二匹目の猫を迎えたい!(=^ェ^=)先住猫と新入り猫を仲良くさせる秘訣とは

我が家の愛猫は現在1匹。7歳のオス猫、カイトは毎朝私の後を追いかけ、抱っこをせがみ、椅子に座っているとまるで「ケチャップのしみ」のようの胸にべったりとくっついて来ます。
絶対に私を「自分専用の動く座布団」または「ちょっと大きめの猫」だと思っているはず。
可愛いです。確かに。しかしこれではゼンゼン仕事ができません。どうしてこんなにくっついて来るの?もしかして1匹だから寂しいのかも?
「犬や猫は複数で生活するのが自然界の基本。できれば二匹以上で飼うことが望ましい。」
と語っているのは自閉症の動物学者のテンプル・グランディン。でも猫は孤高のハンターだと言われています。猫の祖先、リビヤヤマネコは、砂漠で単独で生活していたはず。
しかし現在の猫を見る限り、あまり孤独な生活を好んでいるようには見えません。人間と一緒に狭い空間で生活する限り、確かに猫は「仲間」が欲しいのかもしれませんね。
今回は、二匹目の猫を迎えたい時、先住猫と新入り猫を上手にご対面させるコツをご紹介しましょう。
■先住猫を優先しよう
まずいきなり室内で先住猫と新入り猫を対面させるのは危険です。臆病な猫はいきなり自分のテリトリー(縄張り)に知らない猫がいると警戒したり威嚇する可能性があります。
二匹目の猫と対面するときは、最初はフェイスtoフェイスよりも、猫は「匂い」でまず相手と知り合いたい動物。
新入り猫はケージに入れ、最初は飼い主が先住猫を抱っこして、ケージにいる新入り猫にご対面させて下さい。
この時先住猫が新入り猫を威嚇したり唸っても怒ってはいけません。あくまでも先住猫を優先して扱いましょう。
先住猫を室内に放すと、新入り猫の周りをぐるぐる回ったり、匂いをかいで状況を判断しようとするはず。
まずは先住猫の気がすむまで好きなようにさせてあげましょう。
新入り猫がどんなに可愛くても、最初のうちは「先住猫優先」を心がけましょう。飼い主が何気なく新入り猫を抱っこするだけで、やきもちを焼いて体調を悪くしてしまうかも。
先住猫と新入り猫のご対面をさせた時は、いつも以上に先住猫を可愛がって優先することが、二匹目の猫を迎える時のポイントです。
■喧嘩をした時の「逃げ場」を作っておこう
先住猫と新入り猫。二匹目の猫を迎える時、最初は喧嘩をしょっちゅうする可能性があります。まずは部屋の中に、お互いに距離が保てるように、「逃げ場」を作ってあげましょう。
子猫VS成猫の場合、子猫の「逃げ場」は成猫が入れないような狭い隙間を部屋の数カ所に意識的に作ってあげる、成猫には家具の上など、子猫が登れない高い場所に「逃げ場」を作ってあげましょう。
この時、先住猫の「逃げ場」の場所を新入り猫よりも「高い場所」に作るのがコツ。猫は高い場所にいる猫の方が精神的優位を保つ動物だと言われています。
■二匹目の猫のメディカルケアをする
二匹目の猫を迎える時、まずやっておきたいのが猫の健康管理。これは基本です。万が一猫エイズにかかっていた場合、猫同士で喧嘩などをした場合、相手の猫に感染する恐れがあります。
二匹目の猫を迎える時、相手が野良猫だった場合はノミ、マダニがいる可能性が大。駆除する薬をつけないと大変です。どんなに健康そうに見える猫だったとしても、動物病院で健康診断をしてもらいましょう。
猫は自分の環境が変わることを嫌います。二匹目の猫を迎えたら、先住猫の方が食欲がなくなった、体調を崩した、という話も聞きます。二匹目の猫のメディカルケアをするついでに、先住猫の健康チェックもしてもらうと安心ですね。
■最後に
いかがですか。二匹目の猫を家に迎える時。一番大切なのはお互いの「匂い」に慣れさせること。最初に対面させる前に、相手の匂いのついたタオルなどの匂いを与えたり、先住猫が入れない場所を用意して、そこで新入り猫を隔離してしばらく飼うなど工夫が必要です。
一番怖いのは猫同士の「相性」もありますが「感染症予防」も大切。二匹目の猫を迎える時は、猫同士で感染する病気をお互いの猫が持っていないか、健康チェックをすることが1番大切なポイントです。
我が家の場合、愛猫カイトは大の猫嫌い。自分は猫じゃないと思っているのか、外の猫をベランダから見ただけですっ飛んで逃げます。猫によっては二匹目の猫を迎えない方が良い場合もあります。愛猫の性格をよく考えることも大切ですね。