野良猫と飼い猫の違いはここでわかる!飼い猫と人間が絆が深い理由とは

By bzp00343
野良猫と飼い猫の違いはここでわかる!飼い猫と人間が絆が深い理由とは
この読みものに付けられたタグ 知識
道端でばったり猫と遭遇した時。その猫が、

「野良猫か飼い猫か」

見分ける方法があります。あなたは知っていましたか?

飼い猫の場合、お腹が空いていれば、人間に向かって

「にゃ~ん」

と可愛く鳴く可能性が大。人懐こい猫ならスリスリしてくるかも知れません。そして野良猫は、近くまで来ることはあるかも知れませんが決して人間に対して鳴いたりはしないはずです。

猫はもともと仲間同士でも鳴き声を出してコミュニケーションは取りません。猫が鳴くのは子猫時代に母猫を呼ぶ場合と、発情期のごくわずかな時だけ。

野良猫と飼い猫の最大の違い、それは人に対して鳴くか鳴かないかかも?それでは飼い猫は飼い主になぜそれほど絆が深いのか、調べてみました。
 

■飼い主と絆が強いと猫は「子猫」気分が抜けない



 


過酷な外の環境で生きている野良猫は、自分で餌を取れるようになると、情け容赦なく母猫のナワバリから追い出されてしまいます。(これはオスの子猫のみ。メスの子猫はそばに置いておくこともあります)

野良猫として生きる猫たちは、本当はまだ甘えていたいのに、母猫に威嚇されて仕方なく独立するのです。

しかし飼い猫の場合は、飼い主がいつまでもそばにいて可愛がってくれます。悪くいえば、猫の大人になる機会を奪い、子猫気分のまま成長させてしまうのです。

問題行動を起こす飼い猫に多い「分離不安」は、飼い主に始終ニャーニャーと泣いてまとわりつきます。これは生まれて間も無く母猫から引き離された「愛着障害」が原因だという説もあります。

飼い主と絆が強いと、飼い猫は「子猫」気分が抜けない、まるで親離れできないニートのような猫に育ってしまうのかも知れません。

果たしてそれが飼い猫にとって幸せかどうかはわかりませんが、(人間の子供なら問題ですが)飼い猫は大きくなっても子猫のような行動を取るのはそのせいだと言えるでしょう。まさに猫だから許す、許せる行動ですよね。

 

■猫が「子猫気分」の時の行動とは
 

下記の3つ、あなたの愛猫がしょっちゅうやっていませんか?飼い猫がこんなことをするときは、完全に飼い主を「母猫」もしくは「兄弟猫」だと思っていると考えられています。子猫モードになっている証拠です。

突然噛み付く:子猫同士の「遊ぼうよ!」のサインは突然相手に噛み付いたりじゃれたりすること。飼い主の手にいきなり噛み付くときは、遊びたい合図ですから、猫じゃらしなどで遊んであげると喜びます。
 
●飼い主の後をついて回る:飼い主が何かをしている後ろをついて回る行為は、子猫同士の「つるみグセ」です。兄弟猫のうち、誰かが何かを始めたら、みんなで参加するのは子猫の特徴です。
 
●よく鳴く:病気や怪我ではないのに、意味もなく鳴いているときは、母猫に甘えたい子猫モードの時です。


子猫は母猫に「ここにいるよ」と知らせたいときにもよく鳴きます。成猫が飼い主に向かってかわいい小さな声で鳴くとしたら、それは「甘え鳴き」。何かやってほしいことがあるのかも知れません。(おやつのおねだりかも知れませんが)

 

■猫の知能はどれくらい?


いつまでも子猫気分の抜けない飼い猫。同じペットでも、犬の場合は成犬になると飼い主の役に立とうと色々芸を覚えて仕事をしたりできますが、飼い猫は大人になってもあまり役に立たない自宅警備員。

性格も大きくなってもあまり子猫時代と変わらないような。もしかして、猫って知能が低いのかしら。。。

とんでもありません。猫の知能は犬とほぼ同じくらいです。体重に対して脳の重さを調べる「脳化指数」ですが、この値が高ければ知能が高いと言います。

人間の脳化指数は平均0,89ですが、犬は0,14、猫は0,12とほぼ変わりません。やろうと思えば、飼い猫だって犬のように物事を記憶して働けるはずです。

 

■最後に


猫は1万年も前から人間と暮らしている動物。人間と暮らす動物のなかで、猫だけが唯一「人間を飼い慣らした」動物だといわれています。

飼い猫にとって飼い主はやっぱり下僕?そうじゃないかと思ってはいましたが。。。

しかし知能は犬と変わらないのに、飼い猫はなぜ犬のように役に立つ行動ができないのでしょうか?

その答えは猫が「やりたくないから」。飼い猫はあくまでも自分が主体。犬のように飼い主を喜ばそうとして行動することはあまり(もしかしたらゼンゼン)ないようです。。。

しかしそこがかわいい!と萌える飼い主もいますから、飼い主と飼い猫の絆は、今後ますます深くなるかも知れませんね。
この読みものに付けられたタグ 知識

最近の記事

Recent Article
  • 暮らし
  • 健康
  • 知識