春の季節に多いかも?猫のアレルギーの症状や対策Q&A【後編】

By bzp00343 2017/05/20
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花粉症やアレルギー性鼻炎などは、春になるとアレルギーの症状が出やすくなりますよね。その原因は暖かくなると窓を開ける機会が増えて野外の埃や花粉が室内に入ってくるのと、細菌やカビが繁殖しやすくなるからだといいます。

そのせいで完全室内飼いの愛猫も、春や秋にはアレルギーの症状が出やすくなるとか。猫のアレルギーの症状には具体的にどんなものがあるのでしょうか。

 

■突然嘔吐するようになった


「3月に入ってから、突然愛猫のタマミが嘔吐するように。最初は食べたフードの吐き戻しだったので、食べ過ぎかな?と様子を見ていました。

しかししばらくすると胃液とともに泡を吹いたので慌てて動物病院へ連れて言ったところ、先生から「食べ物アレルギー」だと診断されました。

よく見ると目から耳のあたりの毛が薄くなっていて、それもアレルギーによる症状なのだとか。フードをアレルギー改善の療法食に変えると吐かなくなりました。」

子猫の時からずっと同じフードを食べていても、アレルギー体質の猫はアレルゲンの許容範囲を超えなければ症状が現れません。

成猫になってから突然アレルギーが発症する猫は案外多いようです。

 

■まぶたが腫れて涙が止まらなくなった


「7歳になったフータ。なぜか毎回朝起きてから30分ぐらいすると涙が止まらなくなりました。よく見ると右のまぶただけ腫れて目やにが大量に出るように。おかしいと思って動物病院を受診してアレルギーの検査をしてもらいました。

診察の結果「アレルギー性結膜炎」だと診断されましたが、いろんなタイプのアレルゲン検査をしましたが未だアレルゲンが何かはわかりません。

先生から処方された目薬をすると症状は徐々に治りますが、止めるとすぐに涙が止まらなくなります。

毎日目薬をしているとかなり回復しますが、止めるとまたすぐに再発するので、早く完治する方法を発見して欲しいです。」

アレルギーの治療には薬で症状を改善したりする他に、減感作療法というアレルギーの検査結果に基づいてその猫の免疫システムを整える「注射」を定期的に行い、体質を改善していくという治療法もあります。

時間と費用がかかりますが、薬で改善されない場合は先生に相談して他の治療法を試してみるのも方法の1つです。


いかがですか。アレルギーの治療法でよく使われるのがステロイドです。ステロイドはアレルギーの症状を抑えるのに効果がある薬ですが、副作用を心配して使わない飼い主さんも多いでしょう。
しかし獣医師はきちんと治療計画を立てて薬を処方しているはず。先生の指示通りに用法・用量を守って使えば問題は少ないといいます。

可愛い愛猫のために、飼い主は日頃から猫の様子をよく観察してみてくださいね。
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