猫は天才的な「人たらし」?😼猫に学ぶ「人を操る心理テクニック」とは

By bzp00343 2017/01/26
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「猫は知らず知らずのうちに我が家の一員になる『自己家畜化』する珍しい動物だ。」

と語っているのは「猫のしくみ」と言う本を書いたアキフ・ピリンチ&ロルフ・デーゲン。

うーん、確かにそうかも知れません。人間が猫を選ぶと言うよりは、猫の方が

「こいつにするニャ!」

と狙いを定めて近づいてくるような気がしませんか?

「猫を飼う人の6割が衝動的に猫を飼い始める」

と言う報告もありますから、「猫を飼いたい」と言う人よりも、「いきなり猫に出会ってしまった」と言う運命の一目惚れで飼い始める人が多いのも頷けます。

あなたの愛猫との出会いはどうでしたか?会った瞬間、すぐに猫にメロメロになってしまったのでは?

もしかすると、猫は天才的な「人たらし」なのかも知れません。今回は、猫が無意識にやっているであろう「人を操る心理テクニック」をご紹介しましょう。

 

■相手を振り回す「ダブルバインド」


ダブルバインドとは、「言葉はイエスでも態度はノー」、と言うような矛盾する2つのメッセージを同時に提示し、相手を混乱させつつ虜にしてしまうと言うテクニック。

よく「魔性の女」と言われる女優などはこのテクニックを上手く使っているそうです。

よく言われる猫の代名詞が「ツンデレ」。猫はとても気まぐれです。甘えているかと思うと突然プイッとどこかに行ってしまうのが猫という生き物。

天使の寝顔と悪魔のようないたずらをする二面性が猫の魅力でもありますよね。

 

■達成されない「ツァイガルニク効果」


ご飯を出すとほぼ1分足らずで食べ終わってしまう保護犬のぽんちゃんとくーちゃん。しかし猫のカイトはご飯を完食することはほとんどありません。

ほぼ100%、毎回ご飯を残します。昨日まで喜んでいたおやつをなぜか今日は見向きもしない、ということもしばしば。

犬に比べて猫のご飯の選び方に悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。

しかし実はこれ、猫が具合が悪かったり、ご飯が気に入らないわけではなく(病気の場合もありますが)食べ残すのは単に猫の習性によるもの。

猫はとてもマイペース。ご飯を残すことで飼い主に心配させ、猫への愛情を確認させているのかも。
実はこれが「ツァイガルニク効果」というテクニック。「ツァイガルニク効果」とは

「達成できなかった目標は記憶に残りやすい」

という人間の脳の習性を利用しているテクニックです。

「続きはwebで!」

と言われるとついつい検索してしまうように、途中で切断されると相手に強烈な印象を残します。

思わせぶりな態度を取られると相手が気になる、「次回へ続く」と言われると次が待ち遠しくなるのはこの「ツァイガルニク効果」が働いているから。

猫は気まぐれな態度で飼い主を翻弄します。猫の行動をよく観察すると、この「ツァイガルニク効果」が当てはまることが結構あるのではないでしょうか。


いかがですか。猫の「人たらし」のテクニック。他にも家族の中であなたの膝にだけ乗るという猫は、「ハード・トゥ・ゲット・テクニック」という特別扱いして気持ちを釘付けにするというテクニックが使われています。

知らず知らずのうちに、あなたも猫にとって「都合の良い人間」に改良されているのかも知れませんよ。。。
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