大事な大事な愛猫。フードや水の量には気をつけていても、もっと大切な猫のヘルスチェックを
怠っていませんか?
愛猫の体重、飲水量は確かに大切です。しかし、体温や心拍数、皮膚の状態などもっと基本的なデータを「マイにゃんバー」として記録して置きましょう。
猫によっては触られるのが嫌いな猫もいます。「マイにゃんバー」をチェックするには、猫がウトウトとまどろんでいる時が狙い目です。
猫のリラックスタイムを利用して、猫の「マイにゃんバー」を測ってみてください。
■愛猫の心拍数の測り方
難しそうに見えて、実は簡単なのが猫の心拍数の測り方です。心拍数は運動したり興奮している時に上がりますから必ず猫がお昼寝に入る前のリラックスタイムを狙ってください。
猫を抱き上げると興奮することもありますから、猫が寝ているところを脇の下からそっと手を入れて、指で心臓の鼓動を数えてみましょう。
15秒カウントして4をかけた数が1分間の数値になります。
3回くらい測って平均値を出すと最も正確な愛猫の心拍数が算出できます。
猫の安静時の心拍数は目安として100~200回。猫によってかなりばらつきがあるので、ぜひ測っておいて欲しい「マイにゃんバー」です。
■愛猫の体温の測り方
人も猫も体温は健康のバロメーター。健康状態をチェックするのに必ず必要になるのが平常時の体温です。
猫の体温は校門で測定するので、飼い主さんはちょっと躊躇してしまうかも。一度動物病院で測ってもらい、日々のスキンシップ時の猫の体温を覚えておいて平熱かどうかをチェックすると良いでしょう。
猫の平熱は直腸の温度で38~39度とやや高め。しかし猫は1度以上高いと発熱している状態となります。低くても低血圧や低体温症の可能性があります。
猫の背中と飼い主さんのお腹を密着させて手でお腹を支えてみてください。お腹は毛が薄いので体温を感じやすい部分となります。
■皮膚の張りをチェック
猫が脱水しているかどうかを簡単に判断できる方法があります。猫の首の後ろの皮膚を軽くつまんだら、すぐに手を離して猫の皮膚の張りをチェックしてください。
すぐに皮膚が元に戻るようなら健康な状態です。戻るまで数秒かかったり、つまんだ形のまま戻らない場合は脱水状態の可能性があります。
いかがですか。愛猫の「マイにゃんバー」として「心拍数」「体温」「皮膚の張り」は普段からチェックしておきましょう。
他にも大切なのが、猫の匂い。健康な猫は異臭がしません。愛猫の顔や体から「臭い」匂いを感じたらどこかに病気がある可能性が大です。猫の全身はもちろん、耳や口臭もチェックしてみてくださいね。