自宅輸液という方法もアリ・愛猫が自分でご飯を食べられない時の対策

By bzp00343
自宅輸液という方法もアリ・愛猫が自分でご飯を食べられない時の対策
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ご飯を今日は全然食べない。。。いつもは食いしん坊の愛猫が、突然食欲がなくなったら飼い主さんはとても心配になりますよね。

猫がご飯を食べない理由。いくつか原因は推測できます。まず考えられるのが病気、特に口内トラブルでしょう。

口内炎や歯痛は人間でも辛い症状です。猫も全く同じこと。歯周病や腫瘍といった口内の病気になると、猫は口を開けるのを嫌がり、ご飯が食べられなくなります。

また、猫かぜや慢性の鼻炎などで鼻が詰まっていると嗅覚が鈍り、食欲がなくなることも。そのほかに、高齢になって胃腸の調子が悪くなった猫などは食欲が落ちることがあります。

少しでも食べて欲しい…。そんなときは、「流動食」や柔らかいウェットフードがオススメ。最悪の場合は「自宅輸液」、という方法もあります。

今回は、愛猫が自分でご飯を食べられない時の対策についてご紹介しましょう。

 

■流動食の上手なあげ方


病中病後やシニアの猫のための療法食として、各メーカーからペースト状になった総合栄養食が販売されています。少量で高カロリーなので、流動食として猫に食べさせてあげましょう。

流動食を食べさせるには、ちょっとしたコツがあります。猫が口を開けたがらない場合が多いので、飼い主さんが清潔な指で流動食をごく少量ずつあげるのがベストです。

人差し指、または小指に流動食を少しのせ、猫の頭を固定して唇を持ち上げ、犬歯の後ろあたりに指を滑り込ませんます。

流動食をほおの内側につけてすぐに手を離しましょう。猫の口を大きく開けず、さっと行うのがポイントです。

もし口内に流動食を入れるのが難しい場合は、猫の鼻にちょっとくっつけるのもコツ。猫が舌でペロペロと舐めてくれます。

猫の鼻が詰まらないように様子を見ながらあげてください。

 

■自宅輸液とは


高齢でもう動くこともままならなくなった闘病中の猫や、脱水した猫への水分補給が効果的にできるのが、この自宅輸液です。自宅輸液とは電解質液などを皮下に投与する点滴のこと。

猫の皮下輸液は指導を受ければ飼い主さんでも簡単に行うことができます。だいたい200mlを2,3分で体内に注入することが目安です。動物病院の先生に相談してみると良いでしょう。


いかがですか。シニアの猫の介護の時にも役に立つ、自宅輸液という方法や、愛猫が自分でご飯を食べられない時の対策を紹介しました。

暑い時期は特に体力を消耗します。少しでも体力をつけてもらうためには、栄養補給は欠かせません。

病気で猫が食べられないときは、飼い主さんの出番。愛猫のために、手助けの方法を覚えておいてくださいね。
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