときにも爪を研ぎます。
バリバリと爪を研ぐことで、猫のストレス発散になるという意見もあります。猫の爪とぎは猫の気持ちや習性を逆手にとって「飼い主さんが工夫する」ことで対策を立てましょう。
猫が好む爪とぎの素材や形、爪とぎの置き方や場所を考えることで、猫の困った場所での爪とぎを防止することができます。
後半では、猫の困った爪とぎをさせない工夫と効果的な対策法についてご紹介します。