可愛い犬や猫。しかし犬や猫は見ただけで性別が分かりませんよね。パッと見た瞬間、あなたは「この子はオスだ！」などと「オスメスの違い」が分かりますか？
猫と暮らす歴＝年齢のワタクシ。それでも猫のオスとメスの違いは「何となく」しかわかりません。しかしベテランの獣医の先生の場合、猫の顔を一目見ただけで、オス猫かメス猫かわかる人も多いとか。
オスとメスの違い。それは顔つきや体の特徴に現れます。そして動物には、本来持っているオスらしい、メスらしい性格や行動があります。
オスとメスの脳の仕組みや習性は本能から来るものなので、性別によって「性格の特徴」や「かかりやすい病気」にも違いがあるのだとか。
今回はオス猫とメス猫の見た目や行動、性格やかかりやすい病気について調べてみました。
■オス猫とメス猫の見た目の性格の違いとは
まずパッと顔を見たときの違い。1つ言えるのは、だいたいですがオス猫の方が顔が大きく、エラが張ったような顔立ちをしています。
ヒゲの長さもオス猫の方が比較的長め。そしてメス猫はオス猫よりも顔が小さいので、その分目が大きくぱっちり見えるそうです。
オス猫の方が体が大きく筋肉質なのに比べ、メス猫はややほっそりしてしなやかな印象があります。そして皮膚の感触もメス猫の方が柔らかいとか。
また、一般的にオス猫とメス猫を比べると、オス猫の方が尻尾が長くて太いという報告もあります。
体が大きく、ヒゲが長めで手足が太い、ややエラの張った大きめの顔の猫はオス猫、そして体が小さめでほっそりした体系で目がぱっちりした小顔の猫はだいたいがメス猫、と覚えておくと良いでしょう。
■オス猫とメス猫の行動の違いとは
オス猫とメス猫を比べると、メス猫に比べてオス猫の方が物音や動きに敏感で、行動も活発だといいます。
性格はオス猫の方が好奇心が強く、テリトリーを大切にします。オス猫は縄張りも広く持ちたがるために活動も広範囲になるはず。
そしてメス猫の方は行動範囲が狭く、のんびり屋です。オス猫に比べて警戒心が強く、動きもゆったりする傾向があるようです。
もちろん元気一杯のメス猫はいますし、オス猫でも縄張りにこだわらない猫もいるはずです。猫の行動は年齢や猫種によっても変わりますから、あくまで参考として頭に入れておいて下さいね。
■オス猫とメス猫の性格の違いとは
ごく一般的な見方ですが、オス猫はメス猫に比べて甘えん坊で愛情表現がストレートな猫が多いといいます。
オス猫は縄張り意識が強い反面、自分の縄張りから追い出されることに抵抗を持ち、外の世界を怖がる傾向があるとか。いつまでも母猫にまとわりついて親離れしないのはオス猫あるあるかも？
そしてメス猫の性格は一言で言うと「しっかり者」だそう。オス猫は単純で衝動的ですが、メス猫の方は冷静で慎重な性格の猫が多いと言われています。
メス猫は子供を産むと、自分が産んだ娘や他のメス猫と共同作業で子育てをします。そのためグループで行動することもあるので、協調性や優しさはメス猫の方が上だと言う意見も。
そしてこれは個人的な意見ですが、オス同士では喧嘩はよく見ますが、メス猫同士の場合喧嘩はあまりないのではないでしょうか。
■オス猫とメス猫のかかりやすい病気とは
オスメスを問わず、猫がかかりやすい病気があります。それは腎臓疾患、中でも膀胱や尿道に結石ができる「尿石症」には気をつけましょう。
この尿石症は排尿障害が出ることで有名な病気ですが、この病気になると、オス猫の方が悪化することがあるとか。理由は尿道の長さに関連があるようです。
そしてメス猫の場合は、オスよりも生殖器系の病気になる可能性があります。シニアの猫がかかりやすい乳腺腫瘍や、出産した猫がかかりやすい乳腺炎など。メス猫と暮らしている方は知っておいた方が安心です。
いかがですか。オス猫とメス猫の違いがわかって頂けたでしょうか。結構違いが大きいオス猫とメス猫。しかし避妊、去勢をすると、顔つきの違いや行動の差はわかりにくくなるそうです。その理由は、オスとメスの違いはホルモンが関係しているからかも知れません。
しかしオスでもメスでも自分にとって愛する相棒であることには違いはありません。目の前にいるあなたの猫は、オスメス関係なく愛しい存在ですよね。